岳修山行 初級の岩登り(南山ゲレンデ)

       


日程:2013年6月22日(土)晴

山行目的:初級の岩登り・教育セミナーの実践

場所:南山ゲレンデ 男岩

<メンバー> L:新海 時男 他10名

確保技術              新海 時生

 これまで割と南山には縁が薄く、あまり来る事が無かったのですが、今年は急にバタバタともう4回目です。しかし今回はクライミングに来たわけではありません。 『初級の岩登り』という表題ではあったのですが、参加してくれた会員達には危険地帯の通過方法、確保技術を実際の岩場を使って体験し、覚えて欲しかったのです。「確保される人から確保する人へ」皆が目指してほしいものです。

ロープを張ってメンバーをプルージックで通過させる。マストで一人ずつ引き上げる。降ろす。支点の取り方、確保の仕方(確保器、半マストなど)懸垂下降等々、それぞれ皆に体験してもらいました。

岩を登れるかどうかなどは二の次で、たいした問題ではありません。確保も一度には身に着きませんが、これらの経験をもとに、普段の山行でも安全に対する意識を高めていってくれればと思っています。午後はクライミングの方も少しは楽しんでもらえたようでよかったです。

 

学ぶ事だらけ          良I

「自分がリーダーだったとして、皆を安全に通過させるためにどうすればいいか」という課題で、確保の仕方や、自分が最初や最後に登ったり下りたりする方法を皆で学んだ。いつも確保してもらってばかりいるので、自分がいざ確保する側になると、何をどうするのが、その場合の最善なのかが分からず、モタモタしてしまう。セルフビレイのシュリンゲの長さ一つにしても、次の行動を考えて決めないといけないのに、瞬時に判断できない。自分の立ち位置でさえ迷ってしまう。教えていただいたことを忘れずに、今後の山行に生かさなくては。ご指導をありがとうございました。

 

半田ファミリーの南山      板津 彰伸

人間ドックの検査終了後に向かった南山は人でいっぱいの状況だった。他の山岳会のメンバーを合わせてざっと60名程度で大賑わいだった。半田の会員たちは私が到着した時にはすでに食事タイムになっていた。

この前の教育セミナーでやった事を岩場で実践してみることが目的だったのでみんなが出来るかもう一度確認させてもらったが怖がる人もいなくて結構さまになっていた。最後に簡単な3本のルートだけを全員でクライミングや懸垂下降をしてもらい楽しんだ。やってみれば楽しさや怖さがわかる様で今後も一緒に岩場に行ってみましょう。

 

岩登り                      良N

岩登りを一度やってみたいという思いと、良く耳にする「南山」と言うところに行ってみたいという思いで岳修山行に参加しました。

ハーネス、ヘルメットを持って来ていないのが私一人で、甘い気持ちで参加したことを反省しました。

雨上がりの南山は濡れていて、最初の登りは滑って滑って『なんで私こんなところに来てしまったのだろう!無理無理』と心の中で叫んでいました。フォローして下さった新海さん共々落下しそうでとても怖かったです。そのあとに新海さんから魔法の靴を借りて、乾いたところを登った時は少し気持ちも落ち着いて岩登りを楽しめました。ザイルワーク、色々な登り方降り方を何度も練習して岩ならではの勉強が出来ました。岩はこれが最初で最後かな?という思いがあるので、とても良い経験が出来ました。

 

勉強になりました            洋S

6月の教育セミナーの実践として南山での初級岩登りに参加しました。

当日、岩の前で新海さんより、本日の想定として山登りの途中で危険な箇所を通過する必要があり、ザイルをかけることになりました、さてどうしますか?から始まりました。だれがザイルをはるのか?プルージック・マストどちらで登るのか?など問いがあり考えさせられ、後に実践という形で始まりました。

セルフビレー、確保、トップ、懸垂下降と様々な経験ができ有意義な岳修山行になりました。特に初めてトップで登らせていただきその緊張感はよい経験になりました。ありがとうございました。

 

やっぱり和室より山      真S

 6月の教育セミナーにて、和室でザイルを張って行ったプルージックロープを使っての危険箇所通過の練習。今回は南山の男岩端っこにて、実際の滑り易い脇道の斜面にザイルを張って通過を実践。プルージックをかける用のザイルを初めて張らせてもらいました。最初に張った時は通過の途中でザイルを潜らなければならない様な中間支点を取ってしまいました。改めて歩行者の動きを考えて張り直した経験は、本当に良い勉強になりました。

 

南山での岳修山行           真Y

 教育セミナーで習った、確保やザイルワークを実際に行った。登山学校で初めて南山に行ったときは、すごくコワかった記憶があるが、南山と前尾根を何度か経験したことによって、今回は登ることに関してコワいと思うことはなかった。確保やザイルワークについては、まだまだ反復練習が必要だと感じた。相手の命も預かっていることを肝に銘じ、とにかく確実に行うことが必要だと思った。 

 

初級岩登り南山ゲレンデ       征W

 初めての岩を体験しました。多くの人達で賑わっていました。初めてハーネスをつけて岩を登りました。運動靴で一番最初に登ったけど、岩が濡れていて想像以上に滑り登りづらかったです。後から新海さんからクライミングシューズを借りて登ったら、滑ることなく登ることができました。懸垂下降も初めてのことでドキドキでしたが、体を後ろへ反らし降りて行ったら、とっても気持ちがよくなりました。でも、同時に危険を感じることもできました。また、行ってみたいと思います。

 

基本装備の重要性!      裕T

 南山雄山にて確保講習。通常の山行ではハーネスも確保器もましてやクライミングシューズもないのが普通。その時持っているのはカラビナ、シュリンゲ。今回、普通の靴でカラビナとシュリンゲにて岩の登り降りをした。プルージックでの登り降り、カラビナを使い半マストで確保しての登り降り、前日の雨で濡れた岩を普通の靴で登り降りするのはとても滑りやすく、今後どういう場面で確保が必要か判断するための良い経験になった。

途中からハーネス、確保器、クライミングシューズを使い、その効果・ありがたさも実感することもできた。その時の山行に何が必要か、事前に考え、行った先ではその時持っている装備で最善策を考えるように今後も努力して行きたい。

 

 7:00 阿久比役場出発

 8:00 南山ゲレンデ到着

 8:15 プルージックで登る

10:00 半マストで降りる

12:00 確保されて下降

14:00 繰り返し実践・練習

新海リーダーより本日の岩登りのポイントの説明あり。6月12日(水)雁宿ホールの和室で実施した実技を実際に移す。

岩場を安全にパーティが通過できるようにするには、どうすれば良いかを常に考える。一番安全に全員が通過できる方法を考える必要がある。和室で学んだことを実感として覚える。

<記録:征W>