2月定例山行
鈴鹿 竜ヶ岳(1100m)
<北西風が一気に吹き込む竜ヶ岳山頂で全員集合>
<遠足尾根からの竜ヶ岳山頂>
<目的> 2013年2月17日(日)
<目的> 2月 定例山行
<ルート> 宇賀渓P〜遠足尾根〜竜ヶ岳 ピストン
<メンバー> L:板津彰伸 他 4パーティ27名
絶好の定例山行・・・ 板津 彰伸
2月の定例山行は参加者28名で鈴鹿の竜ケ岳に行ってきました。天気図を確認しても天気予報でも快晴無風の絶好の条件だったのでルンルン気分で参加しましたが、山頂での寒さは思った以上に風に吹かれてしまった(山頂から眺めると北西方向には高い山が全くないので、冷たい北西風が直接吹かれたようだ。)
マイクロバスと車2台で宇賀渓の駐車場に到着し準備させてすぐに出発する。周りに雪は全くない状態だったが林道に入ってからは、寒さのせいで凍っている場所も残っていて慎重に歩かせた。竜ケ岳のホダカ谷ルートは何回も登っていたが今回の遠足尾根ルートは良く知らないので地図でしっかりと確認する。地図からは単調な斜面の登りが続いて稜線に出るようになっている。実際に登ってみると、このルートはしっかりと整備されていた事に驚きました。
登り始めると段々雪も残っていて滑りやすい状況になってきた。サブリーダーにピッケルのブレード部でステップを作るように指示し、私と二人で足場作りをしながら10分程度登ることにした。その後アイゼンを全員につけさせて稜線をめざした。雪にアイゼンがよく効き、この音が気分を盛り上げた。高度を一気に稼ぐことができ遠足尾根の稜線に出た。
遠くに竜ケ岳の山頂(1100m)を望むことが出来た。まだまだ山頂は遠いがひざまでの柔らかい雪をかき分け楽しみながらゆるやかな稜線歩きとなり山頂を目指した。
ホダカ谷の分岐までは雪の状況では1時間以上と聞いていたのでタイムリミットの11時半までには山頂まで届くと判断して少し頑張って歩くように指示する。最後の少し急な斜面を15分程度登ると竜ヶ岳の平坦な山頂に到着した。
山頂では冬山の厳しさを今回も体験することになった。北西風が一気に吹き込んで道標にはエビのしっぽが10センチ以上になっている。4パーティー揃って写真を撮ってすぐに下山を指示。
標高50mも下ればすぐに冷たい強風もなくなり、穏やかな稜線歩きになったところで休憩とした。山頂や伊勢湾も一望でき、周りの木々の樹氷も楽しめ景色も最高で、おまけに石黒さんからの大福の御馳走もあり(私だけ2個食べた記憶はあるが・・)山頂での寒さも一気に吹き飛んだ。
雪が少なってきたが、林道までアイゼンを付けたまま歩くことにした。サブリーダーと歩いてきた地図の確認をして駐車場に到着。今回冬山が初めてのメンバーもいたが楽しんでいたように感じた。全員けがもなく絶好の雪山を楽しく登ることが出来た定例山行になった。
山行は巡礼か? 優 S
定例山行は、初級者から上級者までをミックスさせた初組み合わせのパーティーメンバーで行動するので、毎回新たな発見があり楽しい。休憩の回数やタイミング、歩く速度、習熟内容、歩行中の雰囲気はパーティーによって異なる。リーダー、サブリーダーの方は全員が無事に下山できるよう調整するのは大変なことで、メンバーも自分勝手は許されるはずもない。今回は、黙々と銀世界の中をゆっくり一歩ずつ進んでいくという場面が多く、ふと「みんなはこういう時、何を考えて歩いているのだろう。もしかしてこれは巡礼なのか、山伏への入り口か?先々四国のお遍路を歩くよりも、自分は静かな雪山を歩き続けたい…」と思った。
万全の体調で定例山行を迎えることができ、樹氷を堪能し、無事に帰宅できたことに感謝し、そして次の山行を日々の励みにしよう。次回の自分の課題は「地図読み」と「下り歩行」。
静かなときも、にぎやかな時もありのままの自分で楽しむことができる「山」をこれからも続けていきたいです。もちろん帰ったあとのお楽しみも欠かせません。
夏とは全然違う顔 真 S
竜ヶ岳は会に入る前に、夏に何度も登ったことのある山でした。山頂付近を覆った笹の一部を刈り取ったトンネルのような登山道は雪ですっかり埋まっていて、まぁ当たり前の事ですが、夏とは全然違う山の表情に感激でした。登山道の雪は思っていたより深くなく、体力的には余裕がありました。しかし今回もまたアイゼンでズボンを破く….、反省。
登り始めは急登で暑かったり、山頂付近では急に強風に吹かれて寒くなったり、体感気温の変化の幅が大きかったように思いました。団体行動なのでタイムリーに服装の切替が出来なかったり、そもそも装備を持っていなかったりで、寒い思いをしている方が何人か見られたので、慣れていない方へのフォローがもっと必要であるように思いました。
<記録>
06:00 阿久比町役場 発
07:00 宇賀渓P 着
07:30 宇賀渓P 発
07:50 登山口 通過
08:35 岩場手前 休憩、アイゼンをつけることに。
08:45 岩場 通過
09:15 稜線に出る
09:30 遠足尾根分岐 10分休憩、アップダウンが多く、長い。
場所によって雪が多く膝上まで沈む。
10:45 静ヶ岳分岐 通過、たくさんの人が山頂に向かっている。
下山する人とすれ違う。
11:10 竜ヶ岳 山頂、山頂は風が強く寒い。記念撮影をして早々に下山。
11:30 鞍部 10分休憩
12:35 遠足尾根分岐 10分休憩
13:30 林道に出る
13:50 宇賀渓P 着 【記録:裕 S】