京都北山西部 京都一周トレイル
(北区山幸橋⇒右京区高山寺)
<地獄谷・北山杉の道を登る>
<青く綺麗な沢ノ池の湖畔で昼食>
<ご褒美・高台寺の階段を登る>
「山行目的」京都の歴史を感じながら歩く。
「山行日」2014年3月12日(水)
「天候」晴れ
「メンバー」L:和田達也 他 13名
春を感じて 敏S
2年ぶりの京都トレイルです。今回は56番の階段から登り、始めから急登です大丈夫かな?と思いつつ歩きました。59番の出たところで谷を渡り、谷は盗人谷と呼ばれ丸木橋があり、手すりがなかったら渡りたくない橋でした。65番には氷室跡があり、そこには3か所の大きな穴跡があるだけでした。小峠までは急坂続き杉林は気持ちが良いほど真直ぐに伸びていました。80番の沢の池は灌漑用水で毎年、水櫃検査がなされていると掲示板に書かれていて、水は澄んで明るく気持良くここで昼食です。心が落ち着くようでした。それから87番までは早く着き高山寺を見学し楽しいぽかぽかの春の1日を過ごせました。急登が多くまた、急降下の多いという印象を受けた北山西部でした。
北山杉と沢ノ池 美代N
京都と聞いてぜひ参加したいと思い、申込みました。出発時から帽子をバスに忘れたり、衣服調整がわからなかったりと迷惑をかけ申し訳ありませんでした。下賀茂神社の北56番から高山寺87番までb確認しながら、北山杉の中を楽しく歩く、途中氷室跡を見学に行くと、昔ながらの里山の景色に得した気分…昼ごはんは沢ノ池と言う何とも神秘的な池のほとりで、気持ち良く頂きました。おまけに高山寺まで参拝でき盛りだくさんの山行でした。ありがとうございました。
盗人谷と台杉 マリE
京都トレイル山幸橋No56から白雲橋No87まで、北山杉の木立のなかを気持ちよく歩いてきました。No60の盗人谷小屋跡という物騒な地名が有りました。さらに沢に沿った山肌の斜面を登ると、盗人谷二の橋・盗人谷三の橋を渡ります。苔むした杉の丸木橋で風情は有りますが、古から続く京都の山中らしからぬと言うか、だからこそというか想像を掻き立てられる興味ある地名です。
No65氷室の里は静かで綺麗な集落でした。せっかくだからとあぜ道を標識に沿って氷室跡見学に立ち寄りました。国指定史跡の標石が立っており、三ヶ所の窪地が残っているだけでしたが、昔の生活に触れた気がします。No80緑色に澄んだ「沢の池」の水辺でのラーメンタイムは至福のひと時でした。気の合った仲間は本当に良いものです。
和田さんから「台杉」の事を教えて頂きました。「丸太仕立て」と「台杉仕立て」の違いです。帰ってからネットで調べてみたところ、『台杉仕立ては、室町時代中期に北山で生まれ山地で効率よく磨き丸太を生産する方法。床柱用の丸太仕立ては、一度伐採すると終わりだが、それに比べて一本の幹から何本も伸びる立ち木を順次伐採して次の立ち木が育つ台杉仕立ては、200、300年と丸太を生産し続けることができる。急峻な山で効率よく磨丸太を生産する方法として編み出された山人の創意工夫の産物』とのこと。良い一日でした。
トレイル歩けました 英A
今回で京都トレイル歩きは何回目になるかな?今回は北の山幸橋(ポイントNo56)から高雄高山寺(ポイントNo87)約12Kmの道程だ。このところ左脚の大腿部あたりが少々痛く歩行に万全とはいえない状態が続いており今回は歩けるか不安でいっぱいだった。それでもNo56山幸橋No62小峠の登り道を歩け何とか最後まで歩けそうな感じがした。北山の杉樹林は枝払いされていて見事な床柱材が採れそうだ。杉樹林の中を歩いていても全く花粉など感じず快適だった。ところがNo80沢ノ池あたりから目がチカチカしだし鼻水も出始めた花粉症の症状が出始め参ってしまった。
計画より早く終点高山寺まで無事歩き皆さんにご迷惑をかけずに何よりだった。
北山西部コース 和田 達也
京都の山は低いけれども、京都の街を覆い囲むむように、連綿と山並が連なっている。この京都の山々を一周するトレイルがある。屯鶴峰から槇尾寺までの大阪ダイヤモンドトレイルの縦走を終ってから、京都の伏見稲荷からの東山コースを歩き始めた。赤い鳥居の伏見稲荷からまだ雪深い比叡山、大原・鞍馬そして今回は北山コース山幸橋から高雄高山寺まで歩いた。大好きな芦生の美山美林と同じ様に、磨丸太などで有名な北山美林があって、枝打ち、間伐などの手入れが良くなされている杉の美林がとても綺麗で、植林の台杉を初めて見ました。
お天気に恵まれて きよI
終盤むかえた京都トレール。比叡山を歩いた年は思わぬ雪、それも吹雪に近い振りの中を歩き抜いた。そんな話をしながら歩く今年は、本当に穏やかなお天気に恵まれて、逆に汗ばむ程だった。山幸橋からはいきなりの急登。でも一気に登り切ってしまうと、後はこの時期でも落ち葉カソコソの音を聞き、気持ち良い風を受けながら楽しい道中。雲一つない青空まで届きそうに真っ直ぐ伸びた北山杉はとっても美しい。やはり京都ならでは、の景色だ。ただ花粉症のひどい私は少し複雑です。でも不思議なことに山の中にいる間は症状は出ない、快適なのだ。皆の足並みも快調で予定の時間よりかなり早く白雲橋に到着できたので、高山寺にお参りが出来て嬉しかった。
北山杉の径 哲S
「京都一周トレイル北山西部コース」、今回は標識56・御幸橋から高山寺付近の標識87・白雲橋の間を歩いた、コンセプトは「京都の歴史を感じ、標識を確認しながらゆっくり歩く」その通り整備された道の標識を一つ一つ確認しながら楽しく歩いた。
盗人谷の道は所々うっすらと残雪のある山道、植林された杉が見事に手入れされ育っていた、ここから下って着いた氷室の里は人が暮らしているのかと思うぐらいひっそりと静かな佇まい、静かな早春の畦道を辿って氷室跡を訪ねた、迎えてくれたのは猫一匹だけ。
随分と舗装道路も歩いたが北向きの道は所々薄く雪が残り凍っている所もある、氷室から京見峠方面に歩き、上の水峠に向かう道には京都の町並みが拡がるポイントもあった、アップダウンはあるがゆっくりなので全く負荷は感じない。
上の水峠から下って出合った、“沢の池”の景観も素晴らしかった、静かな山中に青い池面が拡がり、風で波だった池面の影はまるで魚が泳いでいるかのように見えた、風の当たらない所で大休止、それぞれがお好みの温かいカップ麺、お日様のお陰でまるで小春日和。
未舗装の山径を登り、仏栗峠から急な坂道を下って又舗装道路を歩き終点標識87の白雲橋に着いた、13時11分着。ゆっくり歩いたのに随分早く着いた、ご褒美に高山寺の境内を散策して帰途に着いた、ちなみにこの高山寺、あの鳥羽僧正の“鳥獣戯画”のあるお寺なのだ。
ルートの多くは手入れの行き届いた杉の植林、木漏れ日があったり、薄暗かったり、うっすらと残雪があったり実に豊かだった、真っ直ぐに伸び綺麗に枝打ちされた杉、これが“北山磨き丸太”と言われる高級な和風建築資材になるのだそうだ。そしてもう一つ、幹から三本の枝が上を向いてまっすぐに伸び、まるでプードルのしっぽのように丸く枝葉が2、3箇所着いた杉がいたるところでみられた、これも“北山杉”お金持ちのお庭に植えられる最高級の植木なのだとSさんに教えられた。
京都トレイルはこれで完結、昨年の鞍馬は参加できなかったので残念だったが、数知れぬ赤い鳥居をくぐり抜けた伏見稲荷、雪と樹氷の叡山など心に残る山行となった、企画してくださったOさんに感謝したい。
高山寺鳥獣戯画見たかったー 清S
という、わがままを言ってはいけない。教育セミナーもあれば、定例山行の打ち合わせ会もあるのだ。今回はこの高山寺に下りてきた。先回はこの白雲橋から歩き始めた。
初詣を兼ねて伏見稲荷から入った時から5年にわたって、京都トレイルを歩いた。樹氷のすごいのを見ながら、滑りまくりで歩いた比叡山のコース。あの頃は1月末の頃に行っていたのだ。昨年も嵐山を通り鈴虫寺に下って行った。昨年は長かったー。なんて思いながら完結編。
春のうららで暑いくらいの中、楽しく歩けた。氷室の集落はのどかで、氷室跡では色々と想いを馳せる。峠に出れば、谷の向こうに京都の街がかすんで見える。沢ノ池はいかにも水ぬるむという感で、青く静かだ。会話もはずみ、スギ花粉を思いきり吸い込んだ人もいたりして、とっても楽しい一日となった。それにしても、車の手配から計画実行、「おかげさまで歩けました。」と感謝です。
一周しました 良O
大文字山に登った時に京都トレイルの標識を見て興味を持ち歩いてみようと思いました。千本鳥居の伏見稲荷、狸谷不動尊から雪の比叡山、江文神社から鞍馬寺、通行止めの為北山西部コースを飛ばし高雄の高山寺〜苔寺の西芳寺まで。今回鞍馬寺の先から高雄まで歩いて完歩しました。
今日は昼食をした沢ノ池が青く綺麗で風もなく良かったです。最初のころは2台の車で下山口に回して歩いたのですが、車の置き場所も捜すのに苦労したし時間もかかりました。マイクロバスにしてから人数も増え賑やかに早く行けるようになりました。新しく京都北区に京北コースが出来ていますが雪があると注意なので次回はどうしようかな〜。でも皆で又どこかトレイルコースを歩きましょうね。
「記録」
5:00 半田SL広場発
6:15-30 土山サービスエリアで休憩
8:00 山幸橋着
8:08 発、すぐ55,56番を通過
8:20 58番で鋭角に右折、盗人谷方面へと歩く。
8:43 60番から尾根の登りとなる。
9:24 64番、集落を抜けて下って行く。
9:28 65番、4分ほど歩いた場所にある氷室跡を見に行く。
9:40 氷室神社を通過。
10:07 67-1番、車道の分岐を左折
10:12 68番からは車道を離れ、山道を登る。
10:22-30 休憩、71番を過ぎたあたりから京都の街が見える気持ちの良い道となった。
11:16 上の水峠を過ぎ、やがて沢の近くを歩くようになる。
11:43 80番、沢ノ池に出る。美しい緑の水をたたえた池の水辺のベンチで昼食タイム。
12:08 出発、池を離れて、ふたたび登り…。
12:43 85番、林道を下って行く。
13:13 87番、白雲橋着、高山寺へ向かう。長い石段を登り、金堂から本堂と巡って道へと降りる。
13:45 高山寺の駐車場着。歩数計を見たら2万歩を超えてました。けっこう歩いたものですね。 (加代O記)