鈴鹿南部
羽黒山(291m) ・ 筆捨山(285m)
<日 程> 2013年3月11日(月)
<山 域> 鈴鹿南部
<山行目的> 新しい会員との親睦山行
<ルート > 羽黒山〜筆捨山
<メンバー> L:加代O 他3名
岩潜りにびっくり! 優S
今回の山行は低い山でしたが、3種類の地図を使用しました。2万5千分の1地形図、大まかなガイド地図、かなり詳しい状況が記された地図です。どれも必要だと感じました。迷いやすい個所で、地面に横たわった数本の枯れ枝をまたぎ、違うルートを進んでしまったケースが数回ありました。地形図だけでは修正に時間が余分にかかってしまうのではないかと感じました。間違いに気付いた時点で、リーダーひとりに任せるのではなく、皆で確認、考えることができたので、自分も自ら参加できていることを実感できました。また出発前に現場でのコンパス学習ができた事もとても有意義でした。自分自身としてはまだ理解が不十分なので、さらに学習を深めていきたいと思っています。
洞窟の岩潜りをする所では、全く予測しておらずサプライズだったので、興奮しました。体力的には楽でしたが、内容の濃い山行で、下山後のおしるこも最高においしく、マックでのおしゃべりも楽しく、充実した1日でした。
今後きつい山、ゆるい山、両方をいろいろな方と共に楽しんでいきたいです。
迷路のような山 加代O
9年前のかすかな記憶を頼りに、この複雑な山へと入った。順調に展望台に到着。そこから見える眺めだけでも、来たかいがあったと思える。そのあと尾根が分かれる所で、地図で方向を確かめ、正しいルートをとって羽黒山に出た。木々が伸びていて先程の展望岩より眺めは劣る。
そして、それから先がこの山の難しい所赤テープの先に伸びる歩きやすい尾根を何の疑いもなく進んだけれど、まもなく踏み跡があやしくなってきて、間違いに気付いた。戻ってみたら、赤テープのそばに黄テープがあって、横にそれるルートを示しているのだった。
この尾根は、これまでにも多くの人が間違って歩き、踏み跡が出来てしまったのだと思う。そんな踏み跡が何ヶ所もあって、低山ではあるけれどなかなか手ごわい山だ。が、次々と出てくる巨大な岩や変化に富んだルートで、疲れを感じることなく歩ける山でもある。
この山を経験しているのは、(たとえ9年前であっても)私ひとりなので、間違ったルートに入りこまないよう緊張して歩いたのに、やっぱり変な道に誘い込まれてしまった。それでも何とか修正して歩き通せたのは、いくつかのポイントだけは頭に残っていたからだと思う。中には迷ったまま正しいルートに戻れなくて、途中下山してしまった人もいるらしい…。
羽黒山は、地形図とトラの巻を見比べ、赤テープに頼り、時には勘も働かせてルートを探す。まるで迷路のような山です。地図読みの勉強にちょうど良い、おすすめの山。
地図読みの山 伸Y
リーダーから、筆捨山と羽黒山の資料を頂き、ネーミングにひかれ計画しました。また、新しい会員の方にも参加いただき、リーダーと皆さんのお蔭で、楽しく安全に登ることが出来ました。
筆捨山は、鈴鹿峠から東にのびる支稜上の山で、昔は岩根山と言われていた、室町時代の絵師・狩野元信が、この山を描こうとしたが、千変万化する自然に感動し、筆を捨てたという逸話が山名になったそうです。
羽黒山は、低い山だから岩場があっても大丈夫だろうと思っていたが、実際に登ってみて甘く見ていました。樹木におおわれた羽黒山の山頂までは順調だったのですが、そこから筆捨山への分岐までの稜線上で、違う尾根へ行ってしまい戻ることが何度もありました。幸いにもリーダーから詳細な案内図をもらっていたので、迷うことなく無事に分岐まで歩を進めることが出来ました。
また、羽黒山は大きな岩があちこちに突き出た山で、特に頂上からの稜線上には巨大な岩がいくつも立ちふさがり、挑戦しようとするも鋭利にとがっていて諦めて巻道へ、巻道から岩を見上げると絶壁になっていて納得を何度も繰り返しました。
筆捨山への分岐からは、良く整備されていて歩き易かったです。頂上からの眺めは、樹木におおわれていてほとんど景色は望めなっかた。その代り、下山途中の展望台は良い眺めでした。
今回の山は、低山だが地図読みの重要性を思い知らされた山でした。
<記録> 晴れ
5:55 阿久比町役場出発
6:55 亀山SA
7:20 正法寺山荘跡着
7:45 正法寺山荘跡発
8:10 展望岩
8:30 羽黒山、良い尾根道へ進みルートをまちがえる
9:05 休憩、洞窟の岩を潜る。岩尾根を進むことを試みるがやめる
10:00 分岐、上り下りを繰り返し、頂上前急登の階段がある
10:22 筆捨山、休憩、展望はきかない。
10:50 分岐
11:25 展望台
11:40 遊歩道へ出る
12:00 正法寺山荘跡着
12:40 正法寺山荘跡発
14:20 阿久比町役場着 <記録:優S>