県連登山学校実技BCコース
鈴鹿 御在所藤内壁(前尾根)

<日 程> 2013年5月19日(日)

<山域> 鈴鹿

<山行目的> 県連登山学校実技/岩登り技術の習熟

<ルート> 裏道登山口〜藤内小屋〜藤内沢出合〜前尾根〜前壁ルンゼ〜裏道

<メンバー>コーチ:洞井孝雄 AC:板津彰伸 受講生:6名

<記録>

5:00 阿久比町役場発

5:30 御在所SA休憩

6:00 裏道登山口着

7:00 裏道登山口集合全体パーティー分け及びPTごとに前尾根及び1壁で訓練

15:00 藤内小屋集合安全確認及び反省会

15:15 下山開始

15:40 裏道登山道着

前尾根(登山学校)   板津 彰伸

前尾根の登山学校の実技がいよいよ始まった。今回こそは雨で登れないと判断していたが、晴れ男が誰か知らないが、この大きな力が働き今回も登り始めはセーフ!だが午後からは大雨の中のクライミングになり下山することもできないので結局雨のクライミングになった。

私が受け持った受講生は前回から全く問題の無い受講生で安心してリードすることが出来た。確保については、しっかりと勉強してきたようで感心したが、応用が全くきかない。支点ビレーやザイルの流れを意識したビレーにはまだまだ時間がかかるように感じた。

私の会員も前後にいたので見ていたが私の受講生の時よりも我が会員のみんなは、上手に登っていたように感じた。登ることだけでいっぱいのようにも感じた人もいたようだが、センスの違いはあるものの個人の差はほとんど無いはずだ!自分の手足に自信が無かったり、高度感に圧倒されたりしたことがうまく登れないようだったが、経験を積めば全く問題ありません。前尾根はほとんどの人が登れるゲレンデだから!今はうまく登れなくても次回にはもっとうまくなったり、下手になったりするはずです。

昨日は、本谷で死亡事故が報道されていました。私たちは、そんな世界にすでに足を突っ込んでいることをもっと意識して欲しいし私自身も忘れないようにしたい。

うまく登るに越したことはないが正しく次に何が出来るのかを意識して対応する人がきっと最後に大きく成長することでしょう。期待しています。

 

半マスト               三郎O

今日は二回目の前尾根

ヤグラを登りきった所で雨が本格化なんとかギリギリセーフでした前回よりもスムーズには登れた感はあるのですが、ヤグラでは、下から登って来る洞井さんに追いつかれて焦ってしまい更に行き詰まってしまいましたちょっと悔しかったですもうひとつ残念だったのがマスト結び!家で練習したのに、また半マストになってしまって・・・カラビナの向きや方向が変わっても片手で出来る様に、もっと練習します。

御在所の藤内壁          真琴Y

南山での2回の実技を経ての藤内壁。まず取り付き点に行くまでにバテてしまい体力不足を痛感。P7からP3まで登ったが、P6あたりから足が踏ん張れない感じになった。足で登らなきゃいけないのに・・・フリクションが効くとアドバイスをいただいて、頭では分かっていても怖くて足に体重をかけれなかった。膝は使うな!と言われても、踏ん張りがきかずに膝を使ってしまった。板津さんには引っ張り上げていただいたり、激励や、下山の危ない所でもわたしを確保しながら歩いていただきました。すごく心強かったです。ありがとうございました。

今回の実技で、技術、体力、精神力が足りないことを実感し、継続的なトレーニングと甘えを捨て、次回の実技に挑めるように頑張りたいと思った。

それから、行動中に食べたり、飲んだり出来ず(わたしが登るのに時間がかかった為)に、思考力も落ち、クタクタになってしまった。

歩いている時や車の中での、洞井さんやみなさんの優しい言葉に救われました。ありがとうございました。

 

全身運動でした          洋介S

実技講座3回目は御在所の前尾根です。目的は岩登りの技術の習熟です。1週間前に南山で繰返し指導を受けた確保技術の確認とともに本格的な岩登りの実践です。

確保技術については正しく早くできるようにと家で何度か練習を行い、前尾根では迷うことなくできたと思いました。ただ、移動時のザイルのハーネスへのマスト結び、ザイルの肩掛けの順番についてはマストが先と理由を説明の上指導を頂きました。手順・方法・使う装備についてもともと理由があり、今後よく考え確認していきたいと思いました。

岩登りは、南山とは違う登りという印象を持ちました。P7,P6を登りましたが指・手の平・腕・肩を入れて掴んで引っ張り押して、足も右に左に前に伸ばして体重を乗せて持ち上げてと、全身を使う登りでした。私自身はもがきにもがいた全身運動になりました。

全体を通しコーチからは前の人の動きを良く見ること、体力をつけること、ザックの軽量化を図ることの指導を受けました。今後指導を守るともに、ダイエットも頑張りたい。

 

初マルチピッチ        真S

初の山へ登って岩場に取り付いての、マルチピッチでの登攀訓練という事で、前日はドキドキ・ワクワクで眠れませんでした。御在所の藤内壁前尾根をP7からP3まで登り、ヤグラを目前にしたところで雨降りによって撤退しました。ヤグラは次回のお楽しみです。岩の上から菰野の街を見下ろした時、気分がスッキリと澄んでいくようでした。

 

なかなか・・・               由記H

 初めての前尾根にドキドキしながら当日を迎えました。とりつきまですごい速さで行くと聞いていたので、前尾根に着くまでにばててしまわないかと悩んでました。実際・・・少しづつ離されてしまいました。もっとスタミナをつけないといけないです。

そして身支度をととのえてP7へ、1番手で登り初めでした。みんなが見ている中でドキドキでした。しかしそのドキドキが、恐怖心の方のドキドキに一変してしまいました。最初からずり落ちてしまい、洞井さんにも隣で指導してもらうことになってしまいました。そのドキドキは最後まで続き、最後のやぐらでは下からみんなの声援がかすかに聞こえるのですが、必死でなんともなりませんでした。そして重たい私を三島さんにほぼ引っ張り上げていただいてしまいました。

反省会でもコーチに指摘されたとおりセルビレイをすぐにとることと、片手でのマスト結びが確実にできるように練習します。あと、少しだけダイエットしなきゃとおもいました。

 

ポカミス                聖

 天気予報は、午後から雨。湾岸からみる御在所も雲に覆われ見えず、壁に取り付けるのだろうかと思いましたが、何とか、午前中の曇りの中、裏道からP7の取り付きへ。今回は、祖父江さんがコーチとして、そしてOさんとの3人パーティーで和気あいあいとP7〜P2まで登る事が出来ました。P2の上で待っていると、雨が・・・懸垂下降する頃には雨も強くなり、さっさと撤収して、藤内小屋へ。自身としては、2度目の前尾根でしたが、登る事に関しては、色々と考えてしまい、思うように登れなかったのが残念でした。それ以外に関しては、次の取り付きまでの移動時に、ザイルを振り分け、自分のハーネスにマストで固定し、肩にかけて移動するのですが、そのマストが、本来リード側のザイルで行わないといけないところが、自分側のザイルでしてしまうという失敗をしてしまいました。何もなかったので、良かった・・・と言ってしまうのは簡単ですが、万が一を思うと、まだまだ理解と復習が足りないと思いました。クライミングをするにあたって、最低限出来なければいけないことは、確実にできないと、自分だけでなく、パートナーの安全にもかかわる事を胸に、次回までには完璧にしたいと思います。

 

一壁を登る               誠M

 登山学校の実技講習もいよいよ第3回である。藤内壁に行く。受講生のほとんどは、前尾根に向かうが、私は基本が不十分ということで、一壁で再復習をすることとなった。ザイルや確保器の扱いをコーチとスタッフから親切丁寧に指導していただいた。一壁は、左手から1,2,3、・・・とたくさんのルートがある。まず、1ルートである。かなりの高度感があり上のほうは足がかりや手がかりが少なく、登るのに苦労した。その後、2,3ルートを登った。3ルートは、難しかったが登り終えたときは、うれしかった。親切な指導で、何とか一通り理解することができた。ありがとうございました。