県連 登山学校実技Cコース 確保技術講習会実技
滋賀県 げんき村内比良山岳センター 人工登攀壁
<日時> 6月23日(日)
<天気> 曇りのち雨
<メンバー> C:洞井 孝雄 AC:板津 彰伸、齊藤 伸一 スタッフ:杉浦 茂治
研修生:2名、 受講生:9名
確保技術はいつも雨模様 板津 彰伸
いつ行っても確保技術は雨模様。今回はまだましなようで最後に雨に祟られたがすべての講習を終えることが出来た。我が会からは、コーチ陣3名、スタッフ・研修生が3名、受講生8名の大人数での参加となっていた。毎年やっていることは同じように見えるが少しずつやり方が変化している。今回は懸垂下降中の仮固定方法がそれだった。矢倉さんが懸垂下降の担当になっていたので私も一緒に説明を聞き勉強をさせてもらった。コーチ陣以外のスタッフ・研修生が前日より勉強し当日参加の受講生に教える姿もほほえましく思う。(私もあんな時があったのですが・・)教える立場になると自分が理解して自信を持って教えられるようになるので今度も一緒に勉強していきましょう。私の担当は、懸垂下降のバックアップだったのでずっと建物の最上階にいた。20mの高さから見る琵琶湖は大きく霞がかかっていたが素晴らしかった。
タイヤをおとす 齊藤 伸一
確保技術講習会に前日の準備から参加しました。今年は確保技術の担当でした。ウインチをセットしてタイヤをつるし、地上15メートルの所まで上げて、ピンを抜きタイヤを落下させて、それを確保してもらいます。トップがもし墜落したらこれぐらいの衝撃があります。条件しだいではもっとすごい衝撃があるかもしれません。確保する時はいつどんな時でも衝撃に耐えられるように、準備をして確保してください。
講習会で改めて意識 ひろS
前回のクライミングの実技、ほとんど見学でしたが、そこから1か月以上が経過しており、ロープワーク等忘れてるんじゃないか、とか途中で出来なくなったら、等不安ばかりで当日となりました。講習会ということで、登山学校受講生以外の方が半数ほど占め、各セクションで丁寧に指導頂きました。
懸垂下降や事故脱出では、私個人としては、これまでの復習として再確認することができました。
「トップが墜落時のセカンドの自己脱出」においては手順を理解していくのも大事だと思いましたが、これまで‘確保する’=‘確保器でザイルを繰り出すか、引く事’としか意識してなかったな、と気づきました。危険が伴うクライミングには、こういった技術が必要になる可能性がある行動だと改めて感じました。
確保技術講習会 真Y
比良山岳センターでの講習会だった。まずは、タイヤを落下させ、セルフビレイがなぜ必要なのかを学んだ。タイヤが落ちてくると、思いっきり体が引っ張られ飛んでしまう。この時にセルフビレイの方向や高さを考えていないと、飛ぶ距離が多くなってしまう。次に懸垂下降時の仮固定とセカンドの自己脱出、宙吊りからの自己脱出などを学んだ。どれもいざという時に必要な技術なので、今回学んだことを忘れずにいたい。
状況に応じて 聖S
4パーティに分かれて、“懸垂下降での仮固定”“確保技術”“自己脱出”“トップが墜落時のセカンドの自己脱出”について、1日かけて学びました。
自分なりに、一通り出来るようになったつもりでいますが、今回の講習の場で出来たからといって、継続して行なわないと、折角身に付けた技術も忘れてしまうし、何より、実際、その場に遭遇した時に、冷静に対処できるのか。状況に応じた判断が出来るのかが重要だと思いました。
また、“トップが墜落時のセカンドの自己脱出”の際に、“自分が、トップだったら、どうするべきか何が出来るか考える事も大事だぞ”とコーチに言われ、今回の実技は、今から自分がやろうとしている事へのほんの入り口にすぎないんだと感じ、身が引き締まる思いがしました。
確保技術講習会実技に参加して・・・ 征W
登山学校の受講生に混じって、県連の確保技術講習会に参加してきました。受講生に混じって出来るかどうか、不安でしたけど、思いきって参加しました。結果、参加して楽しかったです。とっても危険な訓練をしているのに・・・。
ある意味、仕事している時よりも真剣に取り組んだと思います。実技の前にATCを初めて買い。使うのは当日が初めて。行く前にはマスト結びと半マスト結びだけは出来るようにしました。エイト結びは少し不安でしたが、当日教えて頂いて出来ました。仲間を確保する難しさを知ることができました。技術を知って経験することにより、確保の重要性を学ぶことができ、とっても勉強になりました。実際には使わない方がいいけど。知らないと何もできませんから。特に懸垂下降が怖いけど、またしたいと思います。
久しぶりに 東洋K
事故によるケガをして以来、山には行けていませんでしたが確保技術講習の実技はグラウンド・人口壁で行われるとのことで久しぶりに参加できました。
滋賀県の比良げんき村に着くと大きな人口壁が見え、かなりの高さを見上げます。パーティに分かれ実技講習が始まりますが私が参加できたのは、トップが墜落時のセカンドの自己脱出のみ。まだ歩行もままならずそれ以外の実技は見学のみとなりました。
ケガをする前に南山での初めての実技以来確保の練習はしておらず、ロープの送り出しからもたつき、エイト結びもうまくできない...。コーチからは「サボっていたな」と言われましたが、実際ケガをして以降はなかなかそういう気持ちにもならず何もしないままになっていました。
ケガが完治するのも8月上旬で、参加した登山学校のみんなに追いつけることはないでしょう。これから続けていくにあたって確保技術・知識はぜひ身に着けておきたいと思います。直ったら折りを見つけて練習していきたいと思いました。
いろいろと考えてしまいましたが、今回は久しぶりにみんなと行動できて本当に楽しかったです。今は少しでも早く回復できるようリハビリを続けます。
確保技術の実体験 洋S
理論講座の実践として比良山岳センター登攀壁にて確保技術の実技講習を受講しました。4つのセクション@確保技術Aセカンドの自己脱出B懸垂下降時の仮固定C宙刷りからの自己脱出があり、各Lのもとで順に実技指導をうけました。
4つのセクションの中で最も体験したいと思っていたのは確保技術、クライミング時の墜落を想定し15mほどの高さから60kg前後のタイヤを3m落下させその衝撃を受け止める、とい言う実習です。体験をしてみると、タイヤが落下すると衝撃を受け一瞬で身体が浮き上がり、着地するときにはバランスを崩して倒れそうなになりました。確保する側も危険であることがわかりました。ビレーポイントとリードの直線上で確保する、ビレーロープは張っていること、衝撃を受け止める姿勢ができていることなど実体験をもとに学ぶことができました。