焼岳(2393m)

      

 

 

<北峰からは噴煙がモクモクと上がっている>

 

<日 程>

2013年6月14日(金)

<山域> 北アルプス

<山行目的>雪上歩行技術の習得

<ルート> 新中ノ湯〜山頂往復

<メンバー> L:佐枝M 他 5名

 

6月の焼岳            加代O

今は6月のなかば・・・本当なら梅雨の真最中で気温ももっと低いはず。なのに、昨日の夜の温度は30度でよく眠れないまま朝になってしまった。心配していた台風の影響もなく、まずまずの天候。快適に登れると思ってたのに、想定外の暑さと睡眠不足で少々体が重い。でも、今回はあの重い革靴ではなく買ったばかりの軽い冬靴だからバテないで歩けるはず・・・。

 雪は、このところの暑さで予想よりずいぶん少なかったものの、アイゼンをつけて登れるだけの量はあった。そして初めて目にする焼岳の頂上周辺は迫力満点!澄んだ青い水をたたえる火口湖と、その横の不気味な火口、それを取り巻く白い雪・・・。まるで別世界を見ているようだった。今まで焼岳に対して抱いていたイメージはこれですっかり変わった。

 それにしても、6月からこの暑さでは夏本番にはいったいどうなるのか、考えるのも恐ろしい・・・。

 

暑かった焼岳                    きよI

 スイスのブライトホルンに向けての雪上歩行訓練、最後の山、焼岳に臨む。大日岳に始まり、皆様のお力をおかりして雪上での技術の習得に臨んだ。焼岳でその集大成と意気込んで出発。

しかし今年の異常なまでの天候で、雪が思ったほどない。おまけに暑い。歩きだして間が無く汗が流れ落ちる。今日は体調がおかしいのではないか、と感じ、皆に尋ねると、口をそろえて同じ言葉が返ってきた。暑い。

真夏並みの暑さの中、わずかな残雪の斜面でアイゼンを装着して歩行訓練をする。距離的には少ないが回数を重ねることは何物にもかえがたい。

梅雨の季節の中、雨に濡れることなく、最後の雪上歩行訓練の山、焼岳に登れて感謝です。

 

初めての焼岳          和T

 樹林帯を抜けて広場に出ると、焼岳の双耳峰の全容が現れ雪渓も見える。今日の山行目的が雪上歩行の習得なので、残雪が現れた時点でアイゼンを着ける。アイゼンの装着を早く確実にするのも目的の一つ。でも雪上歩きは長くは続かなかった。鞍部に着くと綺麗な火口湖が見え、北峰からは噴煙がモクモクと上がっている。噴気孔の脇を通る時は強烈な硫黄の臭いが漂ってくる。岩の割れ目に手をかざすと暖かい。初めて登った焼岳は岩の塊が今にも動き出しそうな雰囲気さえ感じました。

 

<記録>

4:00 阿久比町役場駐車場発

4:55〜5:15 長良川SA休憩

7:40 新中の湯登山口駐車場着、準備

8:00 発

8:38〜8:45 休憩

9:30〜9:45 休憩

10:00 雪が出てきたのでアイゼン装着。

10:35〜10:46 休憩、雪がなくなったのでアイゼンをはずす。

11:27〜11:35 焼岳山頂、硫黄のにおいが!山頂で写真だけ写して虫がたくさんいたので退散。

11:50〜12:00 休憩

12:53〜13:00 休憩

14:30 登山口駐車場着  <記録:由H>