八ヶ岳 西岳(2398m)編笠山(2523.7m)

 

         

 

〈日 程〉2013.06.10(月)曇り時々晴れ

〈ルート〉富士見高原〜西岳〜編笠山〜富士見高原

〈メンバー〉L:佐枝M 他 6名

 

〈記 録〉

4:00 阿久比役場発

7:00 富士見高原ゴルフ場着 鎖で車止めがしてある手前に駐車。

7:15 発、いきなり結構なスピードで歩き出す。(さすがブライトホルン組のトレーニングだ。)と思っていたら、皆からブーイングが起き、先頭交替。

7:40 不動清水 レンゲツツジにイカリソウにササバギンランetc.山もお花の季になりました。

8:10 休憩(h=1760m辺り)

8:20 発 ツバメオモトが咲いている。木々の緑もきれいだ。

9:13 休憩(h=2150m辺り)

9:27 発、徐々に急坂になり、植物も高山っぽくなり、そして乾燥した登山道になってくると・・・

10:04 西岳山頂着 ゆっくり休憩。これから向かう編笠山が遠くに見える。距離感よりも一体どれくらい下って登り返すのかと思うとゲンナリする。メンバーが「ここで待つ」と言う気持ちも分かる。でも実際は70mも下がらないのだ♪

10:17 発、最初に下って、あとは水平移動。楽チン。木陰には雪が残っている。

11:10 乙女の水 小屋の人が水汲みに来ていた。23g容器を2つ。背負子と合わせて50キロ!!う〜む、凄い。そして歩くのも速い。後姿があっという間に見えなくなった。

11:15 青年小屋 日が射して暑い。観音平から編笠山を目指している別パーティの方々に会えるかなあと思っていたが、誰も居らず、赤提灯の居酒屋にも入らず、早々に出発。

11:22 発 なんか声がする。下の方からお喋りの声が聞こえてくる。このにぎやかな感じは・・・やっぱり!!手を振って挨拶。

11:53 編笠山

11:58 発 ここからの下りが大きな岩の上を足場を選びながら下って行くので、とてもたいへん。緊張した。

12:56 休憩(h=2070m辺り)

13:05 発、爽やかな樹林帯になり、ホッとする。

13:40 臼久保岩小屋ササバギンランの大量のお出迎え。小梨のお花が満開で、清楚でとっても綺麗だ。そしてハルゼミが「もううるさ〜い!」と言いたくなるくらいの大音量になってきた。

14:04 盃流し 休憩

14:11 発

14:32 駐車場着 目的のある方たちは強いです。ちょっぴり羨ましい感じがした山行でした。お疲れさまでした。<記録:良I>

 

ぎんさん            佐枝M

 いつもの観音平で無く、この高原から上がる編笠を3月に往復をした。風が強く凍えるような寒さにタッチして帰って来た。山頂付近の岩、岩がいかにも山らしく眺めもいいし流れる雲の間から見えた西岳が魅力的に見えた。春になればぐるっと周回しても日帰りができる、春になったら来ようっと決めた。

 台風が南でうろうろしていたが天気はまずまず。爽やかな緑にレンゲツツジのオレンジが映える登山道をグングン登って行く。トップの歩きに早いと交替した人も、歩きが加速しなんにも変らないじゃん!みんな快調だということか。絶対数の多い主稜線よりマイナーなこのコースなら、お花が期待できるかもと歩いて行くとササバギンラン、ササバギンラン、が何株も現れて来る。その筋(どの筋?)では、キンランをきんさん。ギンランをぎんさんと言うらしい。ぎんさんのパレードだぁ!ほぼ水平移動で西岳から青年小屋へ、そして編笠山頂へ。甲斐駒、鋸が大きく見える。山頂から降りる岩、岩は雪の時の方が楽だった。爽やかな山にどっぷり浸かれ満足、満足。 

 

懐かしい編笠山                     きよI

編笠山は私が山の会の講座を受講した時の実技の山でした。

その時は本当に何もわからず、会の方の名前すらわからない状態で、なぜか大変緊張しながら登ったことを忘れません。今でも緊張はしてますが。その時のリーダーが板津さんでした。いろいろご指導して下さりながら一緒に登って下さった事を鮮やかに思い出しました。今回は富士見高原のパーキングから西岳、青年小屋、編笠山、岩小屋を経由して富士見高原のパーキングへのコース。

西岳の頂上からは青年小屋へと伸びた緩やかな緑の野原(頂上からはとっても美しい野原に見えるのです)雪をつけた南アルプスの絶景。ここで大満足、と思いながら先を急ぎ青年小屋へ。なつかしい、懐かしい。目の前に現れた編笠山、大きな岩が折り重なる。講座の時は怖くってお尻が引けてしまい度重なるアドバイスを頂いたことを思い出しながら頂上へ。岩を慎重に踏みしめ下山。朝出ていた霧も早々に晴れ新緑の中、爽やかな風を受け至福な時が過ぎて行く。山行目的の(長時間歩行)を全員で無事果たすことが出来、有意義な一日でした。

 

森に癒される                和T

 八ヶ岳の最南部に位置する西岳〜編笠山。針葉樹の原生林の中、登山道脇にはツバメオモト、ササバギンラン、イカリソウなどが咲いていて、登りの辛さも可愛い花たちに助けられながら歩く。岩の点在する斜面を登り切ると西岳山頂。開けた山頂からはこれから向かう編笠山、鞍部には青年小屋もはっきり見える。遠いなー。西岳からは緩やかな下りが続き「乙女ノ水」に着くと、青年小屋の方が水汲みにきている。水がとても美味しくてがぶ飲みする。ここまでは一人も会わなかった。青年小屋からは岩塊の斜面をペンキ印をたどって登る。編笠山直下に少し雪が残っている。着いた山頂には数名の登山者あり。展望が楽しめるはずだったがあまり遠望はきかない。下りは岩塊の急斜面が続き、浮石もあったりして慎重に足の置き場をさがす。とても緊張する場所だ。樹林の中に着きほっとするも急坂の下りが続く。富士見高原に着いた時は歩き通せただけで満足だった。