安全登山のために
        No,56
登山計画書                                   孝 K

 

登山を始めて2年、半田ファミリー山の会に入り1年が経ちました。山の会に入ってからは岩登り、沢登り、冬山と活動範囲も一気に広がりましたが、一度も怪我無く下山できている理由は?と考えた時の答えは「経験豊かなベテランと一緒に山に行っている」ことだと思っています。これまでの山行を振り替えると、ベテランの人たちは事前準備がとにかくしっかりしています。山の選定、ルートの選定、装備、一日の行動予定、エスケープルートなど全て検討されています。しかし僕みたいな経験が浅い人にももれなく山行計画を検討できるツールがあることをご存知でしょうか。それは登山計画書です!登山計画書をしっかり書けば漏れなくベテランと同等に検討できることに気付きます。つまり経験の浅い人でも登山計画書を漏れなく書けば山でのトラブルが回避できて安全登山につながるのです。しかもその計画書は第3者にチェックしてもらえるのでさらに安心です。これに気付いたのは、私は自分で行きたい山はたくさんあるのですが、経験が浅いためになかなか行けるリーダーとタイミングが合わないためです。それではということで行きたい山はまずは計画書を作るということをしたためです。最初は不十分でも書くだけでなんとなくわかってきます。概念図をかくために地形図をみます。一日の予定を考えるためにコースタイムやルート登山口などどんどん自主的に調べるようになります。そうするとまた知識が着いて次の計画書が書きやすくなります。計画書を書けば好きな山にいけるようになりまた安全対策になると考えます。こんな感じですでにかなりの枚数の計画書が手元に完成しています。これをもとに夏には安全な山行がしたいと思っています。

 

 

2013年1月に行った厳冬期西穂高岳。いつか自分の力で安全に行きたい