北アルプス

白馬岳(2932m杓子岳(2812m鑓ヶ岳(2903.1m

     


〈山行期間〉2013年9月21〜23日
〈ルート〉 猿倉〜白馬尻〜白馬岳(泊)杓子岳〜槍ヶ岳〜白馬槍温泉(泊)〜猿倉
〈メンバー〉 L:斉藤 伸一 他 4名

 

白馬満喫                  聖S

 初白馬ということで、この時期でも雪渓を登れるかな・・と思いましたが残念。持っていったアイゼンを背負いながら、秋道を行くことになりました。秋道は、足場も悪く、中々の急騰でしたが、隣にある大雪渓を望みながら、また、雪渓からの天然クーラーに癒されながらの登りとなりました。でも、さすが3連休!!人の多さにビックリすると共に、久しぶりに登山道での渋滞に出会いました。秋道で、ほとんど花が無い状態でも、こんなに人が居るとは・・・!!雪渓が終わっても、まだまだ厳しい登りは続きますが、大休憩を挟みながら、何とか、白馬山荘へ。受付を済ませて、部屋に荷物を置いたら、白馬岳へ。この道もざれていて、登りにくい。そして、山頂には、これまた沢山の人。空いてるスペースを見つけて、休憩がてら、展望を楽しみます。裕子さんから、“蓮華からのコースだとこっちから来て、花の時期は、とても素敵なんだよ!!でも、結構大変なんだけどね”等と色々話を聞かせてもらいながら、次回の構想を練りました。

 2日目も快晴。ご来光を観てから、白馬槍温泉小屋に向けて出発します。今日のルートは、今年に入って、2件事故があったルート!!でも、そこまでは楽しくいけると思いきや、杓子岳までの登りに悪戦苦闘。そして、白馬槍岳に着く頃には、雲が発生。白馬鑓温泉小屋に向けて、下る頃には、雲で、山々を望むことが出来なくなりました。そして、危険箇所に突入。小屋手前の鎖場と右側がきれている細道。鎖場は、ぱっと見れば、足場も沢山あるし、怖がることが無いように思えますが、下の石が想像以上に滑る。滑る青い石に乗りたくなくても、足場には、青い石ばかり。とても緊張しました。また、小屋目前の右側がきれた細道も、少し足を滑らしたら・・・・という状態。目の前に小屋が見えるだけに、再度、気を引き締めなおしました。小屋に着いたら、念願の鑓温泉。湯ノ花が浮いた、白濁の温泉で疲れを癒しました。

 3日目も、ひたすら下るだけかと思いきや、意外に危険箇所が。話をしながら、でも足元に気をつけながら、コースタイムよりも短い時間でフィニッシュ!!最終日は、あっという間でしたが、2泊3日、ゆったりと白馬を楽しむことが出来ました。

 さて、来年はどんなコースで白馬に行こうかな!!

 

青い石に注意!        三郎O

天候に恵まれ、初日から大雪渓を楽しむことが出来ましたが、時期的には1ヶ月遅れとの事で花畑も終わり雪渓も融けて危険なため殆ど歩けない状況でした。まき道はザレて歩き難い所が続くので、会話よりも歩きに集中!って感じでした。とは言え、カールと雪のコントラストは素晴らしく綺麗でした

2日目の白馬槍温泉手前の鎖場では、鎖を使えば十分確保は出来るのですが足元はほぼ滑る青い岩が続きますのでご注意を!7月に死亡事故が発生したそうで鎖もかなり強固な物が付けられていました。

 白馬槍温泉では露天風呂を楽しみましたが(私と伸一さんだけ・・)露天風呂の真下にはテン場があり、うかつに立ち上げれない場所でした・・・。とは言え、あの開放感はめったに無い快感です。機会があれば是非、行って見てください。

 

贅沢山行          由記H

今回は2泊3日で白馬!お花の時期は終わっているのは残念ですが初めてなのでワクワク。大雪渓もどんなのか楽しみにしていましたが、やっぱり時期が時期なので・・・雪の上は歩けず、脇の道をゴロゴロとした石と闘いながら登りました。白馬岳山頂はたくさんの人でにぎわっていました。

2日目は山荘から日の出を拝みに外に出ましたが、空はきれいになっていくのに太陽は・・・?太陽出現を待ちきれず退散!2日目は白馬鑓温泉目指してです。温泉が近づくにつれて硫黄のにおいがふわりとしてきました。小屋近くの鎖場は思ったより緊張しました。小屋に着くとホット一安心!しかし露天風呂はなかなかハードルが高かったです・・・。女性専用時間は7時から8時となっていて内風呂に入ってしまうとまぁいいかなんて思ってしまうところが・・・。

3日目は4時間弱の下るだけなのでお気楽モードのつもりが、あれれ登りがあった!と弱気になったりしながらでしたが、あっという間に駐車場についてしまいました。

贅沢山行の3日間はあっという間に過ぎてしまいました。

 

温泉!温泉!             齊藤 伸一

花の季節はもう終わり紅葉にはまだ早い中、白馬岳に行きました。まあ花には興味がないのでいいですが・・・。大雪渓はほとんど秋道を通り白馬山荘に到着しました。稜線からの景色は最高にきれいでした。

二日目は今回一番の目的の白馬鑓温泉小屋の温泉に入りました。下のテント場から丸見えの場所にあり、開放感抜群の温泉を満喫しました。混浴でたまに女性の方も水着で入っていました。

ゆったりと小屋泊まりの二泊三日の山行を楽しんできました。

 

あこがれの温泉!           裕S

 入会1年目の唐沢岳へ行ったときの出来事。「新海さんが鑓温泉から唐沢岳へ来た。」と聞き、漠然と新海さんのようなどこへでも行ける人でないと行けない秘境の温泉ではないかと勝手に思い込み、私の中であこがれの温泉となっていた。

 白馬への登りは、人人人で長い列。秋なので、大雪渓の上はほとんど歩けませんでしたが、大きなクレバスや、川底にぱっくりと大きな口を開けた穴などが見え、大雪渓の上を歩くということを少し恐ろしく感じました。

 白馬山荘は風呂のない旅館でした。快適です。レストランでくつろぎ、部屋でもくつろぎ気持ちよく過ごせました。

 2日目は、高度にも慣れ、快適な稜線歩きを楽しみました。杓子岳のザレ場では「ラク」と上から叫んでいるのが聞こえ緊張しました。山頂では、夫婦で写真撮ってもらい今では良い思い出です。鑓温泉小屋への道中の鎖場では足場がすべるあの石のため、緊張しました。もう行けないかもと思いました。その後の温泉で冷や汗を流しさっぱり。もちろんテン場から露天風呂を見上げ、ちょっとしたのぞきです。3日間のゆったり旅を満喫してきました。

 

〈記録〉

9月21日(晴れ)

3:00 半田市 青山出発

7:00 猿倉壮着

7:30 登山開始

8:45 白馬尻小屋着

9:10 大雪渓入口

11:55 惣平

14:30 白馬山荘着(泊)

9月22日(曇り/晴れ)

6:30 白馬山荘出発

7:55 杓子岳前ザレ場

8:20 杓子岳山頂

9:45 白馬槍ヶ岳山頂

10:20 槍温泉分岐

12:30 槍温泉到着(泊)

9月23日(曇り/晴れ)

6:00 槍温泉出発

7:40 小日向のコル

9:00 猿倉壮 到着     【記録:三郎O】