北アルプス 錫杖岳

 

 


<うっとりする紅葉の世界> 

 

いつか必ず上でコーヒーを

 

日程:2013年10月26〜27日

山行目的:クライミング

メンバー: L 新海 時生  他2名


またまた 紅葉と温泉と        新海 時夫

 月初めに前穂の北尾根をやりそこね、替わりにと錫杖の前衛壁を計画しました。キッチリやるつもりで、前日は南山でクライミングの復習と確認までしてのぞんだのですが、またダメでした。台風一過で晴れるだろうと思ったのですが、現地はいつまでも雨がショボつき、夜中降ったりやんだり・・・。朝方は曇り空ながらたまに日も射すくらいでしたが、岩は濡れて登れる状態とは思えず、中止して帰るつもりでいました。2人が『取り付きまで行って岩壁が見たい』と言うのでとりあえず出発。取り付きまでたっぷり2時間、大汗かいて登りました。しかし途中はずっと見事な紅葉、黄葉の樹林帯が続き、うっとりとため息の連続です。岩はやっぱりダメで、コーヒー1杯飲んで引き返してきましたが、十分に行ったかいがありました。

 降りてからは登山口の槍見温泉にはいるつもりでいたのですが、すぐ近くの橋の下に河原の露天風呂があるのを見て、『こっちの方がいい!』ということになり、さっそくドボン。上の道や橋からは丸見えです。観光バスなどもよく通りますし橋を渡る人もいますがまったく気にせず、ゆっくり浸かってきました。本沢温泉並みのぬる湯で、出るときはちょっと震えましたがタダでは文句もありません。紅葉を眺めながら気持ちのいい入浴でした。前日も栃尾温泉の露天風呂脇の駐車場にこっそりテントを張り、夜だけでなく、山行前にもかかわらず朝風呂にまで浸かるツワモノ(フトドキモノ?)もおりました。帰りの車では『やっぱり碁盤積んでくればよかった』という話にもなり、この3人の山行はこの先もコッチの線が定着しそうな勢いです。次はどこの温泉になるのでしょう?雪見の露天風呂もいいですねぇ・・・。

 

紅葉と温泉                    誠M

 まるで、巨大なバケツをひっくり返したような錫杖岳の取り付きに着いて、岩場を仰ぐと上から水がしたたり落ちている。リーダーの判断でロッククライミングは無理ということで、残念ながらあきらめ、コーヒーを入れて飲む。周りは素晴らしい紅葉で下界では決して見られない美しい光景が広がっている。ここまで、苦労してきたかいがあったとしみじみ思う。ロックはやめになったが取りつきまでの行程は、渡渉あり、岩場ありでけっこうスリル満点の楽しいものであった。

 帰りに、蒲田川の河原にある無料の露天風呂につかる。源泉かけ流しということだがたいへんぬるい。どんだけ入っていても温まってこないが、美しい景色を見ながらのんびりと長い時間を過ごす。それにしても、新穂高はいたるところに温泉がわきいい所だとあらためて感心した。また、のんびりと温泉につかりに来ようと思う。

 

大岸壁を前に!          裕T

 動きが遅くやきもきした台風も金〜土曜日に南海上を通り過ぎ、日曜は快晴か?と期待して行ったのですが、冬型気圧配置で太平洋側は快晴なのに、日本海側はパッとしません。晴れ間が覗くかと思えば、小雨がパラパラ、またしても撤退・・・。それでも折角なので取り付きまで行ってみることに。途中での途中の紅葉はすばらしく、堪能することができました。ただ、それまでの雨で川は増水(渡渉に苦労しました)、登山道の石も濡れ、肝心な錫杖の岩壁は上から水が流れ落ちていました。登ることは出来ませんでしたが、実際に大岸壁を見ることができ良かったです。次回来る楽しみとともに、それまでにもっとレベルアップの必要を痛感しました。

 

10月26日

天候:雨→曇
11:00  知多信発、雨のため1時間出発を遅らせる

11:50  南山着、雌岩にて基本の確認

14:00  南山発

18:00  栃尾着

10月27日

天候:曇、時々晴れ、小雨
05:00  起床

06:15  中尾高原口Pにて準備、出発

07:10  一本

08:30  錫杖取り付き着       
09:15  取り付き発

10:15  一本

11:00  中尾高原口P着