赤牛岳(2864m)

    

 


赤牛岳頂上で>

 


<温泉沢ノ頭から赤牛岳方面を望む>

 


<南真砂岳へ向かう途中から真砂岳方面を望む>

 

<日 程> 2013年8月10日(土)〜12日(月) (2泊3日)

<山域> 北アルプス

<山行目的> 読売新道を歩く
<ルート> 黒部ダム〜奥黒部ヒュッテ(泊)〜赤牛岳〜水晶小屋(泊)
      〜湯俣岳〜高瀬ダム

<メンバー> L:志貴I 他 3名

<記録>

8月10日(土)晴れ

4:00 志貴I宅出発

6:00〜6:25 駒ケ岳SA休憩

8:10 駐車場着

8:30 扇沢駅発

8:50 黒部ダム駅着

9:00 黒部ダム発、黒部湖に沿って歩く

10:10〜10:15 休憩

11:19〜11:25 休憩

12:40 平ノ渡着

14:00〜14:18 渡し船乗、梯子や桟道の連続

15:24〜15:34 休憩

16:30 奥黒部フュッテ着

8月11日

3:30 起床

3:50 小屋発

4:58 1/8通過

5:00〜5:30 朝ごはん

6:14 2/8通過

6:54〜7:14 3/8地点で休憩

8:04〜8:13 4/8地点で休憩

8:43〜8:50 5/8地点で休憩

9:18〜9:25 6/8地点で休憩

10:00〜10:13 7/8地点で休憩

11:00〜11:17 赤牛岳山頂休憩

12:18〜12:31 休憩

13:34〜13:47 分岐 休憩

14:36〜14:42 休憩

15:05〜15:09 水晶岳山頂休憩

15:55 水晶の小屋着

8月12日

3:00 起床

3:40 発

4:55〜5:30 朝食

6:48〜7:01 休憩

7:30 真砂岳山頂

8:08〜8:18 休憩

9:00 湯俣岳山頂

9:20〜9:32 休憩、急な下りが続く
10:45〜11:15 晴嵐荘にて休憩、かき氷を食べてリフレッシュ、長い平坦な道の始まり。

12:22〜12:30 休憩

15:50 林道に出る、途中、トンネルを何カ所か通る。

13:40 高瀬ダム着、すぐにタクシーに乗る

13:56 駐車場

 

長い道のりを歩いて      志貴I

 表銀座、後立山の両方の稜線を見ながら長い道のりを歩きました。幸い天気に恵まれ両方の稜線を目の辺りにして歩くことが出来たので長いながらも救われました。

 前回は雨、曇りで視界が開けず黙々と歩いたのに今回は360度の視界を我がものにしながらでしたので助けられました。黒部ダムから奥黒部ヒュッテまでは丸太の橋、階段の連続で6時間の歩行を,小屋は満員でしたが幸せにも風呂が有ったので汗を流すことが出来たのでよかったです。

2日目は赤牛岳への長い登りをクリアして水晶岳へですが下に高天原を前に雲の平らを見ての贅沢山行ですが8時間あまり歩いているので疲れが出てきて後あそこまでで休憩をといいながらゆっくり足を運ばせて最後の水晶岳,ここの山頂からは水晶小屋が見えるんですが,見えるものは遠いと言われ本当に遠かった。今日は12時間歩いたよ・・・

3日目は竹村新道を小屋から竹村新道への分岐までは岩のごろごろしている道をあっちだこっちだと○印を目当てに2時間あまり歩き終えると後竹村新道はお花畑のきれいな所ですが急坂、梯子で結構シビアでしたが湯俣岳からは唐松林の落ち葉で足に優しく歩けましたが湯嵐館見えたときは本当にほっとしました。ここで大休止をして延々と2時間あまり高瀬ダムまで歩き3日間の長い山行は終わりました。

こんな所へ2度も行く人がいるんですから・・・ でも楽しかったです。 

 

読売新道           孝K

 赤牛岳に登るためには、2本のルートがある。ひとつは黒部ダムから黒部川沿いをたどり、赤牛岳の麓から一気に登るルート。もうひとつは水晶岳に登り稜線伝いに赤牛岳に登るルート。今回は北アルプスにどっぷり浸りたく、前者の2泊3日のルートを選択。3日間とも行動時間が10時間前後とタフなルート。結果は3日間とも晴天に恵まれ来たアルプスを満喫できた山行となった。

 初日は扇沢から黒部ダムに入り、黒部ダム湖畔をたどり平の渡しから奥黒部ヒュッテに泊まる。平の渡しでは船に乗り黒部ダムを横断。山に来て船に乗るなんて。

 二日目は奥黒部ヒュッテから読売新道を登り赤牛岳、水晶岳を通って水晶小屋で宿泊。読売新道の登りは事前情報どおり木の根や苔で登りにくい。天気でよかった。キツイ登りを終えると赤牛岳山頂黒部ダムから14時間で頂上だなんてなんて遠いところに来たんだと感慨深い。頂上からは立山連邦、後立山連邦に挟まれ壮大な景色。

 三日目は水晶小屋から竹村新道を通って湯俣に降りた。竹村新道も読売新道に劣らず急な傾斜。

 3日間天候に恵まれ楽しい山行でした。こんな長いルートに付き合ってくれた皆さんありがとうございました。

 

あぁ赤牛岳!         裕S

  夏合宿でバテバテだったので、「読売新道なんてハードなコースは歩ききれない。」と弱音を吐きましたが、「ゆっくり歩く。」という甘い言葉に誘われついつい行ってしまいました。

 1日目の黒部ダム沿いの道は、数年前に通った道。垂直のはしごがたくさんかかりとてもハードだったので、憂鬱だったのですが、そのはしごもきちんと直され、多少のアップダウンはありますが、歩きやすい水平の道に生まれ変わっていました。道を管理している方々に改めて感謝です。

船に乗った後の道のりも地図に書いてあるとおり、はしごのアップダウン。でも、はしごには必ず手すりもついており階段状になっているので大変歩きやすかったです。ただ、はしごは皮のはいである丸太のため、雨が降っていたらゾッとします。奥黒部ヒュッテは超満員!部屋は熱気でムンムン!

 2日目は朝4時発。暗いうちから読売新道に突入です。早々から急登で、木の根木の根の連続です。のんびり行くのをお願いし、息が切れないように歩きました。朝食はラーメン。Iさんが大きな焼き豚を差し入れてくださったので、ボリュームUP!あのザックからは何でも出てきますね。気を取り直してがんばって歩き始めます。

森林限界を過ぎると直射日光は容赦なく照りつけます。遙かに赤牛岳を望み、本当にあそこへ行けるのかと不安になるほどです。休憩を道標ごとに入れてもらい、ゆっくりと標高を上げ、なんとか赤牛岳山頂に立つことができました。

 問題はそこからです。もう、赤牛岳で気持ちが盛り上がっていることもあり、稜線歩きもいまいち楽しめません。右手には薬師岳の雄大な山容、そして、行きたかった雲ノ平!左手には烏帽子岳や野口五郎岳が続く稜線。絶景なのですが・・・。

水晶岳への最後の登りの前に小休止。SLが「あと20分で山頂だから。」と。すごくかっこよかったです。見直しました。そこからの行動は素早く、さっさと山頂へ。写真撮影のみで小屋へ突き進みました。ただ、30分のはずの小屋までが異常に遠い・・・。

 3日目、外に出るとペルセウス流星群が。10分くらいで5つは見えました。お願い事はできませんでしたが。

下りは竹村新道です。暗いうちからの出発で、岩場ではドキドキでした。明るくなってくると槍や東鎌尾根、表銀座の稜線が一望でき最高です。硫黄岳の赤々とした山容も見ることができました。そして、なんといってもお花畑。あきのきりんそうやしなのきんばい、みやまきんぽうげ、ちしまぎきょう、はくさんいちげ、くるまゆり、いわかがみ等々たくさんのお花に巡り会いました。春も夏も秋もいっぺんに来てしまったようです。

樹林帯に入ると、湯俣までは我慢の時間。急坂を下り、無事晴嵐荘へ到着。がんばった後のかき氷は格別でした。(その後2時間ちょい、ほぼ水平道を黙々と歩きましたが・・・。)

 自分には無理かもと思ったルートでしたが、他のメンバーに支えてもらい、何とか完歩することができとてもうれしいです。本当にありがとうございました。

 

いゃ〜長かった!       由H

 黒部ダムを見るのは何年振りか?なので楽しみでした。ダムについてから平ノ小屋に行くまでは微妙なアップダウンに少々飽き気味に。小屋についてのコーラに息を吹き返してからの乗船まで待ち時間に睡魔に襲われ・・・。

船は7.8分くらいとかってに思っていたら案外乗船していました。日間賀島に行くより長いじゃんと思いました。しかも無料に驚きですね!船を下りてから奥黒部ヒュッテまではとても整備されていましたが、ハシゴなどなど結構なスリリングな感じで濡れている状態では冷や冷やしてへっぴり腰になるのは間違いないだろうと思います。

2日目はまた長かった〜。赤牛岳について終わった気分になりつつの水晶岳。しかも見えるのに遠い!でも両側の稜線がバッチリみえて最高でした。

3日目は最初から岩場の下りでドキドキしましたが、あっという間にお花畑に突入!この夏でお花の名前をとりあえず4つ覚えれました。樹林帯に入ってからの急な下りが続いたのでさすがに膝にきました。川の流れる音がしてきてもうすぐだ!でも聞こえてからまだまだありましたが・・・。静嵐荘での休憩時のかき氷は生き返りました!そこからの高瀬ダムまでは、またまた・・・。でもトンネルの中はとても快適に歩けました。涼しかった〜。今回はゆっくり歩いてもらったおかげで高度にやられることもなくバテなかったので小屋でのごはんもバッチリ食べれたので、帰宅したら家族に「太った?」と言われてしまいました・・・。摂取カロリーが多すぎた模様。へなちょこな私ですが、またご一緒してくださいね。