比良 武奈ケ岳(1214.4m)
<御殿山から武奈ケ岳頂上を眺める>
<武奈ケ岳の頂上にて>
<日程> 2013年3月4日(月)
<山域> 比良
<山行目的> 雪の比良の山に登る
<ルート> 葛川〜御殿山〜ワサビ峠〜武奈ケ岳 往復
<メンバー> L:良I 他 4名
地図読みに悪戦! 優S
事前に地図を確認、山のイメージを描いてみました。書籍なども参考にして今までで一番下調べをしました。しかし、当日は現在地がわかっていなかったり、地図と目の前の景色を一致させることが困難な状況でした。登り、下りともに足元に注意して歩いていると、まわりが全く見えなくなってしまい、景色を充分に楽しむことができなかったのも残念です。でも個人山行にはじめてお誘いいただきとてもうれしく、そして楽しく、鈴鹿とは違うすてきな雪景色、樹氷を見ることもできて、とても幸せでした。今後、体力、知力の両方を向上させて、さらに楽しい山登りを目指してしてゆきたいです。
参考資料
「新版 空撮登山ガイドK北陸・近畿・中国の山々」 吉澤健暢/著 山と渓谷社 1995
「登る、比良山」草川啓三/著 ナカニシヤ出版 2012
雪が溶けるまえに 佐枝M
大変、大変!今年はいつまでも寒いので、ちょっと油断していたら急に春になってしまった。比良は少し北とはいえ標高は鈴鹿と一緒だ。前日に雨も降っているし、雪がなかったらどうしよう。もっと前に計画すれば良かったのにと思うが、比良は以外に遠いというイメージで避けていたのだ。少し前、長島の登山店へ出かけた時、隣にいた客が比良へ行くからとの会話に比良って以外に近いの??ネットで調べると関西圏の人で厳冬期にもモテモテらしい。まだまだ寒いから大丈夫と思っていたらこのざまだ。祈るような気持ちで向かったが、雪の比良が見えホッとした。
里から急な尾根に取り付き、ジグザグの道を登って行く。雪はしまりアイゼンが良く効く。稜線には樹氷が輝いている。鈴鹿ならツツジだがブナの木が多い。標高は同じくらいだが大きな雪庇もあったり、山頂手前からは木が無く雪原が広がっていてまるで高山のようだ。山頂からぐるり360度の展望を楽しみ残雪の山を楽しんだ。比良の山って近いんだ。アクセスもいいし厳冬期でも楽しめそうです。
いちばん古い山道具 加代O
比良山系・武奈ケ岳は2007年の春合宿で登った山だった。その時と重なるルートもあるけれど、新緑の頃と残雪期では全く違う山を歩いている感じがする。2週間前、雪の竜ケ岳へ登ったばかりだし、体調もまずまずで快適な山行が出来るはずだった。
明王院から始まるいきなりの急登もなんとかこなし、展望の広がる西南陵へと登ってきた。頂上はすぐそこに見えている…それなのに足が思うように上がらず、ペースが落ちた。情けないけど、それは靴の重さに耐えられなくなったからだった。22年間はき続けた年代物の皮靴の重さは3sになる。この靴は私の持っている山道具の中でもいちばん古い物で、1年にせいぜい2〜3回しか使わないからまだまだ大丈夫だと思っていたのに、私の足の方が靴についていけなくなってしまったようだ。ノロノロと足を動かしてたどり着いた武奈ケ岳の頂上は、さえぎるもののない360度の展望が広がっていた。しかし、登りよりも下る時の方が足への負担は大きかった。雪を楽しむつもりで来たこの山で苦行しているような自分がバカらしくなってくる。もうがまんするのはやめて、もっと軽い靴を買うことにしよう…。
<記録>
05:00 阿久比町役場発
05:50 土山SA(休憩20分)
07:20 葛川市民センターP着
07:40 明王院発、植林地を通り、やがて自然林の中へジグザグと入っていく。
08:20 アイゼン着用(休憩10分)、カケスの鳴き声を聞く。
09:10 846mポイント(休憩10分)、現在地の確認。高度がわかる時計と地図の両方があると安心。樹氷が素晴らしい。「雪の里」というおせんべいの砂糖のような重たい雪が木々を覆っていてとてもきれい。とけた雪が頭上から落ちてくる。
10:00 御殿山(休憩15分、西南陵が武奈ケ岳の頂上まで開け、展望が最高。ちくわを頂き、とてもおいしかった。
11:00 武奈ケ岳(休憩20分)、琵琶湖を眺めながら360度の大パノラマ、比良山地の最高峰を満喫。風のない晴天の頂上でミニカップ麺を皆で味わう。
11:50 御殿山通過
12:20 846mポイント(休憩10分)
13:15 明王院
13:45 葛川市民センターP発
16:15 阿久比町役場着 [記録:優S]