安倍 青笹山 (1550m)


           

<日 程> 2013.11.18(月)晴れ

<目的> 富士をのぞむ
<ルート> 葵高原〜仏谷山〜青笹山〜葵高原

<メンバー> L:佐枝M  他 4名    


   山            清S

 こんなにも背丈のある笹は久しぶりだ。南アの笹にしても鈴鹿の笹にしても、息もたえだえというところなのに、酸性雨のせいばかりでは無いということか。それから、幹の下の方からたくさんの枝を出した大きなブナの木や、やたら大きなカエデの木。よく手入れされた登山道は歩きやすく、さらに山頂や途中で見える富士山は今年は雪をたんまりかぶって圧巻だ。それもこれも良いお天気のおかげだ。アプローチにしても、第2東名ができたことで短く感じられる。細島峠からワサビ田に下るのに、山頂よりに新コースができていた。あえて計画書通りに下ったら、やたら荒れていてテープは残っているものの、登山道はザレザレになっていて落石しやすく、緊張した。谷はどこも台風などで荒れてしまうのだろう。次回行くとしたら新コース(最初はたぶん急な下り)がいいだろう。何度もキャンセルになった青笹山は何ということもなく、おだやかな落ち葉敷き詰めた初冬の山だった。有東木はワサビ発祥の地、ワサビ漬けをみんなで買った。

 

ワサビ発祥の地          伸Y

  青笹山は、安倍川左岸の山稜上にピークを持つ山で麓の有東木集落は、わさび発祥の地として知られていることを今回初めて知りました。

 集落から登山口までの道のりには、谷川を利用して段々になったわさび田がたくさん見かけることができる。清流の青々としたわさびは、とてもきれいだった。

 葵高原から正木峠までの林道沿いには、枯草の間からリンドウが沢山咲いていて幸先の良いスタートとなった。青笹山の登山道は、良く整備されている。地蔵峠から山頂までの稜線歩きは、ブナや楓の大木が沢山見られ葉が散った木々の間から富士山を眺めることができた。山頂付近は、背の高い熊笹に覆われているがきれいに刈られていて、頂きはほぼ平坦な広場になっている。良く晴れ渡り、ここからきれいな富士と南アルプスの山も眺めることができた。

 下山途中の稜線から下って行くところでは、いきなり登山道が崩れていて足元に注意しながら慎重に下り、暫くしてしっかりした道になり安堵。無事に林道へ降りることができた。

 今回の山行は、わさび田と富士山が印象に残りました。有東木集落で、わさび漬けを買い帰路につきました。しゃきしゃきとしたおいしいわさびでした。

 

やっと、やっと!         佐枝M

 やっと、やっと青笹山へ行けた!丁度1年前だったと思うが、この季節になると富士の見える山に登りたくなり青笹山なら綺麗に見えそうだと計画したのだった。アプローチに時間はかかるが、それほど山は時間がかからず、まったりするには良い山そうだと思ったのに、あえなく雨で撃沈。ならばと2回目、そして3回目と季節は雪になり、それでも4,5回とそして多分7回目?はもう春になってしまい、静岡SAまで出かけてたが大雨の気配に早朝ドライブで帰って来てしまった。ナンテコッタァー!縁の薄い山ってあるが、ここまで雨を呼ぶ山も無いよ。最後にには「佐枝Mさんが行かなかったら晴れるんじゃないの?」言われる始末!そんな雪辱を晴らすべく8度目の挑戦で、やっと名前の通り背丈ほどの青い笹で覆われた山頂へと辿り着き、真白い雪の富士山を眺めることが出来た。

長い道のりだった。もうこれで卒業だぁ!と思ったが雪の季節も良さそうだ。9回目があるかも?

 

確率90%以上          加代O

 富士山が見えるという山をこれまでにいくつも登ってきて、その姿を見られなかったのは定例山行の浜石岳くらいだと思う。

私の確率は90%以上かな…。

 快晴の空の下、真白な富士山を左に見ながら歩く尾根の笹はきれいに刈り込まれ、この山が大切にされていることがわかる。

 しかし、地図にしたがって下った細島峠からのルートは、ぜんぜん手入れされていない荒れた斜面。現在の鈴鹿の廃道になりかけた道のように感じられた。このルートがよくないのなら、難路とか悪路とか表識を立ててもらえないものだろうか…。

 下る途中ワサビ田の横を通ったが、車道へ出て見上げると、思ったより高い場所にあった。ワサビは清らかな水でないと育たないというけれど、大変な作業なのだ。

 この山の笹は、背より高く青々と元気に育っていて、青笹山のなにふさわしいものだった。 

 

真白き富士            由美H

 こんなに美しく雄大な富士山は久しぶりに見た。初めて登る山だったので、期待と緊張でいっぱいだった。アプローチの長い山なので、そんなにお手軽には、なかなか行けない山域だからうれしい。

歩きは始めてすぐ林道を歩いていると、朝早くからワサビ田で作業をしている人がいた。

快晴だったので、時折、木々の間から真白い富士山を見ながらの地蔵峠からの稜線歩きは気持ちいいものだった。

行きはヨイヨイで、整備された道でおしゃべりも弾んでいた。山頂では、富士山を眺めながらのラーメンタイム。南アルプスの山々も見えました。広い山頂は、私たちだけの貸切状態でした。

下山は、新しい道もできていたが、計画書の通り、細島峠からの下りにする。崩れていて、急登でザレザレなので石を落とさないように一歩、一歩慎重に歩く。みんなも口数が少なくなる。暫くして、登山道に出たので、ほっとする。やはり、今回も佐枝Mさんの推薦の山はちょっぴりマニアックな山でした。


 

<記録>

04:30 阿久比役場発

07:55 葵高原P着 登山口ポイント@ ススキの原、ヘリポート ある。濃いブルーのオヤマリンドウ咲いている。
08:45 正木峠 D
08:50 林道から登山道になる。 E
09:08〜13 休憩 F 樹林の中
09:40 地蔵峠 I 
09:55 仏谷山 J 真っ白な富士山が見える。快晴なので最高です。笹は背丈ほどある。

10:15 もみじの大木 L
10:30 細島峠 O 下りはここからの道です。
10:37 PQ 新しい下山道できている。急登
10:55 青笹山 S 休憩 富士山や南アルフ?スの山々見える。山頂広く、展望良し。
11:25 下山開始 
11:35 R 通過

12:03 細島峠 O、ザレザレの急登、みんなで落石に注意しがら慎重に歩く、長い急登、赤いテープもちらほらで、20分くらい歩いてやっと道らしくなるが、時々木の枝に摑まりながら下る。

12:50 ワサビ園 横を通してもらい進む。

13:05 楓小屋下の林道に出る。

13:15 葵高原の看板の所に出るが、少し場所が違うようだ。車がない!ここは朝、車で通ったはずなのに?そうです、前しか見ていませんでした。広場で、カヤを刈る作業をしている人見つける。

13:20 葵高原P着、帰りは有東木でワサビ漬けを買って帰える。  <記録:由美H>