2013.12月 定例山行 

笹間ケ岳(432.9m)・堂山(384m)

 


<笹間ケ岳頂上の大石、これだけで一杯になった、残り25名>

 


<天神川流域砂防の歴史を学ぶ・・・・>

 


<堂山からの下り>

 

湖南アルプスも素敵だった・・

板津 彰伸

12月15日(日)は12月の定例山行で湖南アルプスの笹間ガ岳(432m)、堂山(384m)にバスをチャーターし46名(赤穂浪士の討入りか!)の大人数が参加した。前日からの寒冷前線の通過で寒さや雪を心配していたがまったく問題なかった。

笹間ガ岳のみを登る2パーティーと笹間ガ岳と堂山を登る5パーティーに分けアルプス登山口の新茂智神社を7時50分出発する。東海自然歩道だと聞いていたのでハイキング気分で参加するつもりだったがすぐに地図を確認する羽目になる。(地図を整置するメンバーも増えていることはうれしい。)頭上には高圧線が通っている場所だったので現在地も確認し易く目的の笹間ガ岳に進むと1時間ほどで山頂に到着する。山頂の大石の上に20名ほどが登って笑顔で記念撮影。

山頂からは歩道整備されていたが脇道も多くあり少し迷う場面もあった。御仏河原の休憩時には1/25000地図に載っている池の大きさを確認。その後、沢筋を下り緩やかな下りの岩場歩きになった。一旦道路に出て迎不動で休憩後に堂山に向かう。鎧ダムの手前までは沢筋の岩場を歩くことになったが、沢歩きしたいと思うほどこの景色も素晴らしかった。堂山までの稜線上はそれ以上に景色も素晴らしい花崗岩の岩場ルートで、まるで御在所の中道ルートを想像させるようで素晴らしい眺めだった。標高400mにも満たない山ではあるがさすがに【湖南アルプス】と言える眺めだった。その後1時間程度でアルプス登山口に13時20分到着。

今回の山行では私自身が初めて無線を使用した。バスの運転手、他のメンバーも持っていたので3次元中継もでき居場所確認できた。安全登山として有効な共同装備であることも確認できた。参加者全員が余裕を持って湖南アルプスを堪能した定例山行だった。

 

湖南アルプス                 一則O

定例山行で46人の参加というのは、わたしの記憶では今までなかった多さだ。

「アルプス」という響きにみんなさそわれたのか。

標高は低いが、アップダウンあり、渡渉あり、岩場あり、滑りやすいところありと変化に富んだルートだという。

行ったことのないところなので、少々ワクワクしての参加となった。

東海自然歩道と重なっている里山のルートで、地図読みが予想以上に難しい。何回かあっちこっちとルートをはずれたりで(はずれたと思って行ってみればまたどこかでつながっていたり・・)、おもしろい。

ぬれた岩が滑りやすく、気をつかって歩く。風化した花崗岩の尾根を行くと堂山へ着く。この辺りの景色は、先月歩いた神戸六甲山の「須磨アルプス」とよく似ている。アルプスと名のつくところは、このようなところをいうのだろうか。

約5時間半の山行。変化に富んだおもしろい山でした。

計画していただいた実行委員の良子ちゃんはじめ、みなさん、ありがとう&お疲れさまでした。

 

鎧ダムは歩いて               伯S

地図は整置し進行目的に矢印を合わせ歩み出したが、およそ南から東へ湿地を経て北西、天神川沿いに東、鎧ダムに向かい北北東、ダム半ばから東、堂山へ向かうと想定する。

笹間が岳は下見レポート通り狭い。湿地の池は地図上で見逃し、天神川よりうんと手前のT字路の小川を天神川と言い放ち、鎧ダムに至ってはダムの半ばまで堰堤の上の「見学用手すりが続く」と思い、歩き始めて土砂が溜まりホントに歩けるダムと分った。堂山に近づけば幾つもの岩のピークを乗り越していく度に「これが堂山か?」と思い、凍りついた岩場を下り渡渉すれば下見レポートにあった「ここが靴を脱いで渡る所か」と思う。

幾度かのセミナー、講座での地図学習の成果なく地図を出して確認するたびに「アレッ」

である。折角、新しいコンパスを駅前山屋で笑われながら取り寄せたのに目と頭が狂っていて意味の無い事となった。穴の開くほど地図を見ても「頭に穴が開いてたのでは」と自覚した山行でした。

 

会員間の絆!!         信B

 山域名は湖南アルプス、しかし標高は432.9m。過去毎日トレーニングで登っていた岐阜金華山が328m、当初はかなりなめていました。SLを仰せつかったこともあり、事前の山行シミュレーションをするためHPでヤマログのチェックや1/2.5万地図で尾根・谷の識別等々を行いました。その中で結構随所に岩場があり、またパーテイーは8人編成と普段より多いため、最新の注意を払わないとといけないなと考え臨みました。

そしていざ本番。高度を上げるに従い先週行った段木尾根のようにボロボロの花崗岩があちこちに見られました。笹間ケ岳の頂上の岩場から見える琵琶湖、大津市街等の遠景はまさに絶景でした。そして下りに入り神事を準備する方々と、また林道に接している辺りで社を新築する作業をされている村人たちに出会いましたが、大昔から五穀豊穣、無病息災を祈念するため村人による社の御守りが営々と引き継がれているのだなと感じました。その後、湿地帯あり、ダムがありといろいろと変化に富んだ山でした。

今回はショートコースに常連でない会員の方々が参加されていましたが、このような山行も会員間の絆という点ではいい山行だったと思います。

 

楽しめた湖南アルプス          美N

ショートコース8人で歩きました。池あり、堰堤あり、沢ありと変化に富んでいて、苦しい歩きもなく、周りの景色をゆっくりと見ることができました。

笹間ヶ岳の山頂の大きな岩では、超ミニミニ岩登りもやらせてもらいました。

時折吹く冷たい風も心地よく、冬に向かう山を楽しく歩く事ができました。新緑の季節はツツジがきれいだろうなーと想像しながら・・・。

ロングコースの人が先にバスに着いていてさすがだなーと思いました。

少しずつ皆様の名前と顔がつながってきています。

「さあー 明日から 又 頑張ろう」

 

社の建て替え          純O

登山講習を終わって始めての登山で、前回の登山で足にマメが出来て痛い目をした。まだ、平地での歩き方で山の歩き方になっていないとのご指摘を頂き歩幅と体重移動、踏み出した足の位置や少しやっている筋トレの効果が出るか楽しみに山に入る。

最初は緩やかな登りで、順調に歩くことが出来たが、時々、気を抜くとフラフラしたり、バタバタと足を出したり、後半の下りで脚の踏ん張りが利かず、ズルズルと滑る様に降りる所がり、脚のスタミナ足りない。この歳になってからでは遅い感じするが1〜2年後にこんな時もあったなと懐かしくこれを読むことを夢見て、気長に少しずつ筋トレと同時に脚のスタミナ作りにがんばろ・・・。

今回の山登りでは、天気次第で気温が低く、雪が舞う可能性も考えられ、どんな服装で行ったらいいか分からず、登山専門店で聞き準備したが快適に登ることが出来た。カッパも直ぐに出せずモタモタしだめだ〜。登山道の途中で、社の建て替えの行事に遭遇、神事の道具を運ぶ人とすれ違い、谷川に寄って道を開けると、谷川に立つ時は必ず何かに掴まり、安全を確保することを知る。進むと落ち葉一つなく綺麗に掃き清められた道になり、汚れた登山靴で歩くことになり申し訳なく、靴跡を残さない様にソロリ、ソロリと歩き、新しい社を担いでいく人に謝る。この神社は登山の安全祈願もいいのかな!

奈良・平安時代に木が伐採されてハゲ山になり、その後の植林でも今だに回復していない山肌をみて、荒廃した山を元の姿に戻すことの難しさを痛感する。

 

ありがとうございました         良I

実行委員として無事に終わってホッとしています。今回、たくさんの方々に助けていただきました。下見に一緒に行っていただいた方々、例会等で参加名簿を回してくださった堀江さん、計画書の印刷をしてくださった越間さん、バスの手配をしてくださった吉川さん、助言をくださった方々、そして下見、下見報告、印刷に打ち合わせまでしてくださった柴田さん、本当にありがとうございました。大人数だったので、行動時間が長くなる、と言われたのですが、全くそんなこともなく、すごい仲間たちだなあと思いました。今回のルートは以前に「登山時報」に掲載され、個人山行で行ったルートでした。定例山行にいい山だなあと思っていたので、実現できてよかったです!