室生 倶留尊山(1037m)古光山(952m)

   

 

 

<曽爾高原、倶留尊山から古光山に向かう尾根>


<冬景色の倶留尊山頂上>

 

<日程> 2013年 12月 16日

<山行目的> 日本三百名山からの景色を楽しむ。

<ルート>

曽爾高原P〜亀山峠〜倶留尊山〜亀山峠〜長尾峠〜古光山〜長尾峠〜曽爾高原P

<メンバー> 佐枝M 他 5名

<記録>

6:00  阿久比町役場発

8:35  曽爾高原駐車場発 、急斜面に付けられた階段を歩く

8:55  亀山峠、眼下に曽爾高原を一望できる

9:15  日本ボソ(996m)、登山道には雪があり、慎重に登る急坂が続き、5分休憩。

9:50  倶留尊山(1037m)、山頂までのあいだ、危険な個所にはロープが設置されていた。10分休憩。

10:25  日本ボソ、亀山峠通過
10:55  亀山(849m)着。10分休憩。亀山峠から亀山まで、お亀池を見下ろすことができる絶好のビュー
     ポイントのはずが、強風が冷たくつらい。
11:25 長尾峠。林道を横切り、長い階段を登る。

12:00  後古見山(892m)着。急坂にロープがいくつも取り付けられ、スリル感を楽しみながら慎重に
     進む。
12:40 安全確保のため、古見山登頂をあきらめ、折り返す。休憩。
13:00 後古見山、通過、休憩(山座同定を楽しむ)
13:55 長尾峠、林道歩きへ
14:05 曽爾高原駐車場着

 

良い経験となった                     清W

 山行も一ヵ月空くとパーティの皆さんの足手まといにならないかと心配になる。行きの東名阪道から見えた鈴鹿の山々が真っ白に覆われていて、冬山を想定していなかったため、更に不安が高まった。

幸い曽爾高原には雪はなかったが、亀山から二本ボソへの尾根道登りでは、片側がススキの斜面でもう一方が林という地形のためか、風が猛烈に強く手袋をしていても指先がかじかみ、顔はヒリヒリ、時にはよろけるような状態だった。二本ボソを登りきって、一旦下り、また登って倶留尊山へ。途中、以前に降った雪がうっすら凍りつき、その上に前夜の雪が多少積もっていて、滑らないよう慎重に歩く。

同じコースを亀山まで戻るが、やはり同じ所で猛烈な風に悩まされた。そこから林道へと出て、後古光山への登りが始まる。ここから延々と続く木の階段も楽ではないが、後古光山山頂から一旦急斜面を下って、さらに古光山への急登が半端でなかった。設置された何本ものロープに摑まりながら、凍りかけ薄っすら積もった雪で足を取られないように慎重に、慎重に進む。

結果的に古光山山頂までは行けなかったが、同じコースを下って、後古光山の急登をロープを頼りに這いつくばって後古光山山頂へ着いた時はほっとして、どっと疲れが押し寄せた。後古光山を下り終えて林道へ出て、林道を少し歩くと駐車場に出た。

途中の強風と、後半の急斜面の登り下りで心身共に疲れ切ったが、終わってみると良い経験となった。パーティの皆さんに感謝申し上げます。

 

初雪でした                            良O

 枯れすすきの中を歩くつもりが・・ススキの下は霜柱が、上に行くほど雪がそれも寒さからか固まっている。倶留尊山も古光山もしっかり整備されているので安心しながら頑張って歩いてきました。山で初雪が見れて良かった。

 

念願の曽爾高原               哲S

数年前“感動の草原”と言う見出しで曽爾高原の写真を見て以来一度行って見たいと思っていた、印象通り、ススキの高原は広大で素晴らしかった、もう50年以上植林せず、山焼きをして茅場を守っているらしい、あの広大なススキの原は人の手で維持されていると初めて知った。

曽爾高原駐車、場寒い・風が強く冷たい、駐車場は無人、冬シャツ・冬ズボン、ウインドウブレーカー、手袋で防寒対策をして出発、扇型にすすきの野原が拡がった寒さで凍てついた遊歩道と階段の道を尾根まで登った、息が切れる。登りきった所が二本ボソ、料金所の小屋は何となくダウンヒルの出発点に似ているがこの天気、この時間、番人はいない。少年自然の家の白い建物が眼下に見える、ここからはすっかり冬の山の様相、雪を踏みしめながら歩いた。

尾根に出ると西からの風をまともに受け寒く手が凍える、亀山で温かいスープを頂きひと心地着いた、ネックウオーマーを頭からかぶり防風対策、古光山へと向かった、半分氷っている長い木の階段を登り尾根に出てしばらく歩くと「なんのき園」の標識が現れ、更に進むと左手下方に赤い屋根の建物が表れた、みつえ高原牧場の建家だろう、印象的な景色だった。

後古光山から鞍部への下りはフィックスロープが張り巡らされた急坂、左手の尾根にルートがありそうだがなんともならないのだろう。鞍部から古光山への登りは標高差130m程、鎖の階段、木の根がたよりの急坂、おまけに雪が少し付き凍って居る、頂上直前で撤退となった。想像よりアップダウンのきつい叱咤激励しながらの歩きだったが、後ろは鼻歌を歌いながら歩いていた。

壮大な曽爾高原を堪能し、ちょっと疲れたが緊張とスリルに満ちた楽しい一日に感謝したい。


さむ〜〜い!                        佐枝M

 十数年ぶりの古光山だった。室生は鈴鹿より南だしさすがに12月だから雪も少しはあるとは思ったが、思ったより多くて踏み固められた雪は微妙に滑り歩きづらい。クロソの小屋から先は張られたロープを掴みながら足元に注意しながら山頂を往復した。空はどんより北西の冷たい風が吹き付けている。初冬というよりもうすっかり冬模様だ。緊張と手袋+フリース+帽子でも凍えるような寒さに珍しくとっても無口な山になった。

後古光山の下りは以前は無かった太いロープが蜘蛛の糸のように張られ、登山道がえぐれていた。道標や階段も整備されたぶん人も大勢入って登山道が傷ついたようだ。そして古光山へ。ここにもロープが張られているが、このロープは?急に細くて心もとない。根っこの浮き出た急斜面に微妙に凍った雪では無理は出来ない。また出直そう。山頂直下で撤退したが楽しい山だった。春になったらまだ歩いてない南峰から周回しようっと。

 

寒〜い             良I

冬ってこんなに寒かった?こんなに風が強かった?完全に忘れていました。結構、南に位置するし、標高もそれほどでもないし、って思っていました。もう雪も積もる、そういう時期だったのですね。寒さを感じなかったのは、後古光山と古光山の間だけ。なんせ、下りも登りも必死ですから。中途半端な雪が滑りそうだし、超急坂だし。結局、古光山までは行けませんでした。楽しみはとっておこう!

 

アプローチもいろいろ        優S

 

山での記録は冒頭で報告しましたので、阿久比ICから東海北陸道へのアプローチについて調べてみました。名古屋高速4号東海線、六番北〜木場が新たに開通しました。産業道路を利用される方は、新規の高速道路を使うと便利ですよね。

では、阿久比ICからだと…?

@  今までどおり大高線を使う、阿久比から一宮ICまで41キロ。

A  高速4号東海線を使う、阿久比から大府西ICまで12キロ、新宝町までの一般道を4キロ、東海新宝ICから一宮ICまで27キロで、合計43キロ。

有料の知多半島道路をつかうのならば…大高線を通った方が、距離が短く、時間も短縮できそうです。

車を手配してくださる皆さま、今はカーナビがあるとはいえ、安全に登山口まで往復するために、様々なことを配慮してくださっていると思います。ありがとうございます。