鈴鹿 御在所(三ルンゼ・本谷)
<凍った三ルンゼを登る>
<本谷の下降>
氷の世界三ルンゼ・・・ 板津 彰伸
冬合宿の最終トレーニングとして御在所の三ルンゼを登り本谷を下るルートで行なってきました。雪がもっとたくさんあると思っていましたゆきは少ないもののすでに氷と岩の世界だった。
アイゼンの練習が実質的に初めてのメンバーも数名いました。凍った岩は滑りやすくみんなで声をかけあって登ることが必要でした。洞井さん斎藤君がトップを交代しザイルを6ピッチ張って三ルンゼを安全に通過した。ザイルワークの練習にもなり凍った岩場の通過の練習にもなった。
朝陽台で休憩後に本谷を降りたが、南斜面側は氷が溶けはじめていて非常に歩きづらい。
合宿前のトレーニングとしては絶好の条件だったと感じた。結構シビアな山になったと思いますが、特に今回初めての合宿に参加するメンバーががんばっていたのを頼もしく感じました。いよいよ本番の冬合宿です。腰の状態が不安定ですが頑張って行ってきます。
冬合宿TR―6御在所 洋 S
冬合宿前の最後のトレーニングは御在所の3ルンゼー本谷ルートでした。目的は岩場を歩くこと、ザイルワークを学ぶことでした。このトレーニングでアイゼンを履いて氷や雪の付いた岩を登り、降りることに(初歩的なレベルと思いますが)慣れることができました。岩は前爪で登る、アイゼンは横に向け上がると滑る、硬い雪は踏みつけてアイゼンを効かすなどを学びました。
ザイルワークはプルージックで登る練習でした。転落防止が目的であるためザイルが弛むことなく移動するという点に気を付けました。またプルージックを結ぶ時もたつかないことも注意したい。
3ルンゼ、本谷の降りのルートは初めての体験で、無我夢中で登って降りたという思いを強く感じます。気持ちにゆとりを持ち、周囲を見えるようにしないと色々な事象や変化(装備の乱れ、状況の変化、パーティの状況)を見落としてしまい失敗に繋がると感じ、反省をしました。
いよいよトレーニング終了 東洋 K
冬合宿に向けてのトレーニングも今回が最後となった。御在所三ルンゼを登り、本谷を降りるというコース、本谷は1回目のトレーニングで登った岩場でその時の印象からもかなり技術のいるコースと望みました。
登りの三ルンゼは雪は殆ど残ってはいなかったものの、登り始めてすぐに沢筋の岩場に氷がついており、アイゼンを装着。そこからはザイルを張ってプルージックでの登りが続いた。アイゼンをつけての岩場歩き初めてで前爪を使っての登りは本当に面白かったです。見た目にはほんのちょっとにしか見えない凹凸に引っ掛けるのですが思った以上に体重を預けられるのだなと思いました。
下山ルートの本谷も以前に登った祭に感じたほどには恐怖感もなく降りることができました。
今回の経験を活かし合宿本番に臨みたいと思います。
<記録>
5:30 阿久比町役場発
6:50 裏道登山口(P)
7:30 藤内小屋
8:30 藤内壁前、凍った岩場をロープを張って登る
11:10 三ルンゼ入口
11:30 三ルンゼ中間点、大休止
12:05 朝陽台
12:15 下山開始、本谷を降る
14:30 裏道登山口(P)