/9 県連登山学校(前尾根)

 

日時 6月9日(日)

天気 晴

メンバー AC::板津 斎藤  半田ファミリー参加者 研修生:2名 受講生:7名 

 

確保は誰のために・・    アシスタントコーチ 板津 彰伸

今年の登山学校は受講生の心がけが良く天候にあまりにも恵まれている。梅雨に入っても実技では雨も降らない。

私が見る限りでは、今年の受講生は登ることに関してはほとんどクリアーできているように感じる。私が受講生の時よりもお世辞抜きでうまいと思う。自分の登山学校実技では、歩きはもっと早くていざ岩に取りつくと、ザイルさばきや確保ミスがあると谷に響くような大きな怒鳴り声が毎回あり緊張していたように思う。今年のコーチ陣はやさしすぎるように感じていたが、今回は厳しく指摘しているコーチの姿をみることが出来た。

形が出来ないことは問題外だぞ!!ザイルさばき、セルフビレー、確保は何の目的で誰のためにするのかをもう一度考え直して欲しい。トップの人はセカンドの確保を信頼して登りセカンドを安全・確実に登らせる。セカンドも義務がある。ザイルパートナーは、技術だけではなく信頼関係があってこそのパートナーである。受講生のみんなには、まず信頼されるパートナーになって欲しい。その為にはもっと考えて岩場に臨んで欲しいものだ。一緒に成長していきましょう。

 

のぼれるが…             アシスタントコーチ 齊藤 伸一

 登山学校で前尾根に行きました。曇り空でしたが、歩いていると汗が出てきます。岩の上で確保している時は、気持ちいい風がありました。

 今回はじねんじょの研修生とASCの受講生の3人パーティーで登りました。登ることについては問題なかったのですが、のぼりはじめるまでの動作にまだ時間がかかりました。

受講生のみなさん研修山行までに実技があと2回です。それまでにすばやく確実に出来るようになるように。

あと体力もつけましょう!これは自分もですが…。

 

戻ってた             研修生 孝K

 登山学校は南山の2回目の実技を経て前尾根へと場所を移した。今年も去年と同じで受講生が多いため研修生の出番は無し。と思いきや、急遽研修生もきてもよいとのお誘い。これはチャンスとばかり前尾根へ。やはり前尾根に来ると去年の登山学校を思い出す。

ザイルパートナーはふわく/田中コーチとあつた/伊藤さん。P7の取り付きは混んでいた為、まずは一壁の3ルート、1ルート。久々に登ったので足が震える。その後はP7からP3まで登って藤内小屋へ、集合場所には20分遅れてみんなを待たせてしまった。

伊藤さんはやや遅いものの受講生とは思えないザイル裁きで研修生の自分としては教えることが無く物足りないがこれも彼女の練習の成果だろう。あらためて自分も頑張って技術の習得をしようと思いました。

 

ロープ2本           受講生  三郎O

今回はコーチとマンツーマンで登ったので、下でロープ二本をさばく事になり、思ったよりも苦戦してしまいました。

 二本一緒にさばいたロープが捻じれて上がってくるのでATCでスムーズに出せずに、コーチに「ロープ張り過ぎ!」と注意されてしましました。

 しかし、コーチ(リード)は上でいつも二本をさばいている訳で!こんな事がスムーズに出来ない様ではダメだなと実感してしまいました。

 毎回の何か新しい初体験にぶつかるので本当に毎回、注意された事を次回に活かして行かないと問題山積み状態に成りかねません。次回の前尾根までの間、時間があるのでしっかり復習をしておきたいと思います。

 

よく考える                受講生 聖S

 今回は、女子3人のメンバーでまったりと、また和気あいあいと。でも、色々な話を聞かせてもらい、勉強になる山行となりました。

 今日の、反省点、コーチからの注意点は、2点。“ギアを返す時は、相手が取りやすい方法で、確実に渡せるようにする”“臨機応変に、セルフビレイを素早く取れるようにする事”特に、登りきった所でのセルフビレイを摂る際に、まず、登りきった所で、自分で、セルフビレイをとるポイントを探すという事が出来ているか。そのポイントは、確実に足場がキチンとあり、また、後から登ってくるパートナーとの立ち位置を考えてとられているか。なにより、その後の行動を考えて選んでいるか。また、セルフビレイの長さは、その後の自分の行動に合わせた長さで取られているか・・・・。

手順として覚えていても、その先を考えてという所まで、まだまだ考えて行えていない。次の実技では、相手を思いやる余裕を持ちつつ、セルフビレイの意味と、その後の行動をよく考えて行動できるよう、心がけたいと思います。

 

2回目の前尾根         受講生 由H

今日は曇りの天気でとても過ごしやすくて、暑くて持っていく水分少ないかなぁなんて心配していましたが、足りないこともなく過ごせてよかったです。皆さんにカンカン照りだと岩がとても暑くなって照り焼きになると聞いて今日は曇りでよかったと思いました。

2度目の前尾根ということで、前回苦戦したところ何カ所は少しはスムーズにクリア出来たような気がします。そして前回行けたところがどうやって登ったのか?と思う節もありました。

ひとつひとつの作業を正確、確実に行い、体力ももっとつけて次回にむけて頑張りたいと思います。

 

2回目の藤内壁                受講生 真Y

今回はP7からではなく、裏道から危険な道?を通ってP2を登り、一の壁の前を通って、P7へ向かいP7とP6を登った。クライミングの時間よりも危険な道を歩く方が長かった。 

クライミングでの反省点は、セルフビレイや懸垂下降の準備が遅いこと。コーチに自宅でも練習できることだから練習をするようアドバイスをいただいたので、次の実技の時には遅いと言われないようにします。次に歩いている時の反省点は、自分が歩くことだけに集中していて、前を歩く人の行動に気づけなかったこと。今回は前を歩いてた人が、危険なところで転んで滑ったり、手をかけた石が落ちてきたりと、ヒヤッとすることが何度かあった。もっと周りにも気を配りながら歩けるようになりたいと思った。

 

ザイルワークの基本を身に付ける     受講生 洋S

御在所の前尾根は前回に続き2回目です。1回目はP7、P6を登りました。今回はできればP2まで一通り体験したいと思いました。

P7の取り付きで準備を行い、リードの確保からスタートとなりました。リードが登るに合わせザイルを繰り出していく時、次のパーティのコーチ、スタッフからザイル弛み過ぎ、つっぱりすぎ、遅い、利き手が伸びすぎ、リードを良く見てと指摘を受けました。リードの登り方を見ることに気を取られて確保が疎かになっていました。そこを厳しく指摘されました。また、反省会でもコーチ、スタッフの方達からザイルワークやクライミングに対する意識について叱責・指導がありました。

山行目的は、「ザイルワークを素早く確実に行う、迅速・的確な行動の訓練をする」です。登ることではなく、まずはザイルワークの基本を確実に身に付けなければと、強く思いました。 

 

とうとう初のヤグラ        受講生 真S

前回雨のために目前で撤退した前尾根P2・ヤグラ。今回は無事に完登できました。登り終えた後の景色は格別でした。

今回は自分のチーム編成を聞いた時から、今までよりも厳しい訓練になるなと、緊張と覚悟をしていましたが、予想通り厳しかったです。受講生パートナーの手際が良く、置いて行ング状態で、良い汗をかかせていただきました。

 まだまだ手際が悪く、予習復習が足りていない自覚ができましたので、練習あるのみです。

 

<記録>

5:00 阿久比役場 出発

6:00  裏道登山口

7:00 出発

8:00 各チームに分かれて実習

15:30 藤内小屋 集合

16:15 藤内小屋 出発

17:00 裏道登山口 (記録:三郎O)