南アルプス
黒法師岳(2067.4m)・バラ谷ノ頭(1909m)
〔日程〕 2007年11月07日(水)〜08日(木)(1泊2日)
〔目的〕 ]印三角点に登る
〔ルート〕 戸中川林道中小屋ゲート〜戸中川林道〜等高尾根登山口〜等高尾根〜主稜線出合〜黒法師岳〜バラ谷ノコルピストン
〔メンバー〕 3名
〔概要〕 黒法師岳(くろぼうしがたけ)は南アルプス深南部に位置し、標高2067.4m。山頂には]印の一等三角点が設置されていることで知られている。
〔記録〕
<11月07日(水)晴れ>
05:00 阿久比発 東名浜松酉・R152・水窪町・戸中川 林道走行。
08:50 中小屋ゲート着
09:05 発・山は錦秋に映えている。木材搬出工事中。声を掛け通行許可を得る。
10:10 林道4km表示地点・休憩
10:15 発・崩落防止ネット張替え工事中。声を掛け通行許可を得る。林道に向かって幾つもの沢が落ちている。降雨時は鉄砲水となりそうだ。(尾根に取り付くと水場は無いからここで確保する必妻がある。)
10:55 等高尾根登山口・通過。いよいよ、等高尾根へ登高開始。尾根まで下草刈払われていた。15分ほどで尾根に出る。やせ尾根でトレースは、はっきりしている。小ピーク(1257m)から長い急登が始まる。尾根は広くなり、樹林が続き展望は望めない。
11:50 急登途中で休憩
12:00 発・1520m付近傾斜緩やか。枯れ笹の中にヌタ場が数簡所。大きく表土を掻きむした跡が新鮮だ。ぶら下げている、熊よけ鈴の効果が気になる。
13:05 主稜線直下(1850m付近)・休憩
13:15 発・樹林の中からパッと明るい主稜線に飛び出す。
13:35 主稜線出合・通過(等高尾根・丸盆岳・黒法師岳案内桂あり) 膝丈の笹が続く稜線の先に、黒法師岳が見える。稜線からの眺望は良い。黒法師岳北面のザレ場を横切り、崩落している縁を登れば山頂だ。
14:05 黒法師岳山頂着(丸盆岳・バラ谷の頭 案内柱あり)ザックデポして、黒法師岳三角点へ向かう。
14:08 黒法師岳]三角点(2067)にタッチ。山頂は樹木に囲まれた笹原。水さえあれば幕営に最適。
14:11 丸盆岳バラ谷の頭分岐へ戻る。
14:16 発・ザックを背に笹を掻き分け急下降。
14:30 バラ谷着 ザックをデポして、水場の探索開始。空ボトルを手に、笹原を探すこと43分、バラ谷山のコルで立木に「水」の表示板を見つけた。
15:15 水場着(コルから≒70m下る)
15:40 ザックデポ位置へ戻る。バラ谷の頭(1909m)の東に幕営。周辺にはヌタ場も木に爪痕も見られるが足跡は鹿のもの?爪痕は最近のものではない?ようだ。
19:20 就寝・真夜中、雲ひとつ無く、星が輝く。黒法師が黒いモンスターのごとく巨体をドッシリ据えている。風が時折笹を鳴らすだけ、静かな夜がける。朝方、鹿の鳴き声が聞こえた。
<11月08日(木)快晴>
05:20 起床・朝食・テント撤収。うっすら霜が下りたが寒くはない。
06:40 発・黒法師岳への急登を笹に掴まりながら詰める。ここを登れば後は下りのみ、登りは無い。
07:10 黒法師岳・通過 昨日は見えなかったが、今日は逆光の富士が黒い姿を見せている。丸盆岳は目の前だ。
07:40 主稜線出合・休憩
07:50 発・等高尾根下降開始。何処でも下れそうな尾根。落葉がトレースを隠し迷いそう。
08:45 休憩
08:55 発
09:35 林道に出る。等高尾根登山口・通過 丸盆岳、鎌ナギ、大呂場山を仰ぐ。
10:35 林道・休憩
10:45 発・今日は工事箇所に見張りがいない。上方から間断なく落石が続いている。上方へ向かって大声で通過したい旨叫び、作業を中断してもらう。
11:27 中小屋ゲート着 今日は4組のパーティーに会った。昨日はゼロ。いずれも軽装備。二組は丸盆岳へ行くといっていた。
11:40 発・一路阿久比へ。
記録:S