毛無山塊    毛無山 (1945.5m)

              

 


<雪の毛無山、9合目>

 


<ここで撤退、また今度!>

 

日程:2013年12月27日(金)

目的:今年最後の富士を見る

ルート:麓P〜不動の滝〜富士山展望台〜毛無山ピストン

メンバー: L 佐枝M 他 3名

無情の天気                     信B

 本年登り納めの山行でした。また、晴れれば富士山の展望が素晴らしいと評判の山、興味津々で臨んだ山行でした。しかし、無情にも曇りのち霰、霙、雪。登山口へ行くまでに富士山の雄大な裾野は見えましたが、結局本体は全く見えず仕舞。想像以上の急登に次ぐ急登。急登は苦手という意識も手伝ってか八合目あたりから息が上がり始めました。そして、9合目の手前辺りからはかなりペースダウンしメンバーの皆さんに大変ご迷惑をおかけしました。過去にも雪山&急登の時に同じように息が上がったことが2回あります。冬靴+アイゼンの重量に体が対応できていないことが原因ではないかと思っています。また、夏合宿以降あまり登っていないことも原因の一つです。年齢的に鍛えるといっても限界がありますが、できる限り回数を確保して冬山をもう少し楽しく登れるようにしたいと思います。

 

富士山はお出かけ                裕S

 高速道路を走っているとちらりと富士山が見えたような・・・。以前、富士山を背負いようにして登った毛無山を想像して登山口に向かいました。

 どんよりと重い雲が垂れ込めている中、歩き始めました。登山口には神社と金鉱跡。歴史を感じつつ沢を越えるとジグザグに登山道は続き、高度をぐいぐいと上げていきます。木の根が多く、しかもぬかるんでいて滑りそうです。帰りにはきっと・・・と思いながら歩きます。ヒーヒーいいながら歩くと不動の滝の看板あり。ただ、眼下に見えるはずの滝は、視界が悪く全く見えないため先を急ぎます。途中にはロープの下がった岩場が現れます。中途半端に雪が残っていて、圧雪でつるつるになっています。悲しい・・・。もっと積もれば歩きやすいのですが・・・。でも、ここは静岡県。「まだ12月。この山は雪が少ないはず!」と歩きます。ところが、高度を上げていくと雪が増え始め、レスキューポイントは雪で真っ白になっていました。そこからは登山道も真っ白。斜面で滑り始めたので、アイゼンを着けました。

 毛無山は急登急登急登です。ずっと急登です。ゆっくりゆっくり登っていきます。そのうち雪も降り始めました。そして、みるみるうちに積もっていきます。歩くと暑いのに、止まると寒いです・・・。何とか、急登の終わる9合目に到着。もうすぐ稜線に出て山頂という所でしたが、天候が悪くなる予報だったので、下山をすることにしました。

 下山の最中もどんどん雪は降ります。アイゼンでの岩場の通過は毎度毎度ドキドキします。でも他の皆さんはどんどん行ってしまう・・・。焦りながらも集中して歩きました。あんなに苦労して登った急登急登の道のりも、下山はあっという間でした。

麓に降りてきても霙交じりのぼたぼたの雪が降り続き、車も周りも真っ白。朝と景色は一変していました。急いで着替えて車に乗り込み出発。すると、竹林にも雪が積もり、竹が雪の重みでしなり車のいう道を遮ろうと何本も倒れていました。その中を上手くかいくぐって脱出。天候の日になりました。(ただ、10kmも走ると雪は全くなく、晴れ間も見え、あれは夢?という感じでしたけどね。)

期待していた富士山ですが、全く見えずでした。冬は富士山を見るにはベストシーズンなので、またどこかへ出かけたいなと思いました。

 

記録

天候:曇りのち霰

05:00 阿久比役場出発 

08:32 麓P(有料)着 

08:46 カッパ・スパッツ等準備し出発、しばらく進むと右手に神社、そして渡渉し本格的な登山道へ入った

09:10  一合目通過、杉の樹林帯を歩く

09:20  衣服調整

09:37  二合目通過

09:40  不動の滝、 急登が始まる

09:54  三合目通過

10:15  四合目通過

10:23  レスキューポイント、休憩

10:46  五合目通過、雪が少し現れる

11:05  六合目通過、雪の量が増す

11:11  アイゼン装着、11:30発、急登が続く

12:30  九合目通過
12:35  休憩、タイムリミットと判断し、下山開始

13:15  六合目通過

13:30  五合目、休憩、雪が少なくなり歩きにくい

14:00  アイゼンを外す

14:26  不動の滝

15:00  麓P到着

15:15  帰路へ  【記録:信B】