南アルプス 薬師岳(シレイ沢 沢遡行)

      

日程:2013年8月24〜25日

ルート:シレイ沢〜薬師岳〜夜叉神峠

メンバー:L 新海 時生 他 3名

 

ツルッツルーの高巻き沢      良I 

沢登りに行ったのか、はたまた高巻きに行ったのか?私にはとても登れない豪快かつツルツルの滝ばかり。焦げ茶色の木目調の岩は何というのだろう。その岩がとにかくよく滑る。次から次へと滝が出てくるのだが、見るからに登れそうになかったり、登れるかも、と思っても一足かけて、ツルッと滑ってあきらめて・・・の繰り返し。後半に花崗岩になってようやく沢の中に入り、チョロチョロと登った(歩いた)感じ。私としては今回の目的は“沢で泊まって、焚火をする!”だったので、目的は果たし、満足は満足なのだが、それでもやはり、沢に行ったのだから沢の中を歩きたかったな〜。それにはまだまだ修行が足りなかった、実力不足ということですね。自分の実力不足はさて置いて、“沢で泊まって焚火をする”山行を毎年恒例にしたいなあ。どなたか、お付き合いを!

まきまき沢          新海時生
お盆の剣で去年からの連敗記録にやっと終止符を打ったと思ったら、また雨予報。中止にするほどでもないので、雨覚悟で出かけると、思いの外、土曜は1日天気も持ち、楽しみだったたき火もゆっくり出来ました。ただ沢の方はさすがに南ア。薬師に直接突き上げる沢だけあって、のんびり遊ばせてはくれません。次から次と現れる大滝を巻いて、巻いて、また巻いて・・・。まるで「沢沿いの山登り」です。沢の中歩いた距離の方がたぶん短いという初体験沢登りでした。また岩がいかにもよくすべりそうな、ツルツルと磨き抜かれた所が多く、挑戦する意欲をそぎます。高巻きも結構大変ですが、〈安全第一〉という感じでやってきました。 翌日は朝から1日シトシト雨に降られましたが、沢の方はもうツメを残すだけでしたので、薬師から夜叉神までの頂稜をスタコラサッサと下ってくるだけでした。南の樹林帯は雨も良く似合います。北岳の姿を見られなかったのは残念ですがまた機会も有るでしょう。今回は勝ち負けなし!ということで・・・。


沢での焚き火は最高!    裕T 

沢でテントを張って、焚き火…、また山での楽しみが増えました。ありがとうございました。シレイ沢は最初から最後まで急峻で沢全体が滝のようでした。いろんな滝が次から次へ…、でも残念ながら登れません。巻いて巻いて、時々沢へ…。新海さんが積極的に水に入る位、巻きました。

途中の白い滝では左岸(上流から見て)のスラブが滑りそうで、でも大きく高巻きすると滝から離れてしまうので、登り降りしながらトラバース地点を探しました。

テントはネット情報から適地に張ることができました。この沢はテントを張れるような平坦な場所は少なく、今回他にパーティがいなかったため最適地に張ることができました。初日は雨が振らず、沢で焚き火が出来ました、焚き火、暖炉大好きです。

夜、沢の音を聞きながら寝ていたら、途中から雨の音、2日目は終日小雨。

小雨に誘われブヨが集まってきたが、稜線に出るといなくなった。稜線への詰めではザレ場を登ったが、結果的にハイマツ帯を避けることができ正解だったと思う。沢での幕営、焚き火など、登山の幅をまた少し広げることが出来ました。この経験を次につなげていきたいと思います。

 

8月24日

天候:曇

03:40  半田発

07:15  夜叉神峠登山口P着

08:12  バスにてシレイ沢へ

08:45  シレイ沢着

09:05  入渓準備後、沢へ降りる

10:00  休憩

13:45  白い大滝 休憩

14:40  テン場着、食後、目的の焚き火(楽しかった)

18:45  就寝

8月25日

天候:小雨

04:45  起床

06:12  発

06:58  休憩          07:10  発

       沢詰め最後は蟻地獄のようなザレ場を直登(しんどかった)

07:57  稜線着        08:10  発

08:20  薬師岳 通過

09:07  南御室小屋着  09:20  発

09:50  苺平通過

10:41  杖立峠着      10:50  発

11:28  夜叉神峠 通過

11:58  夜叉神峠登山口P着   <裕T記>