2013.3.17
HFMC3月度定例山行
奥三河・鳳来寺山(684m)
表参道からぐるりと一回り
<鳳来寺山山頂で>
<東照宮で>
2013年3月の半田ファミリー山の会の定例山行は奥三河の鳳来寺山。なんだ鳳来寺山か、という声も聞こえたが、門谷駐車場から表参道の石段1425段を登って、仁王門から鳳来寺本堂、奥宮を経て鳳来寺山の山頂に立ち、その先にある岩山(瑠璃山・695m)を往復、鳳来寺山山頂から天狗岩、鷹打場、東照宮を経て鳳来寺本堂に戻り、ここから表参道の石段から離れて馬の背展望台を経て仁王門に戻ってくるという、なかなか歩き応えのあるルートが設定された。冬眠に入っていた会員が、春先、そろそろ目覚めるようにと設定された3月の定例山行だったが、当日はバス一台、6歳から12歳までの子ども8名を含む41名が6パーティーに分かれて歩いた。
当日は晴れ。風もなく暑くて汗ばむような陽気だったが、3月のこの時期にふさわしい定例山行びよりとなった。駐車場から登山口までは芭蕉をはじめとした歌人の句碑がところどころに建てられ、その句のひとつひとつを味わってみるのもなかなかおもしろそうだが、子どもたちの元気な動きや、パーティーごとに一定のペースで登っていく仲間たちの足を引っ張るわけにもいかない。やがて登山口からは、うっそうと茂った杉木立の下に続く階段登りがはじまる。「一、二、三、四、・・・・」子どもたちが数えながら登っていく。けっこう騒がしい。仁王門で一休み、さらに登り続けると、鳳来寺の本堂である。本堂の前の広い休憩所で一服、三々五々本堂の脇から賛否句を巻き、急な九十九折の鉄の階段を登って奥宮の前に出、樹林の中に入って尾根筋をしばらく進むと鳳来寺山の山頂(684m)である。樹下の山頂はほとんど眺望がない。荷をデポして、5分ほど先にある瑠璃山(695m)まで往復する。再び山頂に戻ってランチタイム。持参した湯を沸かしなおしてパーティーごとにインスタントラーメンを作る。子どもたちの歓声があがる。
休憩の後、再び荷を背に出発。尾根道をたどって天狗岩の展望台を過ぎ、やがて鷹打場に出る。がけの上の見晴らしのいい展望台で、下界を眺めた後、東照宮へ下る道をたどる。東照宮では、安産祈願、縁結び・・・実に多様なお守りが出されている。休憩の間に、お札を受ける仲間の姿も。
東照宮からは鳳来寺本堂へ戻り、ここからは登ってきた表参道の石段から離れて、山腹を経巡って馬の背の展望台から仁王門に下ってきた。ここからは再び石段を下って登山口に出、駐車場に戻った。出発してから約7時間の行程を楽しく歩くことができた。山頂から鷹打場、東照宮までは、あまり登山者の姿を見なかったのだけれど、本堂から表参道、登山口まで降りる間に、登山者の姿が急に増えた。この時期の表参道はやはり表参道である。鳳来寺はやはり、というか、されど鳳来寺、であった。
(洞井孝雄)
一途なギャングエイジ マリE
1425段は、結構体力を使った。超若者の3人、最初は階段を数えて張り切っていたが150段くらいで諦めた。数えるのは諦めたが、元気いっぱいで争うように先へ先へと行きたがる。SLとして先頭を守るのに必死だった・・??
しかし、しかしである。そのギャングエイジ達は、階段の両サイドや山肌にある小さい仏さまを見つけては必ず手を合わせる。本堂でも奥の院でも東照宮でもどこでもしっかり拝んでいる。一途な姿で、その姿勢は下山まで揺らぐことなかった。
鳳来寺山山頂は通り過ごしそのまま瑠璃山へ、岩肌に沿った鉄製の階段を登ると、その岩の上が頂上とのこと。4m足らずの岩だが、ちょっとスリリングでロッククライミングの気分だ。超若者3人はこの岩登りに緊張しながらも「行ってよかったね〜」と大満足。
帰りの鷹打場までは、連続した岩道の下りで気が抜けない。馬の背ルートもザレや岩場もあり、階段を下るより登山気分が味わえ良いコースだった。
この鳳来寺の薬師如来に、子供が授かるように祈願した徳川家康の生母「於大の方」は、半田市の隣、東浦町緒川で産まれました。4月20日(土)に「於大まつり」があります。
ギャングエイジの感想・・・
いっぱいのかいだん ひいらぎ(7さい)
バスのなかで、おおきなたいようがみえました。あかくてきれいでした。
やまのぼりは、むずかしかったです。かいだんがいっぱいあり、つかれてきました。
おにいちゃんたちに、まけたくなかったので、がんばって、くだりました。
やまからおりてきて、バスのところで、みくちゃんが『くつをすてていい』といって、おいかけてきました。(くつになんどもこいしがはいり、いやだったのかな?)たのしい1日でした。
ラーメンがおいしかった えにし(8さい)
ぼくは2年生さいごの山でした。
はじめはよゆうであるいていたけれど、だんだんつかれてきました。
ちょうじょうのラーメンがおいしかったです。帰りには、ほうおうのはなしをしました。ほうおうのはなしが、とてもよかったです。2ねんせいさいごの山のぼりをがんばれて、良かったです。
かいだんの山 はお(10さい)
はじめに、ほうらい寺山という山にのぼりました。ほうらい寺はかいだんが1425だんあるそうです。のぼりは、きつかったです。さんちょうで、けしきをみて、ラーメンとおにぎりを食べて、つかれはかいふくしました。えにしがほうらいじの『う』をとれば、ほらいじだといってふざけていました。
記憶に残る山行に! 信B
3月定例山行を無事終了して本当にほっとしています。子供さんが捻挫をされ一時心配しましたが翌日元気に学校に行ったよとの連絡をいただき、本当によかったと思いました。1月の定例会から募集を開始しましたが2月定例会時点で33名程度。大型バスを手配したのに・・・しかし、爽快終了までにばたばたと追加があり、結局大人33名、子供8名合計41名と40の大台に乗せる事が出来ました。
初めての定例山行担当を仰せつかり少々戸惑いましたが、過去の3月定例山行の記録を会事務所に行って調べ、またベテランの方にもアドバイスをいただき、結局昔いい思い出の鳳来寺山に決めさせていただきました。
今回担当して、必要だなと思ったことは特に2点あります。
一つは、わからないことはどんなことでも聞くこと。初めて担当してわからないことだらけでしたが、細かいことまでベテランにお聞きしました。幸いにもベテランの皆様には親切に教えていただきました。知ったかぶりをして恥をかくよりもささいなことでも聞く恥の方が重要なことだと思いました。
もう一つは記録の大切さです。会事務所で5年間ぐらい3月定例山行の記録を見ましたが企画すべき項目がよく把握できました。あらためて記録の重要性を感じました。
3月7日の下見、そして本番と素晴らしい天気に恵まれ、また子供さんたちを必死でサポートしてくれた会員の方々に本当に感謝です。皆様の協力のおかげで記憶に残る山行が出来たと自己評価しています.
本当にありがとうございました。