鈴鹿 御池岳(1,130m)冬合宿トレーニング 

    

12月14日(土)晴時々曇り・雪

山行目的は冬合宿をひかえての長距離山行とした。


メンバー L:板津 SL:斎藤 他5名

 

積雪を踏んで・・藤原岳         板津 彰伸

12月14日(土)のトレーニングは藤原岳〜御池岳〜鈴北岳の往復計画で9時間のロングルートを歩くことだった。朝の4時に半田を出発。今日から寒波到来で寒い一日を覚悟する。メンバーの中で一番の体力の無いのが自分だったのでこれも覚悟して歩きはじめる。

藤原岳休憩所登山口では、真っ暗闇でヘッドランプを準備してすぐに出発する。1時間程度歩いてから朝日が昇り始めた。3合目からすでに残雪があったがそのまま進み、8合目の冬ルートを登り始めてから滑り始めてアイゼンをセットし急登する。藤原岳の無人小屋で休憩後に12時のタイムリミットを11時に変更することを伝えて藤原岳は登らずに御池岳のルートを進む。(往復の時間を考えると遅くなる心配もあったので。)

北風が非常に強く粉雪も待って時々吹雪く場面もあったが順調に歩けた。積雪は新雪で深くても30cm以下でアイゼンを履いているので全く問題も無かった。むしろ新雪を楽しむ場面が多かったが、白船峠ですでにタイムリミット。

休憩後にすぐに今来た道を戻る。藤原岳の小屋で休憩後は下るだけで簡単だと思っていたが足を痛めたメンバーがいて(マラソントレーニングのやり過ぎの様だが急に足が痛くなったようだ。)超スローペースの下山となり4時少し前に下山口に到着する。結果的にはタイムリミットを速めたことは正解だった。

新雪を踏めたことはトレーニングとしては良かったが、メンバーの足の回復を祈ります。

 

御池は遠かった!              齊藤 伸一

 藤原から御池に冬合宿のトレーニング 藤原から御池に冬合宿のトレーニングで行ってきました。朝3時に起きて準備をして4時出発、登山口に着いてもまだ真っ暗でした。ヘッドライトを点けながら暗い登山道を登りました。4合目ぐらいから明るくなりました。8合目から雪が積もっており、冬道を直登して登り途中でアイゼンを着けました。藤原山荘からは雪と岩の中、御池に向かって進みましたが、御池への分岐点で時間切れとなりました。往復10時間の長距離山行になりましたが、御池は遠かったです。次はぜひ御池まで行きたいです。

 

雪・雪・雪                  聖S

 冬合宿のトレーニング。今回は、長距離を歩く!!と言う事で、歩荷はやめて、冬装備のみで挑みました。雪は無いだろうから、アイゼンは荷物として持って行くだけかと思えば、6合目辺りから薄っすら雪が・・・8合目手前から、少し凍っているところもあり、足もとに気をつけながら登っていきます。登って行けば行くほど、雪が多くなり、アイゼンを装着。そして、稜線に向けて、オーバー手袋と、サングラス、ウインドストッパーを一枚着て風に備えました。予期せぬアイゼントレと雪にワクワクしながら、そして、1年ぶりのアイゼンに苦戦しながら登ります。稜線に出ると、強風が・・・これぞ、雪山だな。と厳しさをかみ締めながら進みました。今回は、リミットを11時に設定。思わぬ雪で、工程の全てをクリアすることなく、引き返しましたが、アップダウンあり、雪あり、風あり。これぞ、合宿トレーニングだなあ。と感じました。

 今回、靴を新しくした為、アイゼンの紐の長さが短くなりすぎている事に装着してみて気がつきました。早速、紐は新調しましたが、事前準備の段階での見落としに、自分の甘さを痛感しました。


曲がらない膝                 三O

合宿トレーニングで挑んだ藤原⇒御池の長距離歩行計画でした

 7合目当たりから雪が乗り始め8合目の冬ルートの途中でアイゼン装着 今年初めてのアイゼンの感覚を感じながらの登りルートでした 膝に違和感が出始めたのは登り工程の終盤 とは言え先週のマラソンの疲れからかな・・と軽い気持ちで続け、約8時間後に帰りの藤原荘までは無事に戻って来る事ができました

この時に伸一さんに「一応、報告ですが膝が痛いです」とは伝えましたが、この時はまだ、自分は降りられると自信がありました

休憩も終わりいよいよ下山開始。

処がそれから、間もなくして膝の痛みが増し始め、再スタートから10分たらずで膝が曲がらなくなってしまったのです 予想外でした

伸一さんにザックを持って頂き、板津さんからストックを借りゆっくりと歩いてなんとか下山できた次第です 大変な迷惑を掛けてしまいました

 あれは9合目よりもまだ上での出来事

もしメンバーが居なかったらビバークは間違い無かったです ビバークで済めば良いですが・・・怖い

 パーティーの皆さま本当に有難うございました。

 後日、「何で無茶した?」って数名の方に聞かれましたが、答えはこの日、自分がトレーニング担当だったからです。

そんな事、気にしなくても・・!?とも言われましたが、複雑な気持ちです

でも自分の判断不足が招いた事態を深く反省する次第です パーティの皆さんどうも、すみませんでした。

 

雪は気持ちがいいね!           裕S

冬合宿のトレーニングがあると聞き、参加しました。久々の山行なのに、超ロングな山行。しかも朝4時発!気合いを入れて出発です。

登山口に着いてももちろん真っ暗。ヘッドライトを付けて準備を始め、真っ暗な中歩き始めました。単調な登りですが、暗い中を登といつもとは違う雰囲気です。7合目あたりから雪が積もっており、8合目では完全に積雪でした。今回は冬道を選択し登り始めましたが、急な斜面には足が埋まるほどの雪はなく、地面が凍っていて1歩1歩が困難に。アイゼンを付けたら快適に歩けました。アイゼンをごりごりと食い込ませながら9合目、そして藤原山荘へ。そこには真っ白な世界が待っていました。

ここからが御池への始まりと気持ちを切り替え歩き始めます。積雪はあるものの、踏みしめると石を踏んでしまい歩きにくいのですが、アイゼンでの歩きにも徐々に慣れ、だんだん快適に。天狗岩分岐の先に広い台地があり、雪で真っ白な平原のようでとっても素敵でした。ルート周辺の木々には赤や黄色、灰色のテープがあちこちに貼られ、道に迷うこともありませんでした。

鉄塔を過ぎると大きなアップダウンが。声を出しながら歩きますが、御池岳はなかなか近くになってはくれません。何とか稜線と御池岳の分岐まで来ましたが、タイムアップでした。残念。

帰りは来た道を戻ったのですが、行きに苦しいと感じたほどの大きな坂はなく「なぜ?」という感じでしたが、それほど快調に歩きました。下りは雪が溶け始め、ちょっと嫌らしい感じでしたが、アイゼンの歩き方を意識しながら歩きよい勉強になりました。

 

鈴鹿にももはや雪が            志貴I

 藤原の登山口を5:30にラテをつけて出発風が冷たく冷えているので手の先が冷たい

6時半頃より薄明るくなり6合目あたりから雪がちらほら出てくる。八合目ではもはや真っ白で冬道を進むが凍っていて滑るよ・・・一歩足を滑らしてしまったのでここでみんながアイゼンをつける。藤原まででも深いところは10cm以上ある。風はヒ?ュウビュウ吹くしで体感温度はマイナスも良いところだ天狗岩、白瀬峠へと進むが雪は深くなる。白瀬峠で時計は10時近くになったのでもう1時間ほど歩こうかと進むが風も強いし冷えているので11時少し前で引き返す。雪はさらさらの所としめったところが有りどうしてかなと思う?1時に藤原の避難小屋へ着いたがそれからは行きとは違って結構踏み固められた雪になっていて歩きやすかった。足の痛い人いたのでゆっくり下山し10時間山行となりました。

 

今年初めての雪山!             征W

冬合宿トレーニングに参加して来ました。今回は藤原岳から御池岳、そして鈴北岳へと長距離山行を目的としたものでした。

先週の土曜日は伊吹山へトレーニングに行き、この時の目的は歩荷が目的でした。雪も想定してアイゼンを持って行きましたが付けることもなく歩くことができました。ザックを19sにして目的を達成することができました。

そして、今週は長距離歩行ということで半田を朝4時に出発しました。藤原登山口に着いたのは5:20分でした。まだ、夜明け前で暗い中から歩き始めました。4合目当たりから明るくなり始め、雪も出てきて慎重に歩き8合目付近で足が滑るようになり、ここでアイゼンを付けました。アイゼンを付けるとアイゼンが効き滑ることなく安心して登ることができました。藤原岳の山頂へは登らずに先を急ぎました。まだまだと長い道程があるからです。しかも、雪。鈴鹿も完全に雪山と化していました。風も稜線上ではとても強く、油断をしていると風に煽られて体が持っていかれそうになります。風をまともに受けながら歩いていると凄く寒かったです。この日はタイツを履くことなく登山しましたが動いている時は暑かったり暖かったりとして大丈夫でした。が、家へ帰りお風呂へ入ると太腿がヒリヒリするではありませんか?どこで知らないうちに打ったかと思い、よく見てみると小さく細かいアカギレみたいになっていました。パンツだけで下にタイツを履かずに長時間寒さと強風に晒された結果、太腿にアカギレを作ってしまったのかと思います。雪山に対する、服装の甘さがいけないのだと思いました。行動中には何ともないのに、家に帰ってからお風呂に入ってから気が付くというのも、自分の体が鈍感だということも知りました。

山は、雪があり思うように前へと進むことができず、11時のタイムリミットで引き返すことになりました。下りではアイゼンを効かせながら下りることができて、雪の無い普通の登山道よりも注意深く足を運んでいれば、滑ることもなく安心して下りることができるのだと思いました。冬合宿本番前に雪山を歩き、アイゼンを付けアイゼンの効果を確認できて、自分では良かったと思いました。

御池岳に登ることができませんでしたので、いつの日か雪の御池岳に登りたいと思いますので、一緒に行きましょう!

今年初めての雪山に行って感じたことは体力をもっと付けないといけないと思いました。筋力と持久力を今以上に付けていかないと余裕をもって行動とか素早く動くとか少々の無理な動きができるとかができないと感じました。雪山ではいつ・どこで・どんなことが起こるのかわからないし、そういう不測の状況に遭遇した場合、体力が一杯一杯では素早く正確に判断して動くことができないと思いました。合宿までに少しでも体力を付け臨みたいと思いました。

雪山は大変だけど、登山道とか周囲の状況とか景色とか、いつもとは違う様子を見ることができて、素晴らしいと思いました。また、いつもとは違う危険も含んでいることも認識できたと思いました。

 

≪記録≫

 5:30 藤原岳登山口出発(暗い)

 6:30 4合目(少し明るくなってきた)
 8:00 3合目より雪があり、8合目の少し上でアイゼン装着

 8:30 藤原岳山荘(休憩)

 9:42 二つ目鉄塔(風が強い)

11:00 白船峠(白瀬峠)過ぎ時間切れ

12:03 二つ目鉄塔

13:03 藤原山荘(休憩)

15:35 無事下山