45期県連無雪期救助訓練

鈴鹿 御在所岳(裏道四の渡し周辺)


<四の渡し・負傷者の搬送>

 

〈日程〉6月30日(日)曇り時々雨

〈山行目的〉無雪期救助訓練

〈ルート〉裏道登山口〜藤内出合いの間

〈メンバー〉板津彰伸 他19名参加

 

〈記録〉

 5:30 阿久比役場発  7:30 裏登山口集合

 9:00 四の渡し付近

 午前中 4チームに分かれて訓練開始

 午後 全員で搬送訓練  16:00 解散

 

今回は1/3システム・・    板津 彰伸

いつも参加している救助訓練は、1/3システムを教えることになった。1/1のごぼうを体験してもらいすぐに1/3のセットに切り替える。引上げの力が少なくても十分なことを全員に体験してもらった。形だけでは簡単に出来るが、カラビナ1個追加すると急に引上げが重くなることも体験してもらった。

救助ロープのバックアップのセットの仕方が特に重要であることも一緒に教えた。万が一手を離したときにも落とさないことは特に重要だ。

1/2システムから1/3を利用して1/6システムにすると、いとも簡単に引上げられることを私自身も体験した。(このシステムは使えそうだ!!)矢倉、春日の2名は救助者となり急斜面を引上げられる役になりご苦労様でした。

最終はいつものようにザック担架を作って負傷者を運ぶ。今回は私が担当者になっていたので驚き岸部さん確認すると『洞井さんがいないから大きな声で叱るのは板津さんが適任だ!』なるほどと思うこともあるが何を考えているのやら。けがもなく終了で来て一安心の救助訓練だった。

 

負傷者搬送は大変       志貴I 

 今にも雨が降りそうな空のもと鈴鹿の4の渡しの橋の近くで午前中は

@  支点の作り方

A  滑落した事故者まで降りていく方法

B  事故者を登山道まで引き上げる方法

C  登山道から自己パーテイーでの搬送方法

これらをそれぞれの班に分かれてスタッフの方々に教えてもらうと同時に今までの自分の認識を改めたり、再確認することが出来ました。

 午後はザック担架を組んで負傷者の搬送で登山道を登ったり,降りたり又4の渡しの所の沢を担架のままザイルを張り滑車で移動もしました。自分は以前に救助訓練で搬送をしたことがあったので今度は負傷者を体験しました。シートが無く直にザイルが身体に当たる部分が搬送されているときはそれほど感じなかったが翌日腕の上とか腰の辺りが少し痛かったので今後そこらに手ぬぐいなど当ててあげると良いかなと思いました。とりあえずザイルで運ばれたときの感想です。沢を渡るときは不安も何もありませんでした。皆さんご苦労さんでした。

 

初の救助訓練                  真Y 

 初めて救助訓練に参加した。特に印象に残ったのは、事故者を登山道まで引き上げる方法で、3分の1で引き上げする技術で、体重80キロの人をそれほど、力を使わずに引き上げることができて、ビックリした。ザイル、スリング、カラビナだけを使ってこんなことが出来るのかと勉強になった。ザイルで担架を編んだり、ザックで担架を作ったり、道具はただ持っているだけでは意味がなく、使いこなせないといけないと思った。いい経験ができました。

 

無雪期救助訓練を体感!         征W

 積雪期救助訓練に参加してから、今回で2回目の参加です。前回の時は何をしているのか?さえもあまり理解できず見よう見真似で行っていました。でも、今回はよく理解できたと思います。前日の救急法の講義で負傷者に応急手当を施してから救助していく一連の流れも知ることができました。人の重たさを実感として自分の力で理解できました。午後からザイルを編み込んでザイルタンカを使って負傷者を搬送することも実際に行いました。負傷者を無事に安全に迅速に、安全な場所まで搬送することの困難さを体感しました。

 ただ、ロープワークをしっかりと覚えないといけないこともよくわかりました。自分では出来るつもりでも、実際に木とかカラビナにかける時も、反対向きになったりして、手際よくできませんでした。もっと練習を重ねなくてはいけないと思います。

 この訓練を通じ、絶対に負傷者になってはいけないと強く思いました。

 

システム作り                  孝K

 今年の救助訓練はスタッフとして参加。教えるパートは1/3システムを使っての引き上げ。これまで2回救助訓練に参加しているが、1/3システムの作り方はいまいち理解できていないのでいい機会なのでしっかり覚えよう。近くで何回もシステムの作り方を見て1/3システム、1/2システム、ブレーキシステムが良くわかってとてもよい経験ができました。システムの中でもカラビナの選び型シュリンゲの選び方によってはシステムが上手く動かなかったりで奥が深い。また実際に救助の大変さを確認できて絶対に事故は起こさないと改めて思った一日でした。