安全登山のために
        No,34

 

安全に下山する事が最優先事項       彰Y

 

清々しい空気に抜けるような真っ青な空。雄大な景色を目の前にすると、それまでの苦労も吹き飛びます。山頂に立った時の達成感は、日常では味わえない感動の瞬間です。

そんな登山も、安全に下山できてこその話し。もし、怪我でもしたら・・・。そう思うと、日ごろから無事に下山する事の意味を、今一度思い起こす必要があると思います。

普段、山の中を歩く時には、“ここは滑りやすそう”、 “ここに足を置いたらマズイかな”、などど、考えながら足を運ぶようにしています。そうして慎重にしていても、あっ・・・!と思う事が山にはあると思っています。危険かも?と疑う慎重さを持つように心掛けています。

登山へ出かける前の準備として、必要な装備や食料を用意したり、体調を整えておく事はもちろん大切ですが、まず、目指す山が自分の力量に合った場所かどうか、という事も重要に思います。自分の体力や経験に合った山を選び、無理のない予定を組む事も大切です。ルートや危険箇所の確認、避難小屋の箇所や営業時期、気象情報にも注意を払わなければならないでしょう。会に入会していると“みんなと一緒”という安心感から、準備がおろそかになるかもしれませんが、本来なら、自分一人でも踏破できるくらいの前準備が必要なんだろうと思います。どんな危険が待っているかもしれません。考えられる、あらゆる状況に対応できるだけの準備が、メンバーすべての人が出来たとしたら・・・。

万が一の状況にも、冷静に対処できるのかもしれません。

ですが、これはあくまでも理想論で、実際には私もまだまだ準備が不十分だな、と感じる事が多いです。

一つ一つ経験を重ねながら、また先輩方にいろいろ教えて頂きながら、少しづつ理想に近づけたら、と思っております。

安全に下山する事 これが最優先事項です☆