北アルプス 燕岳(2762m) 大天井岳(2921m)


<燕山荘からの燕岳>

 


<イルカ岩>

 

日時:2013年8月24日(土)〜25日(日)

ルート:中房温泉〜燕岳〜大天井岳 ピストン

目的:夏の山を楽しむ

メンバー:L 齊藤伸一 他 6名

4か月ぶりの山行は       東洋太K

 5月のケガから約4か月、ようやく骨も問題なくなり久しぶりに山へ行けることになりました。今回の目標はとにかくケガなく無事に帰ってくること。私だけでなく米山さんも骨折明けの復活山行とのことで、打合せの段階からとにかく全員無事故で帰りたいと思いました。道中からの小雨も登山口に着く頃には収まっておりなんとかスタート。

スタートしてすぐに気付いたことは山での歩き方を忘れてしまっていることです。日常生活で平地を歩く際はつま先で地面を掴むように歩くようなことはほとんどありませんが、山で岩に乗る際などは岩を掴むようにしないとバランスが取れません。以前は無意識に出来ていたことができない...。幸い北アルプスは登山道がきれいに整備されており危険な箇所はなかったので、終始足づかいを意識して登ることで感覚を取り戻すことができました。

また休憩も小まめにゆっくりペースで登って頂いたおかげで心配していた息切れもすることはなかったですが、筋力はかなり衰えていたようで登りではふくらはぎが張って、下山では膝が笑いそうになってしまいました。ブランクを感じますね(泣)

とはいえ、久しぶりの山行の感想としては本当に楽しかったです!パーティで山を歩くこと、燕岳の山頂にも立てたこと、遠くの景色(槍ヶ岳の穂先も見ることができました)もきれいでこれからも続けていきたいと改めて思いました。

続けていくためにはケガをすることは本当にアホらしいことで、今回はずっと気をつけながら歩きましたがこれからもそういう意識を持っていく必要があります。

最後に、復帰明けの山行でパーティの皆様にも気を遣って頂きご迷惑をお掛けしましたがこれからもよろしくお願いします。

 

初めて尽くし                真琴Y

 夏山、北アルプス、山小屋泊など、初めて尽くしの山行でした。山行前の打ち合わせでは、どんなことに気をつけたら良いか、どんな物を持ってきた方が良いかを丁寧に教えていただけて、安心して山行当日を迎えることができました。

北アルプス3大急登の合戦尾根は確かにきつかったが、歩くペースがちょうど良く、休憩の回数も多めだったので、心地よい疲れで合戦小屋まで辿り着けた。合戦小屋では名物のスイカを食べ、ヘリでの荷上げも見ることができた。合戦小屋から少し歩いたところで、後ろから大荷物も担いだ人たちに出会った。ちょうどこの日に燕山荘で行われるクラシックコンサートの楽器を運んでいるとのこと。すごいな〜と思いながら歩いていると、斜面一面にきれいな花たちが・・・花に疎いので名前は覚えられなかったが、きれいだった。そして、燕山荘に到着。想像以上に大きくキレイ。小屋から燕岳山頂を眺める景色が最高。いよいよ、燕岳山頂へ。稜線歩きは思った以上に風が強くて寒いものだと実感できた。

2日目は小屋から歩き出してすぐに雨が降り出したため、小屋まで戻り下山を開始した。雨が降り出す直前に、雷鳥を発見!可愛かった。雨の中の下りだったので、滑らないように気をつけながら歩いて、3時間弱で駐車場まで下りてこれた。骨折明け初めての山行だったが、痛みもなくとても楽しい2日間でした。ありがとうございました!! 

 

初・小屋泊まり               景M

 山登りを始めて2年と少し。実は、これまで「山小屋」というところに泊まったことがことがありませんでした。今回は初の小屋泊まり、しかもあこがれの燕山荘!というわけで、ものすごく楽しみにしていました。

 天気予報は最悪で、中止の危機…でしたが、なんとか往路は雨に降られることなく無事登ることができました。でも、さすがに3大急登といわれるだけあり、最初から九十九折りの急登が続き、最近山はご無沙汰だった私は息は切れ切れ、汗びっしょり。休憩のできるベンチが30分ごとにあって、登山道も整備されていましたが、初心者向きと言われる割には結構大変…。でも、途中でぱぁっと開けた眺望の素晴らしさや、合戦小屋のすいかという美味しいお楽しみ、合戦小屋から燕山荘までのお花畑は、確かに魅力的でした。

 燕山荘は、さすがに泊まってみたい山小屋bPだけあって、設備(特にトイレ)はきれいだし、ご飯は美味しくて品数も多く、お土産やケーキまで満喫できました♪夕飯の前後は皆でプチ飲み(お茶?)会。こうやって日が落ちてもゆっくりできるのも、小屋泊まりのよさなのですね。もうちょっと疲れてなければ、演奏会の素敵な弦楽奏もゆっくり楽しみたかったなぁ。小屋泊まり、くせになりそうです。

 翌朝は、稜線歩きを楽しもうと出発したら、間もなく雨で断念。確かに晴れていれば気持ちよさそうな稜線でしたが、個人的には悪天候のおかげ(?)で雷鳥が見れたので満足。そのまま下山。結構雨が降っているのに、登ってくる方とたくさん出会いました。燕岳・燕山荘の人気を、改めて感じました。下山はずっと冷たい雨の中、ほとんど休憩なしですが、やっぱり合戦小屋のすいかは外せません(笑)。最後までいろいろと満喫した山行となりました。

 

記録:

1日目(曇り)

 5:00 阿久比町役場発

 9:05 安曇野市営P

 9:40 中房・燕岳登山口発、雨を心配しながら登り始める。

10:15 第一ベンチ、整備されていて登りやすい。

10:50 第二ベンチ

11:25 第三ベンチ

12:08 富士見ベンチ

12:40 合戦小屋

13:20 合戦沢ノ頭

14:18 燕山荘着

14:45 燕山荘発、 稜線歩き。寒い・・・

15:10  燕岳山頂、 風が強くて寒い。カッパを着る。

15:45  燕山荘

20:30 就寝

2日目(雨)

4:30 起床

5:45 燕山荘発、 雷鳥発見!!

6:00 雨が降り出したため撤退!

6:13 燕山荘

6:45 合戦小屋

7:36 第三ベンチ

8:22 第一ベンチ

8:55 登山口

9:00 駐車場 <記録:真琴Y>