西上州 裏妙義・表妙義

 

    

 

<目的>岩場・鎖場満載の妙義を縦走する。

<日程>20131012日(〜13日(日)

<ルート>

10/12 国民宿舎〜御岳〜丁須の頭〜三方境〜国民宿舎 

10/13 道の駅妙義〜白雲山〜相馬岳〜金洞山〜石門口

<メンバー> L:斉藤伸一 SL:杉浦茂治 他 3名

 

丁須の頭にのぼる          齊藤 伸一

表妙義に1日、裏妙義に1日で、予備日1日の23日の予定でしたが、天気も良く2日間で予定を終了して、1泊2日で行ってきました。1日目表妙義の行程距離が長いため、朝の時間を1時間早めて出発しました。御岳を往復して丁須の頭に登りました。高度感抜群で少し怖かったですが、高速道路から見えたこの岩に登れて良かったです。

2日目は裏妙義に妙義神社から出発しました。一番のハイライトは鷹返しの鎖場とありましたが、特に問題なく全員通過しました。今回のメンバーは全員クライミングをしているので、鎖だけに頼らずに行動できたので、スムーズに行けたと思います。これだけ沢山の鎖場を鎖だけを頼りに上り下りすると最後には握力がなくなり危険な目にあうかもしれません。

2日間高度感を楽しみながら無事下山できて良かったです。ありがとうございました。

 

ロアダウンの連続      志貴

 以前星穴岳に行ったときから行きたかった表妙義、裏妙義の縦走に行ってきました。1日目は国民宿舎から籠沢を詰めコルへ、それからやせ尾根、鎖場を繰り返しながら御岳をピストンして丁須の頭のキノコ型をした岩頭をザイルで確保してもらって登る気持ちが良いよ・・・そしてチムニーの懸垂下降、烏帽子岩岳を巻くためにトラバースの鎖を何回も通過して三方境へここからは杉林の中をどんどん下って登山口の国民宿舎へ到着。鎖場がいっぱいあって楽しいよ。

2日目は妙義神社の山門をくぐって長い階段を登り大の字のたつ大岩を通過して奥の院へ。奥の院からは長い垂直の鎖場があるがしっかりした鎖と支点があるので何の不安もないそして玉石、大覗き、天狗岩を経て相馬岳ここで休憩を入れる。石がざらざらと落ちそうな急斜面を下りタルワキ沢、バラ尾根を登ったり下ったりしながら堀切、鷹返しと鎖場の連続、左手を見ると100m以上すぱっと切れ落ちている。東岳から中の岳を過ぎると中の神社がありここで休憩。ここから垂直の岩場の下降となるがホールドがしっかりあるので気持ちよくロアダウン出来るそして中の嶽神社へ下山して今回の山行終了、岩場がいっぱいあって楽しかったです。

アプローチが長いので運転手さんは大変だったと思います。有り難うございました。念願の山行が出来嬉しかったです。

 

恐るべし裏妙義・表妙義    板津 彰伸

会社が3連休になっていることを知り山に行きたくなった矢先に妙義山の事を知り急遽参加させてもらいました。101213日の二日間で天候にも恵まれ群馬県の裏妙義、表妙義を楽しんだ。前週のクライミングよりも厳しい岩場の体験だった。恐るべし裏妙義、表妙義!!

【妙義山の紹介】

妙義山は、群馬県にあり日本三大奇勝の一つとされるで表妙義と裏妙義に分かれていてどちらも非常に急峻で複雑な地形をしている。どちらも鎖を頼りに登ったり降りたりする個所が非常に多く縦走路には、数多くの難所がある。

1012

3時に半田を出発して裏妙義に向かう。登山口の国民宿舎に到着後にすぐに出発。しばらく歩くと案内道標と看板に危険場所が多いから「体力、技術のない人は引き返せ!…」と書いてある。籠沢コースを渡渉しながら登っていくと最初はなんでもない普通の登山道が一時間ほどで岩場が表われる。所々に付けられた赤や黄色のペンキを頼りに登る。正面に鞍部が見えはじめ、前方の稜線に登りクサリ場を登ると丁須の頭の東のコルの分岐に到着。この分岐から御岳往復する。(ここも危険個所がある。)丁須の頭までは岩場の基部を巻いて西側から登る。15mほどのクサリを登れば丁須の頭に立つことが出来た。丁の文字の岩場があり矢倉さんは、ここは岩田さんが登った場所だと言うので、ザイルを出して登ることにした。(恐るべし矢倉!!)鎖から降りてくる人を待っていると「怖くて降りられないので助けて欲しい!」鎖を持って足場を指示して降ろさせた後に丁須の頭に登りメンバー全員を頭に立たせてすぐに降ろした。(私は自慢ではなく怖くて立つことは出来なかったもん・・)
 右手の奥にはこれから向かう縦走ルートの赤岩と烏帽子岩が見え高度感もあり大分怖そうな感じだった。切れ落ちた高度感のある岩稜を越えると赤岩と烏帽子岩の岩峰が目前となる。赤岩の中腹に、白っぽく見える岩壁をトラバースするようで、ここから見ると怖そうだ…。岩稜を越えると裏妙義縦走で有名な20mチムニーとなる。ここからが本当の核心部で10mほどのクサリ場を下り、壁面のような岩場がありクサリを頼りにトラバース。次はアルミ梯子を使って渡る有名な赤岩の岩壁。烏帽子岩を通過するとクサリ場は終わり普通の稜線歩きの山道となった。三方境に到着し普通の登山道を1時間程度歩くと登山口の国民宿舎駐車場に到着。

1013

妙義神社登山口から出発し出始めは普通の登山道だが【大の字】まで来ると大きな岩峰群が表われる。これからどうやって登って行くのかが心配になる。【奥の院】、【玉石】、【大のぞき】、【天狗岩】、【タルワキ沢のコル】、【相馬岳】、【茨尾根ピーク】、【堀切】、【女坂分岐】まで多くの鎖場や左右に切り立った登山道を進みこれからが最も危険な【鷹返し】となった。先行していた若いグループも危険を感じながら慎重に登っていた。岩場は難しくも無いが長い鎖場や梯子場では手を離せば確実に天国か地獄行きになる所だ。【東岳】、【中ノ岳】までも鎖場はいっぱいあるがそれを過ぎると一般登山道となり【第四石門】では、私も観光客になる。

今回の山行も仲間意識を強く感じた山行だった。信頼する仲間たちに感謝しながらお風呂に入って帰路についた。

鎖場はいくつあったのだろうか!!

 

鎖場王国・妙義            矢倉 圭子

 数カ月前から、行ってみたいね〜と言っていた山行が実現。行くなら表も裏も行きたいと、2日間での縦走は大変かな〜と思っていたが、早めの行動で無事に予定通り終了することができた。

 初日は裏妙義へ!籠沢沿いに登りヤセ尾根を通過し御岳へ。時間が気になりハイペースで進む。御岳の往復をし、この日のハイライト丁須の頭へ!この天辺に登りたいとお願いし、板津さんにザイルを張ってもらった。鎖はついているが苦労してついに天辺に!あっという間だったが大満足。次に待ち受けていたのは20mのチムニー。念のためザイルで確保してもらったが、鎖だけに頼ると腕が力尽きるので、手と足で岩を伝って下りた。その後も鎖や岩場があったが、ここでの苦労は、岩場や鎖でなく大量に落ちていたドングリ。コロコロと足元が滑り冷や冷やだった。

 翌日は表妙義へ!大の字まで急登を頑張って歩く。そこからは、岩場鎖場のアトラクション。20m30mと長くて高度感がある。ジェットコースターみたいに楽しい。表の目玉は鷹戻し!後半の東岳手前にある岩場。梯子に鎖の60mとかなりの高度感のある岩場。落ちてしまうと大変なことに…。しっかりと鎖と岩の手がかりを頼りに登って行く。その後も下降の長い鎖場などが登場し変化のありすぎる道が続く。

 2日間、メンバーの方々のおかげで本当に楽しかったです。もっともっと妙義の山に居たかったな〜

 ありがとうございました。

 

またまた恐怖。       杉浦 茂治

今回は妙義山に1泊2日で行きました。妙義山には表と裏があるのを今回初めて知り、裏妙義山の方が険しいと思っていました。ところが自分にとっては表妙義山の方が、クサリ場が多く険しく思えました。1日目は裏妙義山に行き国民宿舎から出発をして籠沢コースを登り丁頭の頭を目指しました。急坂を登って籠沢のコルに9時半頃に着き御岳へ行きました。御岳に10時半前に着き1人の先客がいました。御岳を往復して、本日のハイライトの丁頭の頭へとやってまいりました。高速から見て山の頂上にゼンマイらしき物があり変わった山だと思っていた所を登る…しかも天辺に…絶句をしましたが、何とか立てました(恐)そしてそこから15分行った所で20mのチムニ−へ差し掛かる。最近、気付いたのですがどうもステミングが苦手みたいで、ちょっとてこずりました。そして三方境の方に向かい分岐に着いたのが2時過ぎで国民宿舎に15時半頃に着き1日目が終了しました。

2日目は表妙義山に妙義神社から大の字を目指します。ここでも急坂を登り大の字に着きました。中間地点ですが、高いです、目がくらむ位に。さらに奥ノ院へ、ここからクサリ場になり登り詰めると青空が見え、下はきれておりました。中岳まではそんな崖っぷちを歩いたり、鷹戻しという名の所を登ったりと、高所恐怖症の自分としては、気が抜けませんでした。最近、いくらかは、慣れてきたので大丈夫かと思っていましたが、どうも前尾根のヤグラの高さが今の所限界らしいです(泣)。克服して、登る・降りる技術のスキルアップをしていき怪我をしない登山に努めて行きたいと思いました。ありがとうございました。

 

<記録>

10月12日(土)裏妙義縦走

3:00 志貴Iさん宅 発

7:40 国民宿舎 裏妙義P着 発

8:32 木戸 休憩       8:37出発

9:11 休憩          9:18出発

9:30 籠沢コル 

10:18 御岳 休憩      10:33出発

11:11 籠沢コル    

11:20丁須の頭 確保して天辺に立つ       

11:57出発

12:13 20mチムニー鎖 確保して下る

12:40 終了・出発

12:56 赤岩 休憩     13:05出発

13:50 風穴尾根の頭

14:05 三方境 休憩    14:15出発

15:17 林道

15:22 P着、表妙義登山者駐車場で幕営

10月13日(日)表妙義縦走

4:30 起床

5:40 出発 道の駅みょうぎでトイレ休憩

5:58 妙義神社 登山口

6:35 大の字 休憩      6:45出発

7:00 辻

7:28 見晴

7:35 ビビリ岩

7:41 玉岩  周遊

7:59 大のぞき 休憩    8:07出発

8:43 天狗岩 

8:57 タルワキ沢分岐

9:16 相馬岳 休憩     9:18出発

9:46 相馬岳コース分岐

10:32 バラ尾根ピーク 休憩 10:40出発 

10:52 堀切

11:12 女坂分岐

11:42 鷹戻し

12:08 25mルンゼ鎖 手前休憩 12:20出発

13:08 仲之岳 休憩      13:17出発

13:30 仲之岳神社分岐 下山  

13:57 石門分岐

14:01 第4石門 休憩  タクシーに連絡、2名大砲岩の天辺に行く

14:28 第1石門

14:34 石門登山口着、タクシーに乗って駐車場に行く(3050円)

                        <記録:矢倉圭子>