六甲 麻耶山(702m) 六甲山(931m)
日程:2013.11.16(土)〜11.17(日)
目的:秋の六甲と長時間歩行を楽しむ
ルート:須磨浦公園P〜菊水山〜麻耶山〜六甲YMCA〜六甲山〜宝塚
メンバー:L 一則O 他 4名
記録:
晩秋の(神戸)六甲山・全山縦走路(西の須磨浦公園〜東の宝塚駅;約54km)を2日かがりで歩く。この従走路は、かの『加藤文太郎※』のトレーニングコース。彼は往復約100kmを21時間(朝5時〜翌日の午前2時)で歩いたらしい。
※大正から昭和にかけての登山家。新田次郎の小説『孤高の人』の主人公。30歳で槍ヶ岳北鎌尾根にて遭難死。
【11/16(土)】
03:00 半田図書館隣ちたしん発
06:01 神戸線若宮IC降車し、須磨浦公園有料P着。
06:16 身支度後、発。夜明け前、日の出は6時半ごろ。整備された登山道を登る。
06:33〜38 展望台、衣服調整のため休憩。
06:48 旗振山(252m)
07:11 鉄拐山(234m)。階段を下り住宅街・高倉台を通過。
07:38〜45 栂尾山(274m)休憩。南に神戸の町並み、西に明石海峡大橋が見える。
07:59 横尾山(312m)、これより須磨アルプスと呼ばれる岩陵の尾根。
08:08 馬の背通過。
08:16 東山(253m)須磨アルプス終り。
08:25〜53 横尾の住宅街を行く。
09:19〜30 荒熊神社休憩。高取山(328m)を横にみて通過。
09:43〜46 トイレ休憩。須磨より14kmの看板あり。今日の行程のやっと5分の2。
10:30 丸山住宅街を行き、鵯越(ひよどりごえ)駅通過。
11:02〜13 菊水山前の休憩所にて休憩。
11:33〜37 菊水山(458m)休憩。心臓破りの急登ののち山頂へ。この日一番の辛い登り。
今日の行程、やっと半分。
12:24〜35 鍋蓋山(486m)休憩。菊水山から200m程下りて鍋蓋山へ250m登り返す。
ここもきつい。
12:54〜58 善助茶屋跡休憩。
13:14〜17 市が原(河原)トイレ休憩。
14:00〜07 稲妻坂を登り、学校林道分岐で休憩。
14:42 天狗道を登り、NHK電波塔を通過し、摩耶山(698m)山頂へ。
14:53〜15:12 まやロープウェイ駅にて大休止。駅の公園ではフリーマーケットのようなイベントがあり観光客で賑わっている。屋台のたこ焼きを食べる。ここまで来れば今晩の宿泊先・六甲山YMCAは近い。
16:00 三国岩バス停。
16:08 丁字ヶ辻交差点。
16:12 YMCA着。本日の行動終了。約10時間の歩行、お疲れさま。ツインルームの部屋へ案内され、入浴後、17時半から夕食。牛のステーキと魚のフライがメインディシュ。とりあえずビールで乾杯。明朝は6時発とする。
【11/17(日)】
06:00 5時半に起床し、身支度後出発。今日の行程は約20km、100m程の登りはあるが、あとは下り。
06:40〜44 ゴルフ場を横目に過ぎ、六甲ガーデンテラスにて休憩。
07:32〜40 六甲山最高峰(931m)休憩。最高峰かも知れないが展望はよくない。
07:55 縦走路分岐点。ここから近畿自然歩道となる。
08:10 水無山(804m)。
08:32〜40 船坂峠休憩。
09:05 大平山(681m)。
09:33 大谷乗越。
09:41〜47 休憩。
09:55 ゆずり葉山。
10:15〜25 塩尾寺休憩。ここからは駅に向かって約300mひたすら下りるだけ。
11:00 ゴール(ホテル若水前の公園)阪急宝塚駅周辺にて昼食。
12:06 阪急宝塚駅発、須磨浦公園へ。
13:13 須磨浦公園駅着。途中2回の乗換あり。
神戸市民マラソンのため、1時半頃まで国道が通行止めとのこと。
13:45 公園発。近くのジェームス山月の湯舟という浴場にて汗を流し、帰路へ。
18:00 無事半田帰着。お疲れさま。
情けないリーダー 一O
9月の下旬、「54kmの六甲全山縦走を2日でやる」ときいた。話しを聞いたとき、自分がメンバーに入っているとは冗談と思った。しかし、冗談ではなかった。それもリーダーになっている。
そうと決まれば、みんなに迷惑をかけないようにトレーニングはやろうと思った。毎日の筋トレ、週2回のランニング他、当日までに2時間以上の走り込み最低2回を自分に課した。10月の山行は、雨で3回中止になり、山でのトレーニングは満足とはいえないが、何とか行けるだろうと根拠のない自信みたいなものはあったのだが・・。
54kmを宿泊先の場所の関係で、初日34km、2日目20kmに分けて歩くことに。初日は、日没までに宿へ着こうとすれば、遅くとも夕方5時がタイムリミット。
ということは約11時間の行動時間。アップダウンのある道を、休憩時間も入れて時速3kmで歩かなければいけない。これはかなりのハイペース。だが、少しの遅れはあったものの初日は何とかみんなにはついていけた。トレーニングの賜物だったのか。。だが、2日目。歩き始めて2時間経ったころから膝の外側が痛み出し、思うように歩けなくなる。徐々に遅れだしパーティーのペースダウンの原因をつくってしまった。それもリーダーがである。まだ2日目の後半でよかったけれど、初日だったら、リタイヤもあり得たかもしれない。
リーダーとして、パーティーの足を引っ張りみんなに迷惑をかけた。次があるかどうかわからないが、さらにトレーニングを積むことは必須である。裕Tさん、洋Sさんの2人とはそれほど年の差はあるわけではないので。でも、いい経験になった六甲全山縦走だった。
次は1日で!? 東洋K
ここ最近ではもっとも楽しみにしていた山行です、六甲全山縦走。1日で走破する大会もあるそうですが、平均所要時間14Hとあって日が暮れてしまうのが怖い為、1泊2日で計画しました。
大会は前週と次週で今回はあいだに挟まれた週になります。ただ2日目が「神戸マラソン」の日と重なっていて帰りの車に往生したのが誤算でした...
今回の山行はいろいろと新鮮なものとなりました。須磨浦公園からスタートしてしばらくは市街地と山が交互に続きます。馬の背という岩場を超えたと思ったら住宅地に降りるのです。このギャップがこのコースの面白さですね。
鵯越の駅を超えたあたりから市街地はなくなり本格的な山歩きに変わり、ここからは急なアップダウンの連続!摩耶山の山頂まではかなり体力を奪われます。
1日目の宿泊地点着は16時過ぎ、所要10H弱とおおよそ予定通り明るいうちに着くことが出来ました。2日目はアップダウンは少なく宝塚の駅まで5時間で到着。計15Hで走破です。
途中「1日で歩くのは可能だろうか」とずっと考えながら歩いていたのですが体力やペースなどはおおよそ掴むことができました。次は日の長い季節にきて1日での走破を達成したいです。
最後になりますが、総距離55kmという長距離を最後まで全員無事に終えられ本当によかったです。メンバーの皆様に感謝です、ありがとうございました。
次は1日で! 裕T
KOBE六甲全山縦走大会が毎年11月の第二日曜日と23日の祝日に開催されている。大会では1日で縦走するのですが、今回同じコースを2日間で歩きました。須磨から宝塚まで尾根伝いに縦走するコースは上り下りを繰り返しますが、整備されていてとても歩きやすく、また尾根伝いなので眺望も良く変化に富んでいるため、飽きることなく六甲を満喫できました。前からちょっと気になっていた六甲縦走を好天に恵まれた日に歩けて本当に良かったです。ただ、取っておいた楽しみが一つ減ったような寂しさも・・・、次回は大会と同じように1日で歩いてみたいですね。それまでにもう少しトレーニングをしないと。
六甲完歩 洋S
六甲全縦走約56km累積高度約3000mを2日間かけ歩いてきました。初日は34km、二日目は22kmです。自分として上げた課題は@速さ:平均約4km/hが必要(通常山行の倍の早さです)、A長距離長時間歩行:10時間歩き続ける持久力です、B行動中のロスを少なくす:道間違い、体調不良・ケガをしない、の3つです。当日を前に自分の体力程度の確認と訓練として@スピード:猿投山を2往復/日、鎌尾根−鎌ヶ岳を2回A持久力:自宅から師崎まで30km歩行B行動中のロス削減:ネットで走行記録の確認(各ポイントの走行時間、トイレ、飲料補給箇所、エスケープルート確認含む)をしてきました。それらを通し自分の弱点は長時間歩くと股関節など痛みが出ることなど分かり、当日はストックを持つ・クッションの効くジョギングシューズを履く・軽量化(途中補給)を図ることとしました。
初日の難所は菊水山への急坂でした。登りきった山頂では汗と暑さで半袖のアンダーシャツ一枚になりました。第二の難所は麻耶山への急坂である稲妻坂・天狗道でしたが、菊水山への急坂と比べれば、楽に感じました。10時間で六甲YMCAに到着、夕食にはしっかりと水分補給をしました。2日目は水平移動と下りです。ルートから少し外れた六甲山頂に寄り、塩尾寺で鐘をつき、お昼前に宝塚に到着しました。前の週と翌週に六甲全縦走大会があり、ルート案内が所々にあり道に迷うことはありませんでした。股関節の違和感、疲労からくる頭痛は初日ありましたが、行動に影響するほどではありませんでした。
16・17日とも天候に恵まれ、56kmを完歩することができました。一緒に参加した皆様ありがとうございました。
六甲縦走を終えて 真Y
六甲縦走の計画を聞いたときは、楽しそう!!と思っていたが、段々と長い距離と自分の体力に不安を感じ始め、ドキドキしながら当日を迎えました。歩き始めは順調だったが、須磨アルプスあたりから少しずづ遅れ始める。菊水山の急登でさらに体力を奪われ、気持ちも折れ始める・・・。
まだここまでで半分の距離と思うと、本気でエスケープできないかと考え始めてしまう。でも、みんなと歩きたいという気持ちが勝り、なんとか歩く。とにかくアップダウンばかりで、ツラい時間が続く。麻耶山を過ぎ掬星台に着くと、屋台がありたこ焼きを食べYMCAまで頑張ろうと思えた。ここで少し長めの休憩をしたら足の痛さが増して、ビックリしました。休みすぎは良くないと実感。暗くなる前に無事YMCAに着けて、ホッとしました。
2日目は、足の痛みを感じつつも、六甲山山頂を踏み、あとはほぼ下りでしたが、この下りもツラい!!でも、みんなで完歩できてよかったです。歩いてるときは、もう二度とやりたくない!と思っていたが、終わってみるとまた歩いてみたいと思える。不思議です。
皆さま、ありがとうございました。