プロフィール

【会の生い立ちと概要】
 半田ファミリー山の会は、198112月に創立されました。当初は、半田市を中心に、小さな子どもたちをかかえた若いお母さんたちばかり6名が集まってスタートしたのですが、現在では知多半島周辺の仲間たちも含めて会員約60名、今年で25周年を迎えます。
 男女比はほぼ同じ(力関係では女性のパワーが勝っています)。四季を問わず、山歩き、縦走、岩登り、沢登りなどジャンルを問わず、国内外を問わず、あちこちの山に登っています。

【労山に加盟しています】

 会が発足するまでに、会の作り方から運営、登山の基礎的な知識・技術など愛知県勤労者山岳連盟(略称:労山愛知県連。28団体約1,500名)に指導や援助をいただきました。発足時には、“県連盟に加盟することも加盟しないことも自由だよ”という選択肢を与えられましたが、会員の総意で県連盟加盟を決め、現在まで愛知県勤労者山岳連盟の加盟団体として活動を続けています。

【山に登る動機はさまざま。半田ファミリーの考え方】

 登山の動機は、自然に親しみたい、眺望がすばらしい、草花を見たい、達成感や充実感を味わいたい、健康維持のために、仲間がいるから、などなど・・・・・・人さまざまですが、そうした登山から受け止める「結果」は、山が与えてくれるのでも、誰かが与えてくれるのでもなく、自然に働きかけをした登山者自身の感性の反映です。それは、自分自身の要求と責任においておこなわれるもの。でも、山で事故を起こしたり、命を失ってしまったりしては、そうした自然のすばらしさを受け止めることも、自分で責任をとることもできません。半田ファミリーの合言葉は「ひとりひとりが主人公」「みんながリーダーになろう」です。これは、会に入ったら、自分の「行きたい山に」「誰かが」「連れていってくれる」のではなく、「目標を実現するために」「自分のちからで、計画から下山まで実行できる」登山者になろうということです。「行きたい」のと「行ける」のとは違うことをしっかり認識して、いつかは自分の目標を実現できるように、「学びあい、育ちあおう」というのが、会の基本的な考え方です。最初は誰でも初心者。でも「登りたい」という気持ちと、それを実現していくんだという気持ちさえあれば、誰でも会員になれます。

【会の登山】

@定例山行・・・・・・毎月一回、会で計画する山行です。四季おりおり、その時々に必要な知識・技術を身につけることも含めて、バラエティーに富んだ登山が計画されます。ただし、6月(鈴鹿・御在所岳/清掃登山)、9月(県内の山々/清掃登山)、11月(鈴鹿・入道岳/記念登山)は、一般の人たちにも参加を呼びかけて実施する公開登山を行うことに決められています。
A合宿・・・・・・春、夏、冬、年間三回の合宿がおこなわれます。春は北・南アルプス、八ヶ岳や鈴鹿、大峰、比良など。夏は南北アルプスを中心とした縦走を主に。冬は南北アルプス、八ヶ岳など。10周年の時には、春合宿の期間を利用して、台湾の玉山に17名が、20周年の時には夏にヨーロッパ・アルプスのブライトホルンに11名が登りました。
Bその他の登山活動・・・・・・合宿や毎月の定例山行の間に、会員同士が声をかけあって計画・実施する山行に個人山行、グループ山行があります。山歩きから縦走、沢登り、岩登り、トレッキング、海外登山まで形態はさまざま。山域も四季を問わず、県内のハイキングコースから自然歩道、鈴鹿、アルプスなどを中心に、まあ、よく行くわというくらい多彩で精力的な登山活動がおこなわれています。
 ※山行は許可制ではありませんが、無届山行は、どんな場合でも一切認められていません。また、単独登山については、可能な限り避けることを原則としています。安全を第一に考えながら、これまで会の中で確認されてきた山行の最低限のルールです。
【会の行事】
@総会・・・・・・年一回、3月の第二日曜日に開かれます。会の過去一年間の活動を振り返り、これから一年間の活動方針を会員の総意で確認するとともに、予算・決算の討議、役員選挙などをおこないます。原則として、会員全員が出席する義務を負っています。
A例会・・・・・・毎月第三、もしくは第4水曜日に午後7時半から半田市の雁宿ホールで開きます。会員が月一回、みんなで集まって、山行の報告や計画、会の運営や行事などについて話し合います。
B教育セミナー・・・・・・毎月第二水曜日午後7時半から、を基本に半田市の雁宿ホールで。その時々に必要なテーマを決めて、会員が講師となり、登山の基礎知識・技術、理念などについて学びます。
C運営委員会、専門部会など・・・・・・会には遭対・山行管理、教育、自然保護、機関紙(誌)などの専門部があります。会員はいずれかに所属することになっています。専門部はそれぞれ独自に安全対策、会員の教育活動、自然保護などの活動に取り組んでいますが、その専門部長と会長、副会長、事務局長、事務局次長、運営委員とで構成され、会の運営や取り組みなどについて責任を負っているのが運営委員会です。

【機関紙・誌】

 会の活動の中で大切にされているのが機関紙です。名称は『もみのき』。会と会員、会員と会員を結びつけ、会の動き、会員の動きを知らせる血管のような役割を果たしています。山に入れば記録をとるのが当たり前、下山すれば報告を書くのが当たり前という会風の中で、会創立以来、毎月欠かさず発行し続けてきました。『もみのき』は、会員だけでなく、会の外にもファンを持っています。会報の水準は会活動の水準に比例するといわれます。いわば会の「顔」です。
 また、もうひとつ、年間の会の活動をまとめたものが機関誌『ごんぎつね』です。『もみのき』をしんぶんとすれば、こちらは年報。会員がひとつずつ積み重ねた足跡をたんねんに会の財産として記録にとどめています。

入会のご案内

【入会について】
 会則に賛同し、会のルールを守ることができる人であれば、年齢(ただし、高校生もしくは15歳以下は家族会員として登録しますが、正会員にはなれません)、性別、経験の有無を問わず、誰でも入会できます。会のルールとは、『会則』および会則以外に定められている『山行管理規程』、これまで会が作り上げてきた会風、不文律などのことを言います。

【会費、その他】

@会費:月額一人1,000円。3ヶ月以上前納です。ただし、同一家族の場合には、ひとり増えるごとに月額500円(例:夫婦の場合、二人で月額1,500円)。会費のうち、ひとり月額300円は、県連盟費として県連盟に納入されます。それ以外の会費や雑収入が事務所費や日常の会運営にあてられています。
A入会金(入会時のみ):ひとり2,000円。
B遭対基金:万一事故を起こした場合、怪我などの保障はもちろんですが、捜索・救助などにかかった費用を重点的に救済しようという労山独自の共済制度です。加入金(加入時のみ)500円、払込金(掛け捨て)年間11,000円。1口から最高10口まで加入することができますが、会の基準は5口としています。

【連絡方法】

メールにてご連絡ください。
また、例会・教育セミナーに直接お越しいただいても結構です。
(通常、半田福祉文化会館雁宿ホール)で行っています)。



半田ファミリー山の会創立趣意書

半田ファミリー山の会会則

半田ファミリー山の会山行管理規定



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