比良山系 奥ノ深谷・白滝谷

      

 

 

<滝を登る>

 


山行目的:楽しみながら沢登りの技術習得を図る

ルート:坊村〜奥ノ深谷〜登山道〜坊村

山行期間:2013年9月29日(日)小雨〜晴れ

メンバー: L:和田 達也 他 5名

 

<記録>
 5:00 阿久比町役場発、参加予定2名が都合でキャンセルとなった、小さいヴァンガードに、
      ザックを詰め込み、7人が乗り込んで出発、想いはバラバラよりもすし詰めのほうが、
      話題が多く楽しいのではと言うこと、勿論負担も軽くなる。

 5:53 土山SAトイレ休憩 

 6:10 発、小雨

 7:21 坊村トイレ前 7:26発
 7:29 林道ゲート前、もっと行けると思ったが目と鼻の先、ゲートがあって終点、出発準備。

 7:37 発 林道歩き、小雨。
 8:10 口ノ深谷分岐、橋があり表示も確りしている。
 8:17 白滝谷分岐、口ノ深谷分岐から二つ目の橋を渡った左手に踏み跡がある、ここが入渓
      場所と判断した、沢に下って入渓準備。

 8:37 発 天気輪悪い。
 8:51 最初の6m滝、右巻き、沢の水良は多く冷たい。
 9:40 4段40mを超える、これから先、滝の連続、冷たい釜を泳いだり、巻いたり(これ
      が半端ではない)、ロープで確保してもらったり、飯も食わず、水も飲まずひたすら
      進んだ、冷たい水に飛び込んで大胆に泳ぐ人も、巻いてエスケープするも自由、和田
      ・新海・斉藤さんが実に見事にサポートして下さった。 後半、空が晴れ日差しが感
      じられると水に入るのも抵抗が無くなった。2時間20分記録する間も無い程一生懸命
      実におおらかで楽しい遡行だった。
12:00 終点直前現在地点を確認した、既にもう終点に近い最後の”美しい釜”付近、「もう
      終わりだ」と話していたら突然”ゴールテープ”のように頭上にロープが表れた、金
      糞峠を経て武奈ケ岳に向かう登山道との交点だ。無事遡行終了して装備解除、小休止。

12:25 発、朝の小雨は何だったのだろう。

13:02 牛コバ通過
13:05 入渓点、二つ目の橋、牛コバは近くだった。

13:41 駐車場着
13:53 発、途中、「朽木温泉てんくう」で汗を流し、沢の臭いを落として帰路につく。この
      温泉「てんくう温泉」でも「てんくうの湯」でもナビはなびかない。

18:20 阿久比町役場着。

 

 出発するときは小雨、カッパか?と迷う場面も、おまけに数日前から咳が止まらない、昨夜は寝汗でぐっしょり、水量は見事に多く冷たい、今年最期の沢、残念だが、今日は「極力濡れない、浸からない」宣言で頑張ることにした。

後半天気も持ち直し日差しも表れた、不思議なものだ、お陽さまが顔を出せば水温も暖かくなったように感じる、終盤 ”斜め8m” の釜は泳がざるを得なかったが気持ちよかった。

和田・新海・斉藤さんのサポートのおかげで実にフレキシブル、スケールの大きい沢を思う存分安全に楽しめた、できれば盛夏にもう一度訪ね思う存分泳ぎたい、メンバーの皆さんに心から感謝したい。<記録:哲S>

 

少々熱あり                和田 達也

 前日、しっかり汗をかいた後、水風呂に長く浸かり過ぎたせいか少々熱っぽい。

 明王院を少し過ぎたところに施錠のある手前に車を駐車して奥の深谷の入渓地点まで40分ほどのガタガタ林道をウォーミングアップ。入渓地点は、牛コバと呼ばれる手前、白滝谷と合流する橋のたもと。武奈ヶ岳登山道の手前である。沢登り終了地点からこの登山道を下りてくるのである。沢は合流して、安曇川に注ぎ込み、琵琶湖に流れ込むのである。奥の深谷はずっと前に一度入渓したことはあるがほとんど記憶にない。今日の奥の深谷の水は冷たく水量も多い。台風18号の後天気は続いたものの、今まで経験したことのない大雨で、比良の山はしっかりと雨水が浸み込んでいるんだもの。落ちる滝の音と白い水しぶきが辺りに木霊する。私の方は少々熱っぽいので泳ぐ気にはなれない。泳いだ人はブルブル震えている。それでも泳いだり、へつったり、滝を登ったり、岩を登ったり、シャワークライミングと果敢に挑戦している。高巻もなかなか手強い。沢登りには危険を伴うが、大いにチャレンジしてもらいたい。遡行を終えた後の握手がとても心地よかった。

 

秋沢                      新海 時夫

いい沢でした。比良の沢はいいですねぇ。アプローチが楽ですし、なにより滝が多い。そして前回のシレイ沢と違って、そこそこ僕らでも登れる滝が多い。皆楽しそうによく浸かり、よく泳ぎ、よく登りました。結局最後まで泳がなかったのはボク1人だったようです。来年、黒部へ行くという話で、今回はそのお試しに「寒くても泳ぐ!」という決意で出かけたのですが、始めのうちにちょっと浸かって、ちょっと滝の水を浴びただけで気分はしぼみ、泳ぐ気になれませんでした。やっぱり黒部は無理なようです。

 帰りがけに和田さんから「新海君がいたら何もすることがない」と言われましたが、それは違います。和田さんがいるから皆 気楽に好き勝手(?)できるのです。そして皆のレベルがとても上がっています。斉藤君のリードは確実で頼もしいですし、良子さん光田さんのベテラン勢はますます元気です。良子さんが岩に慣れたのは大きく、ロープを出す回数は確実に減りました。出そうかどうか迷っているうちに皆とっとと登ってきてしまいます。島田君の部活とジムで鍛えた泳ぎもクライムもみごとでした。柴田さんも完全復活でしょうか。また張り切り過ぎて故障しないようにしてください。

これだけのメンバー揃えたら、半田ファミリーの沢登りもこれからもう一回り大きな輪を広げられると思います。そして皆でレベルも1つずつ上げながら また来年も楽しんでいきましょう。

 1部はまだこれから「秋の沢」を狙っているようですが、ぼくはこれでシメとさせていただきます。皆様また来年よろしくお願いします。

 

  寒くても楽し〜い           佐枝M

 9月初めの沢は雨で流れ、今年はもう沢に行くチャンスがないかも・・・と思っていたら、秋になってやっと行けることになった。

去年も今頃行ったが、9月も下旬になると、夏にあんなに気持ちがいい沢の水がやたら冷たくなり、ずっと浸かっていたら唇は紫色、歩いていないとブルブル震えてきて、なるべく水に入らないように水を避け、水を避け歩いて、これって沢登り?になってしまった。  

なるべく寒く無い沢を選んでくれたということで、冬の下着を身に着け出かけた。最初の着水はやっぱり冷たいが冬の下着は優れものだ。風さえ吹かなければ何とかなりそうだ。なんせ小っちゃいと皆が膝なら私は腰。皆が腰なら胸以上でプカプカ浮いてるもんなぁ。積極的に泳がないでも、しっかり首まで浸かったり、立派で綺麗な滝、滝、滝を巻いて、巻いて沢を楽しんだ。帰りに入った温泉の暖かさが身に染みた。でも沢って楽し〜い。

 

寒くない?                 齊藤 伸一

9月の終わり近くになり少し寒いかな〜と思いながら比良山系の奥の深谷に行きました。車を止め林道を歩き入渓しました。沢に足を入れると冷たいが、少し時間が経つとだんだんと慣れてきました。事前に調べた感じに比べると滝も大きい感じで、何度か巻きながら進みました。

滝壺で泳いだり、滝の水に当たりながら登ったり、沢満喫の一日でした。

これからも安全に気を付けながら沢登りを続けて行きたいと思います。

みなさまありがとうございました。