安全登山のために
        No,30

 

危険予知

久美Y

 まさか自分の頭の上に落石が当たるなんて、夢にも思っていなかったことが、現実となった。

4年前、16名での春合宿は山梨県の御坂山塊で富士山を見ながらの登山です。

とっても楽しみにしていた山で、事故が起こるまでは、とても充実していました。

 

 春合宿最終日の朝、十二ケ岳山頂直下の岩場でザイル確保の順番待ち。

私の順番が来て、一歩足を掛けた瞬間、音もなく私の頭の上に落石が直撃。

引き続きOさんも落石を受けた。

 CLおよび皆さんの的確な応急処置と病院への手配、全員一丸となって協力して下さったことは、とても感謝しています。

 幸い頭髪の中、12針で回復しました。

 

危険予知については2つの油断があったと反省しています。

@    その日だけ帽子を被っていなかった。(帽子を被っていたら、傷はもっと浅かったと思います。)

A    多人数で岩場の順番を待つときは、感覚を開けて前の様子を見ながら待つ。

 

 皆さんに大変ご迷惑、ご心配をお掛けしました、私の痛い体験でした。