南アルプス 鳳凰三山
薬師岳:2780m 観音岳:2840m 地蔵岳:2764m 

 


 <火事場跡から鳳凰三山を望む>

 



<薬師岳山頂からの観音岳>

 


<日程>2013年2月9日〜11日
<目的>雪山の経験を積む
<ルート>
1日目  夜叉神峠登山口〜夜叉神峠〜杖立峠〜苺平〜南御室小屋
2日目  南御室小屋〜薬師岳〜観音岳〜地蔵岳〜観音岳〜薬師岳〜南御室小屋
3日目  南御室小屋〜苺平〜杖立峠〜夜叉神峠〜夜叉神峠登山口
<メンバー> L: 佐枝 M 他4名

 

雪山は体力、体力、体力      佐枝 M
 同じコースを、十数年前のお正月に歩いた事があった。小屋泊まりという事もあり荷物も軽かったし若かった?スタスタ歩き、スタスタ歩いて帰ってきた山だった。
 今回は厳冬期の2月。今年は雪が多いというけれど、深いところで1メートルほどの積雪だ。連休だし、関東圏の山なので入山者が多い。トレースがしっかり付いているのでワカンの出番はなくアイゼンを着け出発だ。
個人装備は極力軽量化し、共装も若者チームなので手心を加えて頂いているしで気持ちよく登って行く。天気が素晴らしく良いので夜叉神峠からは雪の南アルプスがドカーンと・・・なんてキレイなんだ。でも暑い、十五、六年前のヤッケが重い。お風呂上りのように汗びしょりになってしまった。火事場跡から次第にしんどくて、しんどくてついには初めて膝の筋肉が攣りだした。痛さにスピードは出ず、南御室までが遠く遠く感じられた。
やっとの思いで着いたテント場は、厳冬期だというのに賑わっていた。テントを張り、水を作り、暖かい鍋を食べながら、やっと体調が戻ってきたが、喉が異常に乾いて仕方なかった。翌日はすっかり体調が良くなり、富士山、白根三山、八ケ岳とぐるり360度の大展望に大感動!特に南アルプスの大きさ美しさは圧倒的な強さで迫ってくる。鈴鹿の優しい雪山もいいけれど、しんどくてもこの迫力の山をもう少し見たい。冬山は1に体力、2に体力、3に体力!すごく昔に氷雪技術で言われた言葉を思い出す。メンバーの足を引っ張りいっぱい迷惑をかけてしまった。加齢は無理だけど、体調を整え、気力、体力を付け、ヤッケも新調しようか?

 

モテ(持て)る男を目指して  東洋 K
 冬合宿・氷雪技術実技に続いての本格的な雪山山行でしたが、今回は本当にキツかったです。1日目の登山口からテント場までの6.5Hの登りでかなりバテてしまい、こんなに長い距離を重いザックを背負って歩くのは初めての体験でした。テント場についたところでは膝に手をついてしまう有り様、参加メンバーでは最年少・男ということで荷量も多めにして頂いているのに情けない限りです。
 1日目のこの疲れを2日目にもひきづってしまい、3山目の地蔵岳は目前でギブアップ...(シャリバテかもしれません)
 とはいえ、今回は冬合宿で初めての雪山テント泊を経験した際の反省点を活かしたいと臨んだ山行。テーマは「次に何をするか意識しての行動(時間配分も含め)」。3日間を通し大きな失敗はなかったと思います。
 3日間天気にも恵まれ、富士山や白根三山をはじめとする南アルプスの山々もきれいに見ることができ楽しい時間でした。次の課題は体力をつけることと歩き方・ザックの調整の仕方を身に着けることですね。

 

<記録>
2/9(土) 天候:晴れ
4:00  半田発
8:10  夜叉神峠登山口 着
8:35  夜叉神峠登山口 発
9:50  夜叉神峠小屋 休憩

10:07 発
10:18 アイゼン着用
11:18 休憩
11:25 発
12:16 休憩
12:27 発
13:00 火事場跡 休憩、好天であり白根三山が見通せる
13:13 発
14:07 苺平手前 休憩
14:20 発、ここから雪が深くなり歩くたびに足がはまる
15:18 南御室小屋テント場着 幕営

2/10(日) 天候:晴れ
5:00  起床
6:45  出発 テント場からいきなりの急登
7:05  尾根へとりつく。樹林帯を歩く
7:40  休憩
7:48  発
8:07  稜線へ出る。
8:20  薬師岳小屋 通過
8:35  薬師岳山頂 休憩
8:46  発
9:25  観音岳山頂 通過
10:40 休憩、 地蔵岳・オベリスクへは良I、孝Kの2名のみが向かう
11:40 発、稜線上は強風が吹き、まっすぐに歩くこともできない
12:56 観音岳山頂 休憩
13:04 発
13:43 薬師岳小屋 休憩
13:48 発
15:00 南御室テント場 着

2/11(月) 天候:晴れ
5:00  起床
7:08  テント撤収を終え出発
7:50  苺平 通過
8:12  火事場跡 休憩
8:21  発
9:40  夜叉神峠小屋 休憩
9:51  発
10:27 夜叉神峠登山口 着 <記録:東洋 K>