白山山系  三方崩山(2059m


<ガス・雨の走る白ザレ>

 

<日時> 2013年7月3日(水)雨

<山行目的> 体力作りとトレーニング
<ルート> 平瀬登山口〜四等三角点〜三方崩山ピストン

<メンバー> L:和田 達也  他4名

 

<記録>
4:00 阿久比町役場発、パラリと雨がフロントガラスに当たる。
5:40 ひるがのSA朝食・トイレ休憩、途中雨足が速くなったり、ガスで山並みが見えなくなったりしたがここでは雨小止み。 5:53発

6:27 白川郷IC出る。
6:45 平瀬道の駅、リーダーの指示で雨具着用、登山準備。

6:55 発、すぐ右折、登山口の林道に入る。
7:11 林道の状況悪化、適当なスペースを探して駐車、歩き始める。
7:28 登山口着、草が生い茂って少し邪魔、先頭が鎌で草を払いながら進むが生い茂った植物の新しいみどりが美しい、ブナの緑が目にしみるがいきなり急登の連続花はない。
7:54 1030m付近給水、ここから尾根道の登り、ここまで来ると登山道らしくなり鎌も必要なくなった、急坂の登りと雨具で大汗。
8:23 尾根の分岐1244m付近1本、ここで三方崩山に向かう主尾根と合流、西南方向に向かう、しばらくは穏やかな尾根道が続く、両脇はブナの生い茂る樹林帯。標高差614m急登を登り切った。
8:53 1373m四等三画点、ここまでは比較的穏やかな登り、雨足は弱くならない、風も少し強くなってきた。
9:28 1624m白ガレ1本、前方に見えるピーク(1885.7m)はガスが走り雨足が強い、少し停滞すると汗で濡れた身体は雨具をつけていてもすぐ冷えてきて寒さを感じる。ここまでの登りは強烈だった、先頭との間隔がひろがる、頑張ってついていくのがやっとの状況。
9:40 撤退を決める。標高差994mを登った事になる。
10:02 1373m付近1本、雨の中のブナ、幹をサラサラと雨水が流れ落ちる、なんとも言えない景色、すべらないように足元に集中して歩く、登山道は少し雨水が流れ出した。

10:40 尾根の分岐1244m付近通過。
11:01 登山口着、雨から逃げるように下ってきた、滑って転倒しないよう緊張の連続だった、雨足が弱くなり雨の止む瞬間もある、登山口横のトンネルの中からは相変わらず勢いよく地下水が吹き出している、この水を見て3年前を思い出した。
11:15 駐車場所着、車に乗れる状態に着替えている間も雨は小止みになったり時々強い雨が襲ったり。

 

平瀬温泉街「くろゆり荘」で入浴、体を温め・汗を流して帰途につく。この宿の温泉は絶品のかけ流し、高温の湯を沢の水で薄めている。女将(気のいいおばさん)の話が面白かった。「またぎの宿」というらしい、親父は猟師で釣名人。実はお目当ての「平瀬しらしみずの湯」は水曜日定休だったのが幸いした。

7月2週の光・聖のトレーニング兼夏合宿のトレーニングで三方崩山に行った。生憎の雨、中止かなぁと思ったがリーダーはやる気充分、雨具をつけての出発、樹林帯の急登を汗だくで登って白ガレ(標高差1000m)までいったが雨・風には勝てず撤退となった。

花もなく展望もないがなんとなく充実感を感じた山だった、できるなら頂上まで行きたかったがこの天気では致し方あるまい。

記録を観ると2010年7月4日に夏合宿のトレーニングでこの山に登っている、和田さんの記憶はすごい、ちなみに、この時もカッパを着るほどではないが雨模様で汗だくだった、今回よりもう少し登山口近くに駐車しているが白ガレまで2時間05分、今も3年前も今も同じ位で歩いていることになる。  <記録:哲S>

 

″フーフーハーハー″         和田 達也

 三方崩山は私の大好きな山の1つだが、日本海からの梅雨前線の影響で風雨激しく、白ハゲで撤退。それよりも何よりも、私が遅れてしまって、メンバーの皆さんには大変迷惑をかけてしまった。頭のてっぺんからつま先までびしょ濡れの状態で、風雨の中10分間も待っておれば身体も冷えてきます。それにしても強いメンバーだった。休憩した1244mからあっという間に眼中から消えてしまうんだから。この山は、老骨には厳しい。“もう、これでお別れね”

 

雨!そして雨!        由H

雨・・・前日から降ることはわかってはいましたが、思いのほか降り始めが早かった!!むかう車の中からすでに降り始めてしまい、テンションダウン。雨に打たれながらも気持ちいいよとの言葉に苦笑い。到着してももちろん降っているので最初からカッパ着用!久々の出動でした。

登り始めて最初は順調に進みましたが、途中から結構な急騰に・・・。それとともに私の足がヘロヘロに。うぅ〜ん久々の急騰にやられたのか鉄不足かそれともサボり気味がたたったのか。皆さんを待たせてしまいました。シロガレのところで雨、風も強いので撤退。登りはひたすら登りましたが、下りはつるつる滑ってへっぴり腰になってしまいまた滑るという悪循環に陥ってしまいました。

今回の山行で自分の体調管理、体力などサボっているのが浮き彫りになったので、きちんと見直します。

下山後の旅館での温泉は冷え切った体をとても温めてくれて、おかみさんのお話も面白くて楽しかったです。

 

雨の日も良い               洋S

高速道路を走る途中から小雨が降り出し、やがてフロント硝子をバタバタと叩くほどの強い雨となりました。山に雲が掛かり稜線も見えなくなりました。「雨の中を登るのもまた、愉しいものだ」と後ろの座席からの声(私は運転手)、酸いも甘いも噛み分ける登山経験豊富な方たちの考えは違う、と思いました。私はそれも経験、と少し気持ちを切替ました。

 雨具を着て雨が降る中を登っていきます。草木の葉が雨に濡れ晴れておれば綺麗だろう、と声にすると「雨で濡れた葉は綺麗だ、幹を伝わり流れ落ちる雨水も美しい」と声が返ってきました。

あるがままを受け入れ楽しむ、そんな気持ちで山を登れる人になりたいと思いました。