中越  浅草岳1585.5m)守門岳1537.3m)

   

<瑞々しいヒメサユリの群落>

<緑と白のコントラストが美しかった、守門岳からの降り>

 

目的:ヒメサユリの咲く山に登る。

山行日:2,011年7月6日(水)夜―8日(金)

メンバー Lリーダー: 良T 他4名

 

思わず口から                 良T

目的のヒメサユリは可愛らしく美しく咲いていたのだ。浅草岳でも守門岳でも、初々しくピンクに咲いていたのだ。いくら登りが蒸し暑くて、私たちが汗でベッタベタになろうとも、ヒメサユリは涼しげに咲いていたのだ。浅草岳ではシラネアオイも見られ、その上品さに見惚れたし、守門岳ではニッコウキスゲのオレンジに元気をもらったのだ。

が、しか〜し、どちらも帰りが悲惨だった。浅草岳は荒れていたし、守門岳はグッチャグチャ。どれくらい悲惨だったか。“ヒメサユリ♪ヒメサユリ♪”と口ずさんでいたのが、気付いてみたら“ヒサメユリ(氷雨ユリ)”などと口走っていたのだ。自分で言って、驚いた。「そんなに辛かったんだ。かわいそう〜。」とは誰も思ってくれず、「早く歩けっ!」って蹴飛ばされた(ような気がした)。そんなこんなだったけど、ヒメサユリ街道、やっぱり行って良かったです!

大岳の ヒメサユリ      山中宮子 

妙高SAにてテント泊し、早朝に浅草岳へ向かった。新潟の7日は曇りの予報、なんとか降られなかったが、山は、とても暑かった。今回初めて冷感持続スカーフとバンダナを付けて歩いた。バンダナは汗を受け止めてくれているので、よかったように思うが、首に巻いたスカーフはぐるぐると動いて使いにくかった。歩き始めて、アスファルト道すぐから多くの花が見られて足取りが軽かった。桜ソネコースから、駐車場の景色が緑の木々の間から見え、随分歩いたと驚く。浅草岳頂上近くの登山道脇には濃いピンクや薄いピンク、目的のヒメサユリが一本に一つ、二つ、・・・六つと可愛く咲いていた。天狗の庭では、心地よい風を受けて景色を眺め、ゆったりできたが、ブナソネ道の下りは急で慎重に下らなければならず疲れた。

8日の山、守門岳の登り口の駐車場に何とか着いたのだが、泊まる保久礼小屋が無い。車止めしてある先に見に行ってもらう。水と小屋はあるが湿気ていてとても泊まれない、長い間使っていないようだとの事。小屋はやめて駐車場にテントを張った。途中のJAストアーで買った材料で鍋と天ぷらを作る。おいしいエビとベーコンも戴き、大満足の夕食でした。ご馳走様でした。

夜中じゅう大雨が降って、沢がゴウゴウと音を立てていてた。どうなるかと思ったが、食事を済ませ、テント撤収する頃には雲がきれて止んでいた。

守門岳は、いきなり長い階段、昨夜の雨で水が溜まっていて滑りそう。守門は大岳近くにヒメサユリが多く咲いていた。雪渓からくる風は草原を吹きぬけ、体いっぱいに受けながら気持ちよく歩けた。下山は暑い夏のような太陽の光を受けて、赤土の窪みを避けたり、ズルズルしながら、また長い階段を慎重に下った。

両山とも花が多く綺麗だった。山菜取りは地元の人しか採ることが出来ないと看板が多く立てられているので、山の緑が汚れていない。新潟の山ありがとう。

 

  ヒメサユリの山           光田佐枝子

 梅雨のこの時期に咲くヒメサユリを見るために、遠い新潟の山へでかけた。今年の春は雪が多く、開花時期が遅れるだろうと現地に問い合わせ、この辺りだろうと予測し日程を決めた。あとはお天気を祈るのみだ。どしゃぶりの高速をひたすら走り妙高のSAで仮眠を取り浅草岳へ向かう。

新潟は程よい天気だった。丸太の階段をひたすら登って行く。2時間ほどしか眠ってない体に暑さが堪える。スイッチが入ってしまったようで汗が吹き出してきた。顔を汗が滝のように流れる。へろへろしながら稜線に出れば、すごい数のトンボが群れ飛びお陰で虫はいなかった。360度の大展望にお目当ての濃いピンクのヒメサユリが満開状態で迎えてくれた。それに大好きなシラネアオイまで見られ狂喜乱舞だ。平日なのに人がそこそこいるのも分かるなあ。普通のユリより花は小さいが可憐な花だもん。でも実はきゃしゃに見えて茎も花首もしっかりものの山の花だ。大満足の下りはすごい道だった。同じ道を降りるより違うルートの方がと思ったが、ズルズル、ニュルニュル、あれぇ〜のとんでもない道で緊張のしっぱなしの下山だった。さっき見た花園はゆめ?夢かも?

一晩中降り続いた雨は朝になって急速にあがった。丸太の階段の登山道はまるで沢のようだ。登って登って、標高はそんなに高くないのに、尾根にまっすぐつけられた登山道と蒸し暑さがシンドさを感じさせる。

稜線に出れば大岳で、昨日よりも瑞々しいヒメサユリの群落がお出迎えしてくれた。

見学ツアーもある大雪庇は面影も無いほど痩せてすっかり夏山になっていた。爽やかな草原の青雲岳を過ぎ、主峰の袴岳で大展望を楽しみ大岳へ戻る。それにしても暑い。

共装の果物が美味しい。山で食べる果物は金だ。あとは下るのみだが、短いルートを選んだはずなのに思ったより時間がかかった。

下りはまたもや、ズルズル、にゅるにゅる、あれぇ〜で、長い、長い下山になった。あんなに綺麗に咲いていたヒメサユリはまたもや夢?

 往復1100キロの遠い新潟の山。可憐なヒメサユリの咲く新潟の山は手ごわい!

 

記録:

7月6日(水) 雨

 21:30 JR半田駅発、どしゃぶりの中、ひた走る。

7月7日(木) 曇り

  2:00過ぎ、妙高SAにてテント泊。

  8:30-50 ネズモチ平P着、発、ホウチャクソウなど見ながら、林道を歩く。暑いー。

  9:30-35 サクラソネ旧登山口。

 10:06-15 よく整備された階段を登るが急登で延々と続く。風が無く暑いー。

 10:50-11:00 カヘヨノボッチ。展望よくトンボがびっくりするくらい、たくさん飛んでいる。おかげで、虫がいない。岩峰の急登を行くと前岳の肩に着く。ヒメサユリが出てくる。雪渓を踏んで稜線に出るとヒメサユリやシラネアオイ、ニッコウキスゲ。木道が出てきて池塘や花が保護されている。

 11:40 浅草岳山頂。

 11:50-12:20 天狗の庭で大休憩。湿原の中に池塘も見えて、お花はいっぱい。風もわたってくる。

 13:03-10 前岳の肩分岐からは、急な下りが続いて気が抜けない。一息つく。

 13:50 林道に出る。

 14:00 ネズモチ平P着。国民宿舎浅草荘にて温泉に入り、保久礼Pに移動する。保久礼小屋はとてもきたなく、じめじめしているので、Pにテントを張ることとする。夜中はすごく激しい雨となった。

7月8日(木)雨(朝方迄)のち曇り時々晴れ

  6:30 保久礼P発。保久礼小屋横からずっと階段が続いている。

 7:08-15 きびたき小屋。

 7:45-55 急登だし、暑い。

 8:12 不動平

 8:35-47 大岳、ヒメサユリがたくさん咲いている。本当に楚々としてきれいだ。雪渓が残っている。さわりたいよー。ガーンと下って、登り返して9:28分岐を通過する。

  9:34-40 休憩。

  9:58 青雲岳通過。

 10:14-33 袴岳山頂着。別ルートから来た人たちもいるので賑やかだ。眺めがとてもい。

 11:42-50 大岳手前で休憩。大岳から下ったところやここらあたりがヒメサユリやニッキスゲは最高だ。

 12:12 不動平。

 13:00-05 水場で休憩。

 13:30 保久礼小屋の水場で靴を洗う。階段までも長かったけれど、階段になってからも飽きるほど長かった。

 13:40 保久礼P着。温泉でさっぱりして一路半田へ。新潟は遠かった。片道600Kmくらい。21:00を過ぎてようやく帰宅出来た。<記録:清S>