飛騨
猪臥山(いぶしやま)1、591m
2013年3月11日(月)晴れ
メンバー; L佐枝M 他 4名
目的;飛騨の山々の展望をたのしむ
ルート;猪臥山トンネル近く登山口〜1285ヒ?ーク〜猪臥山々頂〜1285ヒ?ーク〜P
必須アイテム 佐枝M
随分前の初夏に登ったが、背丈ほどの笹薮に山頂は灌木の切り開きだったが眺めが良かった山との記憶だ。あの山頂なら雪が付いたらさぞかし眺めは良かろう。でも雪の山は天気次第なので、2回目の挑戦だ。
夏の登山口はすっかり雪の中で、雪が舞うトンネルの前に駐車し出発した。橋を越えた尾根からとりつく。雪は締まっているが落ちる。体重があれば落ちまくる。“ワカン様”の出番だ。絶大な威力を発揮するワカン様がなかったら、とても山頂に辿り着け無かっただろう。山頂に着いた頃には青空が広がり、雪稜の輝くすばらしい景色が広がっていた。帰りは南東の尾根をまっすぐでドンピシャで駐車場へ。ワカン様の威力を身を以て実感したメンバーは、すっかりワカン教?の信者になったに違いない。
ワカンの威力 一則O
今までワカンを持っていなかったし、使ったこともなかったので、計画書に記載されてはいたが準備をしなかった。
登り始めて15分。思った以上の沈み具合に閉口。ズボズボはまって抜け出せない。相当体力を消耗しながらもLに励まされ、先行のメンバーから15分遅れて尾根の取り付きへ。そこで身軽なSLのワカンを借りて登ることに。SLは身軽なため、わたしならはまって抜け出せないところでもほとんど沈まずスタスタと歩いて行く。ワカンを着けずにいたらとても歩けず途中で下山せずにはいられなかったかも・・。みなさんにご迷惑をおかけした。ごめんなさい。
というわけで、ワカンのため快適に登ることができた。深雪時や春先の雪山必須アイテムとしてワカンは是非とも加えなくては・・。
それにしても絶景の山である。好天時には360°の大パノラマ。北アルプス〜乗鞍〜御嶽〜白山・・・ほかにも高い山が見えるが悲しいかな山名がわからない。とにかくすばらしい眺めである。
飛騨清見ICから数分とアプローチもよく、天気のいい日にはおすすめの山である。
雪があって、天候が比較的安定しているこの季節がベストかも。
05:00 阿久比町役場P発。
07:15 東海北陸自動車道・飛騨清見ICを降り北東へ約7分、猪臥山トンネル近く駐車場着。身支度後出発。
07:40 Pを少し戻った道路脇から登山口に取り付く。道路脇には約50cmの雪。山の中では60〜70cmは積もっていて、おまけに春先のズボズボとはまる雪の為ワカンを装着。
08:40 尾根に上がったところで10分休憩。
思ったよりも沈むためワカンを持ってこなかった私は早くもギブアップ状態。
09:10 休憩15分。小栗、身軽で雪に沈み難いSLのワカンを借用。
09:40 1,285mピーク通過。
10:30 1,456mピーク通過。
10:38 コルにて10分休憩。
11:11 猪臥山々頂着。山頂近くの祠にてワカン脱。御嶽、白山、乗鞍、槍・穂高、
遠くは剣岳と360°の絶景をしばし堪能。眺望の山。SLが好天時に登りたいという気持ちは納得。
11:35 山頂を少し降りた所で安全のためアイゼン装着。
11:45 樹林の中、20分休憩。Lの持参したミニカップうどんにテルモスの湯を入れランチタイム。湯が冷めていたうえにカップを雪上に置いていたため、ほぐれず固めのうどんとなってしまった。が、これもまた好し。
12:50 アイゼン脱。10分休憩。
13:30 1,285mピーク付近よりショートカットコースをダイレクトに降りる。これも積雪時ならではできることだろう。雪にはまるため途中でワカン着。
14:15 Pより少し北側の川沿いに降りる。
14:20 P着。朝よりもだいぶ雪が解けている。身支度後帰半。
【記録;一則O】