洋介S
山にも温泉にも拘りのない私にとって、このお題ほど似合わないものはない。ただ、この山と温泉と言う言葉のイメージから浮かぶことを記してみます。
今から四半世紀前20代の頃、予定のないGWを潰すため連れとバイクでツーリングすることを思い立ちました。目的も計画もお金もなく、南に向かいました。淡路島、讃岐うどん、道後温泉、佐田岬から関さばの上を通り、阿蘇、日南、桜島を横切り薩摩半島を南下、南下、なんとそこには圧倒的な存在感と秀麗な容姿を備えた開聞岳が、青空を背景に緑樹の固まりが、目に入りました。山裾に走り寄り見上げ、いやはや素晴らしい山。でもこれ以上近寄れず、ラーメンを食べ撤退。また来たい。
30代になり、女房の父方の実家のある熊本に墓参りにいくことになりました。もちろんついでに開聞岳に行くことを提案しました。レンタカーに乗りバイクと同じコースを走りました。前と同じ圧倒的な存在感と秀麗な容姿。・・・ここでやっと温泉がでます。指宿温泉の砂風呂です。熱い厚い砂の重圧感とその後の開放感が、良い。また来たい。
40代になり、たまたまの鹿児島出張、翌日に休みをとりやはり南下。途中、知覧特攻平和会館に寄り、何とも言えない・・・。今回は枕崎サイドで開聞岳に近づくことにしました。良い良い。東シナ海に接する海岸に降り見る。酔い酔い、天下の名山。また来たい。
今50代。開聞岳は登ることができる、と知りました。登って砂風呂に入り酔っぱらいたい。待ってて、下さい。後ご期待。