北アルプス 涸沢カール (2309m)

 

    

 


〈山行期間〉2013年10月11日〜13日

〈ルート〉 上高地〜徳沢〜横尾〜涸沢ピストン

〈メンバー〉L:裕S 他 4名

 

初見雪            三郎O

前夜出発、車中泊にて朝を待つ。

4時に目覚めた時には駐車場は粗一杯の状態になっていました 紅葉のピークを3~4日前に過ぎたとは言え直近の3連休とあってそれなりの盛況振り。

タクシーで上高地バスセンターに着くころにはスッカリ明るくなっていました横尾までは明るかった空が徐々に曇り初め本谷橋を過ぎた処でカッパ装着。今年、一度もカッパを使わずに過ごせた自称“晴れ男”もこれまで。

幸いにも雨は激しさを増さずに降ったりやんだり程度、テントを張る時も止んでくれて大助かりでした。

テントが何張りあったのか?聞くのを忘れましたがトップシーズンだけに夜のテント明かりは綺麗でした

夜中になると雨が次第に雪に変わり、うっすらと積る感じ。テントの両端に寝たお二人はとても寒かったらしいです。

翌日はすっきり好天気に恵まれ、モルゲンロート(朝焼け)を楽しめました、徐々に赤みをおびて行く姿は素晴らしかったです。

下山は登山道が少し濡れてはいるもののしっかり踏みこまれた登山道は歩き易かったです。ただ人が多いので入れ違いに結構な時間が掛りました。

 

初涸沢                  真琴Y

上高地も涸沢も初めてだったので、ワクワクしながら当日を迎えました。

上高地から横尾までは、ほぼ平坦な道でしたが景色がよく歩いていて楽しかったです。横尾からは徐々に登山道っぽくなったが、急登もなく、人が多かったこともあり比較的ゆっくりなペースで登れ、黄色や赤色に色づいた木々を見ながら気持ちよく歩けました。

テン場に着き、テントを張り、みんなで食事の用意をして楽しい会話をしながら色々な物をお腹いっぱい食べ、とても幸せな時間を過ごせました。ヒュッテと小屋を巡り、おでんを食べ、写真を撮りと、時間がたっぷりあるとこんなに楽しめるんだと実感。

は雪が降ったが、朝には雲ひとつない晴天、モルゲンロートを見て、ゆったりと朝食を食べ、下山の準備をして・・・。 徳沢で食べた山カレーも最高でした!

とっても楽しいことだらけの山行でしたが、事前に地図をしっかりと確認していなかったこと、パッキングの仕方、SLとしての歩き方など、反省する点も多々ありました。山座同定のやり方も教えていただいたので、反省点と共に今後の山行に生かしていきたいと思いました。

ご一緒してくださったみなさん、本当にありがとうございました!

 

 

紅葉!            由記H

秋の涸沢、三連休なのでどれくらい混み合っているか不安いっぱいで迎えました。

前夜泊で朝1番のタクシーに乗り込んで出発!しかしバスセンターにはたくさんの人でした。みんな早いな〜。

バスセンターから横尾まではほぼ、平坦な道のりなので早足で進みました。足が短いのでSLは歩幅について行くのに必死でした。横尾からは登りが続くので、ちょこっと高度にやられそうになりましたが周りの紅葉の景色に救われました。

涸沢の小屋が見えたあたりで雨が降り出したので、雨具を着ましたが、テント場に到着するころには雨は上がったので、雨の中テントを張る事にはならずにすんでよかったです。

お昼にからのテン場でのロングタイム滞在でしたのでいつもとは違い小屋を廻ったり、おでんをつまんだりと楽しみました。

途中からまた雨が降り出して一気に冷え込んできました。夕方ごろから雪に変わり、紅葉を見に来たとはいえ山はもう冬なんだなと実感しました。夜の寒さは頭の芯まで冷えました。そして心配していた雪も朝にはいなくなりフライに少し氷が張りつくぐらいですみよかったです。早朝の景色も最高でした。朝のパンケーキもおいしかったです!!

今回もとても楽しかったです。またご一緒してくださいね。

 

涸沢             景M

 前回腰痛でキャンセルしてしまった涸沢。リベンジです。

 1日目。夜8時出発。夜中に駐車場に到着し、そこで車内泊。結構寒い…。

 2日目。まだ暗いというのに、タクシー待ちの列がぞろぞろ。さすが人気の山。上高地に到着すると、すでにたくさんの人が山登りの準備をしていました。横尾までは平坦な道のり。涸沢ヒュッテのHPでは、小屋周辺はすでに落葉が始まっているとのことだったので、下の方もかなり色づいているかと思いきや、まだ始まったばかりといった印象でした。本谷橋を渡ると、急な登りが始まります。しかし、人が多くてスピードは上がらず、ゆっくり登ることができました。途中から雨風が強くなってきて、カッパ着用。また雨かぁ…。小屋が見えてくると、皆の足も速まり、小屋直前の登りはかなりキツかったです。まだ12時だというのに、テント場にはすでにたくさんのテントが張られていました。私達もテントを張って、早速涸沢ヒュッテに。やはり大人気の紅葉シーズン。一つのふとんに3〜4人だとか。それで寝られるのかなぁ。有名なおでんも堪能し、その後はテントで休憩。外は寒いので、ガスの炎が本当に温かく感じました。就寝前にトイレに行くと、カラフルなテントの明かりがとてもきれいで幻想的でした。夜は雨が雪に変わりました。めちゃくちゃ寒い!テントの端と下からの冷気が、シュラフも通り越して伝わってきて、寒くてほとんど眠れなかった…。そのかわり、空はよく澄んでいて、ものすごくきれいな星空をみることができました。山の星空を楽しむことも楽しみだったので、嬉しかったです。

 3日目。快晴。モルゲンロートを見ることができました。徐々に山々が赤く染まっていく様子は、とても美しく、涸沢中の人たちが山を見つめてシャッターを切っていました。ゆっくり朝食をとって出発。昨日は曇っていてくすんで見えた紅葉も、朝日に照らされて見違えるほど輝いて見えました。紅葉の赤と黄色、空の青、山の緑と白。コントラストが素晴らしくきれいで、何度も振り返らずにいられません。素晴らしい紅葉を堪能できてよかったです。

 今回は寒さ対策が不十分だったことが反省です。お腹も冷やしてしまいました。山の寒さを侮るなかれ。十分に対策をして出かけるようにしたいと思います。

 

混雑が好き?!            裕S

 2年前、涸沢のテン場1200張りのテントの中で懲りたはずなのに、またまた来てしまいました。ただ、今回は前回の反省を踏まえて計画をしたおかげで、前夜泊は沢渡第2駐車場で、足湯につかってのんびりし、タクシーで楽々上高地に入場。行動時間が早いからか混雑もそれほど気にならず歩くことができ、途中で雨に降られ、カッパを着なければなりませんでしたが、早めにテン場に到着することができました。テントの中では、計画通り長時間にわたり贅沢に食事ができました。しかも、両方の小屋へ遊びに行き、偵察&お土産物物色をした仲間もいました。

 ただ、雨が昼過ぎから霙に。そして雪へと変わっていき、実は積もらないかドキドキしていたのです。(翌日は天気図を見ても天気予報を見ても晴れで、気温も上がる感じだったので、大丈夫だとは思っていたのですが・・・。)何事もなく帰ってこられて良かった。

横尾からの道のりが長くて長くてそれだけが億劫ですね。涸沢は。

 

〈記録〉

10月11日(曇り)

22:00 半田市出発

00:00 沢渡P着

10月12日(晴れ/雨)

5:10 沢渡Pタクシーにて出発

5:40 上高地バスセンター

6:45  明神

7:40 徳沢

8:40 横尾

10:00 本谷橋

11:50 涸沢ヒュッテ (泊)

10月13日(晴れ)

7:35 テント撤収

8:10 涸沢ヒュッテ出発

9:50 本谷橋

11:10 横尾

12:00 徳沢

13:15 明神

14:05 上高地

15:20 沢渡P 【記録:三郎O】