信州 川上郷  小川山ゲレンデ クライミング

        


<日程> 2013年9月14日〜16日

<目的> クライミング技術向上

<ルート>

1日目  ガマスラブにてマルチピッチ

2日目 父岩、母岩周辺にてトップロープ

3日目 半日周辺にてクライミング

<メンバー>  L:板津 彰伸  他 9名

 

恒例の小川山キャンプファイヤー     板津 彰伸

長野県の廻り目平キャンプ場で毎年恒例のキャンプファイヤーを4山岳会合同20名以上で楽しんできました。このキャンプ場は山で拾ってきた木々でたき火が楽しめるキャンプ場です。おまけにクライミングのメッカと言われる小川山のゲレンデまでは歩いて数分で簡単に岩場に取り付ける。こんな素敵な場所は他にはあり得ないかも!

14日の早朝出発しキャンプ場に到着後にテントを設営してクライミングチームは【ガマスラブ】で4本ザイルを張ってクライミングをした。右側に行くほど難しくなっているがトップロープでもあり順番待ちで楽しく登った。5/10のルートがあり手の位置を限定したルートにも挑戦したが登ることはやっと出来たがリードとなると難しい。その後、スラブ状岸壁峰の【ガマスラブルート】の5ピッチのマルチクライミングを全員で登り切った。出始めが難しく最後は40mの懸垂下降になる小川山では簡単なルートである。スタート場所での待ち時間が長くなり結局広い小川山のクライミングで今回はこの岩場しか行くことが出来なかったことが残念だった。もっと違う場所も皆に知って欲しかった。

ここに来る私の目的はキャンプを楽しむことだ。今年は焼き肉もあり大騒ぎしたり真面目な話をしたりで楽しんだ。二日目が雨になり帰ることになったが思い出に残る小川山を過ごした。5年前に私一人の参加でしたがいつのまにかこんなに多くの人数になった小川山を来年の多くの信頼する仲間と一緒に楽しみたい。また来年一緒に行きましょう。その時は全員が少しでもレベルアップしているとさらに楽しめそうです。釣りをしている人もいましたね!来年は取り竿と沢登りの道具を準備しましょう。

 

クライミング部隊                  新海時生

 17人。台風の前で天気の怪しい中、これだけの会員がクライミングの聖地、小川山の廻り目平キャンプ場に集まりました。中にはキャンピング目当ての人も入ってはいるのですが、毎年3〜5人程で参加していた、じねんじょ山の会さんとの合同クライミング(毎年東海1名、去年から熱田も参加)に今年はご迷惑もかえりみず、大挙して押しかける事となりました。

 僕が登山学校に通ったのが5年前です。登山学校の卒業生は結構みえましたが、会の中でクライミングの話をほとんど聞かない時代でした。Eさんと2人で前尾根に通いながら『半田の中に「クライミング部隊」を作りたいねぇ』などと話していたのが遠い昔のようですが、まだほんの5年前の事です。Eさんは都合で続けられなくなり、僕も登山学校では続けられませんでしたが、その後に続く若い人(&若くない人)も毎年増えていき、半田単体のクライミング山行も組めるようになってきました。今年は一挙に6人もの卒業生を出し、夢の様な話だった「クライミング部隊」が現実の話になりつつあります。他の会が10人を越えるメンバーで南山や藤内でのクライミングを楽しんでいるのを指をくわえて見ていたり、端っこで参加させてもらったりしていたのが、今では半田単体でも出来る所まで来ています。そこまでは 素直にとてもうれしく、感激しています。ただ「出来た」と言う話になっていないのは、まだこれからが大変だという思いもあるからです。せっかくクライミングに慣れ親しんでくれた会員達に この先、クライミングの楽しみと成長の機会を継続的に提供していく必要があります。それを誰がどうすればいいかという答えを僕もまだ持ち合わせていません。登山学校は卒業させたらそれで終わりで、後は会の仕事です。半田ファミリー内にはクライミングに限った部署も人もいませんが、登山学校のコーチ、研修生は現在でも6名を数えます。ここ何年かはうまく継続されているようですから、学校の生徒だけでなく卒業生も含めた会員達のクライミング活動に目を向けてやって頂けるとありがたいと思います。もちろん僕に出来る事があれば、お手伝いさせてもらうのにやぶさかではありませんが、特定の会員に頼っての活動では限界があります。この盛り上がりの火を絶やさずに、大勢でワイワイといつでもクライミングが楽しめる日が来る事を、切に願っています。

 

台風に遭って                      志貴I

 昨年行かなかったので楽しみにしていた小川山のクライミング。3日カ間できると思っていたのに1日で終わってしまった。でも他の会の方々といろんな話をしながら楽しくクライミングが出来ました。夜はたき火を囲んでバーベキューを飲んだり食べたりお話をしたりでわきあいあいの内に時間が過ぎてしまい他のテントの方々に迷惑にならないうちに就寝。夜半に雨がテントをたたく音が・・・ああ今日、クライミングはダメだ・・・と思いながら目を閉じていました。

明るくなるのを待って食担が用意してくださった朝食をいただき午前中に阿久比に帰ってきました。消化不良、どこかで消化したいよ・・・

 

クライミング             孝K

小川山は日本のクライミングの聖地。大小様々な岩がありルートもトップロープ、マルチピッチと様々なルートがある。ベースキャンプ地の廻目平キャンプ場は焚き火もお風呂もあるという恵まれた環境。初日はガマルートが目的。ガマルートに行く前に、直前のスラブの岩で練習。前尾根のスラブと違ってつるつるで足がかり手がかりに乏しい。恐る恐る終了点に到着。次はいよいよガマルート。ワンピッチ目のスラブの岩がつるつるすべる。2、3回もたもたしてようやく突破。直後に小林さんに遅いと怒鳴られる。焦って上まで2ピッチ、3ピッチ、4ピッチと無難にこなす。最後は40mの懸垂下降。上から見ると垂直に近いので最初の一歩が恐ろしい。下山後は焚き火でバーベキュー。ここで馬場さんからいただいた中埜酒造の特別なお酒「超(こゆる)」をみんなでいただく。とても美味しいお酒でした。ありがとうございます。2日目は残念ながら朝から雨。早々に帰宅しました。

 

楽しみが増えました!              裕幸T

 日本のフリークライミングのメッカである小川山へ他の山岳会と一緒にキャンプ。いろんな事が初めてで、多くの人と一緒に岩登りすることで、助言も頂き、とても勉強になりました。初日はこのエリアで一番易しい?らしいガマスラブからガマルートのマルチへ。登りは斜度は緩いのですがスラブ状でいやらしい感じ、最後の懸垂は途中で足場がなくなるなど、変化に富んだルートを楽しめました。台風が近づき初日の夜から雨、2日目の朝食を取って撤退となり、他の岩場を見ることが出来ませんでしたが、他の山岳会とのクライミング・キャンプを通してとても楽しく交流ができました。ありがとうございました。来年がまた楽しみです。

一日繰り上げての撤退に下山報告が遅れました。誰かがしてくれているだろうと勝手に判断、全員で確認し合う基本が疎かになっていました。岩登りとともに、最後まで気を抜かず基本を大切にしていきたいです。

 

ガマ・ガマ・ガマ                   聖子S

 台風が迫ってくる中、小川山へ。キャンプ場へ到着後、テントを設営して、準備をして、まずは、ガマルート手前の壁で、トップロープで足慣らしに、クライミング。その後は、ガマルートへ。今回は、パーティー数が多い為、取り付くまでに2時間弱。一番最後に登ったので、色んな人の登り方を見て研究しながら、いざガマルートスタート!!下からみて、あそこが核心部だろうと思っていた所は、小林さんとイメージしていた通りに“ガマ・ガマ・ガマ”とすんなりとクリア!!“なんだ、思っていたより、難しくなかったな・・・”なんて思っていたら、その次の登りで苦戦・・・手も足も滑って、中々踏み込めない。“実は、ここが核心部では?”と思っていたら、トップで登られた板津さんから、“手前のガマより、そこが核心部だろう!?”と一言、“間違いないですよね。”と言いながらも、何とか登り、1P目終了。最後まで登りきった後は、40Mの懸垂下降。景色も良く、とても爽快でした。初心者向けコース??ということで、終始楽しく登れましたが、ポカミスが2つ、まだまだ自分の意識が低いなと反省しました。最後に、やり残しの課題にチャレンジさせてもらいましたが・・・・ムーブが分かっていても、最後の一歩が踏み込めず、敢え無くチャレンジ失敗。来年のリベンジを誓って、2日目の朝、今回の小川山は、雨で撤収となりました。

 

聖地へ                光K

  じねんじょ、熱田と合同で小川山へ初めて行ってきました。日本のヨセミテと言われるクライミングの聖地だけあり、周りには花崗岩の岩盤がいたるところにそびえていおり、クライマーたちの挑戦を待ち構えていました。今回は簡単なガマルートに挑戦しましたが、自分には十分手応えがあり楽しむことができました。スラブ状の斜面は指をかけるところが無いのできっちりと足を決めないとすぐに滑り落ちてしまい、良いトレーニングになりました。それと同時に自分の足首の硬さに、つくづくストレッチをしなければと思いました。来年もチャレンジしたいと思います。

 

がまスラブ                      齊藤 伸一

今年も天気が悪く台風が近づいている中、小川山に行きました。土曜日はなんとか雨に降られずに一日楽しみました。

朝到着後、テントを設営してから、がまスラブに向かいました。始めはトップロープを張って何本か登ったあと、パーティ分けをして、マルチピッチを登りました。3年前に初めて来たときに、セカンドで一度登りましたが、あまり覚えていない所もあり、登ってみるとこんな所もあったな〜と思い出しながらトップで登りました。

夕方テント場に帰ってからは総勢30人で直火を囲みながら楽しい夜を過ごしました。翌日は天気予報通り朝から雨が降り、一日早く帰宅しました。

3日間クライミングが出来なくて、残念でした。

 

小川山クライミング交流              矢倉 圭子

 クライミングのメッカ小川山。

広々とした廻り目平キャンプ場にはクライミングを楽しむ人々がいっぱいいた。ルート数は700本以上あるが、その中で私のようなへなちょこが登れるのは片手におさまるほどしかない。

今回はマルチピッチの入門ルートのスラブ状のガマルートの登攀をしてきました。5.7程度というが、滑ってフリクションが効かなかったりして大変だった。しかし高度感たっぷりで気持ちよく、終了点からは40mのロング懸垂で楽しかった。

 夜はたき火を囲んで、皆と充実した一日でした。

 

やはり恐怖でした。           杉浦 茂治

いままで、都合で行けずじまいだった、小川山へどきどきのわくわくでいっぱいの気持ちでやっと行ってきました。クライミングの聖地とあり、ボルダリングからマルチピッチと色々なル−トがありますが、自分が登れる所があるのかが、一番の不安の材料でした。その中でもガマル−トに行ってきました。比較的にやさしいル−トなので、自分でも気持ち良く登る事が出来ました。でも最終終了点からの40mの懸垂下降には、ビビリました。最近はだいぶ慣れたつもりでいましたが、40mの垂直の壁は足がすくみ、立つのも怖い…、やはり高い所は苦手なのが再確認されましたが、少しでも克服をしていくようにしたいです。

 

来年につなげたい                  東洋太K

 ケガも治りようやく復帰できたところで、せっかく受講した登山学校で参加できなかったクライミングを少しでも自分のものにしたい思い。(始まってすぐにリタイヤしてしまったのでクライミングの経験はほぼゼロの状態です)

 今回は会の先輩だけでなく登山学校のコーチにも練習の段階から教えて頂きありがたかったです。岩はみんなが登り進んで行くルートも同じようについていくことはできず、スラブは下から足を押さえてもらってようやく通過。その後はなんとか自力で登ることができましたが、同じ時期に入った登山学校のみんなに早く追いつきたいと思いました。コーチの方からもアドバイス頂きましたが、今回の経験を来年につなげたいと思います。

 できれば今年中に1回は経験しておきたいですね。

 

<記録>

9/14(土) 天候:晴れ

4:00  阿久比P 発

8:00  廻り目平キャンプ場P 着、テント設営 設営後、ハーネス着用

8:40  出発

9:00  ガマスラブ下でトップロープ(足均しの練習)

10:45 ガマスラブへ パーティごとに準備、先着パーティが登るのを待つ(順番待ちで約2時間)

12:40 1P目 新海さんのリードで登る。

13:35 2P目

14:40 3P目

15:15 登り切った反対斜面(絶壁?)、を懸垂下降で降りるガマスラブまで戻り、マキを拾いながらキャンプ場へ戻る。夜はバーベキューでワイワイ。

9/15(日) 雨

5:00 起床  前日夜からかなりの雨、 朝食準備し撤退判断

6:20 おのおのテント撤収

7:15 キャンプ場P 発

11:45 阿久比P 着    [記:東洋太K]