中央アルプス 茶臼山 (2653m)

  


<日程> 2013年6月23日(日)

<目的> 塩尻市最高峰の山に登り、展望を楽しむ。

<ルート> 桂小場〜胸突八丁〜茶臼山ピストン

<メンバー> L:一則O 他5名

 

<記録>

05:00 阿久比 発

07:50 桂小場P 着

08:00 桂小場P 発、一足早い蝉の鳴き声を聞きながら、樹林帯の中を歩く。

09:11〜09:21 休憩

09:57 馬返し 通過、マイヅル草、イワカガミなどを愛でながら登る。

10:20〜10:30 休憩

10:50 胸突八丁 通過、急登ではないが、長い上り坂がこたえる。所々に残雪有り。虫が多くてうっとおしい!

11:37〜11:47 津島神社 休憩、神社の社は見当たらず。

12:20 胸突の頭 通過

12:52 行者岩 通過

13:04 山頂 着、360度のアルプスの山々の展望を楽しみながら、コーヒーゼリーやみかんを味わう。しかし、すぐそこに雨雲が…。

13:20 山頂 発

13:30 雨が降り出す。カッパ着用。

14:30 6合目 通過

15:00〜15:10 大樽小屋 休憩、しばし雨をしのぐ。

16:00 3分休憩

16:35 桂小場P 着【記録: 景M】

 

8時間半山行         一則O

 中央アルプスの茶臼山。位置がわからなかったので登山地図で確認してみると、木曽駒ケ岳の北にあるではないか。古い地図ではコースタイムが載っていない。最新版の地図で再度確認。往復約8時間。

 ちょっと気合を入れての参加となった。

 天気予報では、午後から崩れるとのことなので、早い行動を心がけて1,280mの登山口を出発。

 樹林の中のつづら折りの登山道をゆっくり登る。歩きやすい道だが、登れども、登れども展望がきかない。この日はまだ気温が高くなかったが、真夏であれば修行の山となりそうな展望の利かない単調な登り道だ。ようやく展望が開けたのは、登りはじめて約4時間の胸突の頭を過ぎたころだ。谷筋に雪が残った木曽駒がみえ、好展望。行者岩という巨岩を横切り、茶臼山の頂上へ。標高差約1,400mを全員登り切る。メンバーが持ち上げてくれたコーヒーゼリーやオレンジをいただき、しばし展望をたのしむ。雲行きが怪しく小雨がぱらつき始め、下山開始。体が冷えてくるので、行者岩辺りでカッパを着込む。結局、小雨とはいえ下山終了間際まで止まなかったので、ザック、ウェアなどは結構濡れた。

 駐車場着16時35分。朝8時から約8時間半の行動である。最近は5〜6時間以下の山行ばかりだったので、かなり脚にきた。わたしは、今回夏合宿には参加しないので、トレーニングのわけではなかったが、合宿参加予定メンバーにとっては、いいトレーニングになったことと思う。

 

歩いたね〜          良I

トレーニング山行の第一弾は、標高差約1400Mという「とりあえず必要なのは体力でしょ」という山行となった。桂小場からのルートは、最後の稜線に出るまで、あまり変わり映えのしない、眺望もほとんど得られない、とにかく登り続けるルートだ。これで稜線に出てもガスで何も見えなかったら、と思うと計画者の私としては気が気ではなかった。なんせ皆に「単調だし、つまらないけど、稜線に出れば!!」と言っていたのだ。どうか見えてほしい・・・見えなかったら私は無事に帰れないかもしれない・・・その悲壮な切なる願い、叶いましたぁ!ふぅ、ひと安心。高山らしい植生と雪の残る周りの景色で、“アルプス”を実感できました。お花も結構、見られたし。良かった、良かった。下りは雨に降られ、ただひたすら足を前に出すという感じで下るのみ。長時間歩行、皆で完遂できて嬉しい限りです。

 

トレーニングその1      哲S

 御在所よりも高い標高1280mの桂木場登山口駐車場、蝉の鳴き声がけたたましい、日差しが痛く感じる、ここから樹林帯を歩きぐんぐん高度を稼いで行くが急斜面と言う感じはなく“ダラダラと知らぬ内に”高度を稼いでいる感じ、足元はカラマツの落葉で絨毯を踏むような感じのところもある、樹林帯なので景観は無い。登山道脇に伊那中学生落雷事故記念の黒い碑、こんな樹林帯でも落雷がある、逃げ場が無いと認識を新たにした。

 大樽避難小屋〜胸突き八丁〜つしま神社へと樹林帯を歩いて高度を稼ぎ、最後、残雪の斜面をトラバースして茶臼山・将棋頭山を繋ぐ尾根、茶臼山への分岐点2600m付近に着いた、“胸突き八丁“も名前から来るイメージほどきつさは感じなかった、ジワジワと真綿で締められるような辛さ、尾根を歩くと、植生がハエマツに変わり、突然左方向に残雪の木曽駒、右方向前方に行者岩の雄大な展望が拡がった、遠く雪解けの沢の音も聞こえる、正しくアルプスの展望・・・・・このために長いながい道を歩いてきたのだと実感。“オバレ岩”のように重なった巨岩が衝立っている行者岩から遠くに見えた茶臼山頂上も歩けば案外近い、御岳の裾が大きく見えるが雲ゆきが怪しくすべての展望が拡がらないのが少し残念。

 冷えたコーヒーゼリーを頂き(これが絶品だった)至福の時間を過ごしたがやっぱり雲行きが怪しい、木曽福島方向に雨が降っているのが見える、下山開始、行者岩付近で雨足が強くなってきた、雨具着用、本降りに近くなってきた雨の中、逃げるように長い下りを歩いた。

 トレーニング山行その1、今回の目標は標高差1300mの長い道を遅れずに歩く事、鼓動を感じる場面は少なかったが8時間30分を遅れずに歩けたのは成果だった。

 

久しぶりの高い山               孝T

 去年の秋から高い山に登る気持ちが少々後ろ向きだったのですが、夏合宿も迫ってきて、やっぱりチャレンジしたいな、という気持ちが湧いてきました。

 直前に参加させていただくことになって、中央アルプスの茶臼山を調べたら、むむむ。結構、登山口から頂上までの高度差がある。

うーん、でもがんばろう、歩ききるぞ!と地図を眺めました。

 最初は比較的単調な登りでしたが、やはり2000mを越えたあたりから風景が変化してきて、尾根に出てからは空気が一変しました。

吹く風に山の気を感じるような、湿気とは違った重みのあるような空気。ああ、山の上を越えてきた風だなあ。この空気を吸えて嬉しいな。と思いました。

 木曽駒ケ岳の雄大な景色を見ながら、山頂でいただいたコーヒーゼリーとオレンジの美味しさは格別でした。

 今回の登山で高山植物はゴゼンタチバナ、ヒメイチゲ、オサバグサ、カニコウモリを覚えました。

忘れないように、記憶、記憶。