鈴鹿 御在所 前尾根

 

山行目的:アイゼントレ

日程:2014年3月15日

メンバー 

L  : 新海 時生

SL : 聖 S

会計 : 三 o

記録 : 裕 T

 

天候:曇 時々雪また晴れ

05:30 阿久比発

06:45 一ノ谷駐車場発

08:10 P7取り付き

14:25 P3終了

17:00 駐車場着

人材

          新海時生

 西穂のトレーニング目的で前尾根に行ってきました。合宿も経験している3人ですから、あえて前尾根をしておく必要までは無かったのですが、雪や岩の実力を見ておきたかったのと、パーティとしてのコンビを作っておくのも目的です。

それと あと1つ・・・。

 ここへきて若手の中核と言ってもいい3人がまとめて退会し、半田を抜ける事になりました。やる気もあり、実力もつけてきた3人ですから会としては大変大きな痛手です。特にクライミングの方では去年やっと「クライミング部隊」が完成しつつあると喜んでいたのが元の木阿弥!真ん中がスッポリ抜けてしまっては、また一からやり直しです。(理由、原因をここで論じるつもりはありませんが、ボク自身にも先輩として反省するところはあると思っています)とにかく早急に若手を引き上げなくてはなりません。今回連れて行った三人はその中心になってほしいメンバーでもあります。(本人たちがどう思っているかは知りません)たくさんの経験を積んで、半田Fを引っ張って行ってくれる人材に育ってもらえる様、僕に出来ることがあれば少しでも助けになりたいと思っています。

 予想以上の雪を冠った前尾根はとても大変でしたが、初めてのアイゼンクライミングとは思えないほど三人とも最後までよく頑張りました。岩、雪ともにいい経験にはなったと思います。来週の西穂がとても楽しみです。

 

 

一本釣り

             聖 S

 3月末の西穂山行に向けての御在所前尾根アイゼントレーニング。朝から雪のちらつく中、裏道からスタート。雪は残っていましたが、アイゼン無しで登っていきます。藤内小屋に着く頃には雪が強くなってきたので、カッパの上を着て、向かいます。兎の耳の所の鎖場は、完全に凍っており、鎖をしっかり掴みながら通過しました。途中藤内壁の出会いから、沢を渡る手前で、ヘルメット、ハーネス、アイゼンを装着して、いざ、前尾根P7の取り付きへ。以前、冬合宿のトレーニングで南山でアイゼントレをしましたが、私にとって、全く役に立ちませんでした。普段クライミングで登る手順で登ろうと思っても、足が上がらない。前爪が引っかからない。前爪での乗っている気がしない。何より、雪の残る岩が冷たく、指の感覚が無い。P7〜P3まで登りましたが、使えるものは全て使って必死に登りました。正直なところ、アイゼンで前尾根を登るという事に関して、あまりにも必死すぎて、今回は自分の中で、何か習得出来たものはありませんでした。でも、それを体験できた事は、大きかったのかな。と思います。下りは、藤内沢をコンテで下りました。初めてのコンテでしたし、斜度のキツイ斜面。ザイルをたるませないように、相手との間隔を見ながら、しかも後ろ向きに下りていくのはとても勉強になりました。そして、改めて先輩の偉大さを感じた山行となりました。今回は、P5の最後のところで、まさかの宙吊り・・・自分でリカバリー出来ず、最後は一本釣りの要領で引き上げもらいました。助けてもらって何とか工程をを終えることが出来たと思っています。一緒に行ってくれたメンバーに感謝です。有難うございました。

 

筋肉痛!

           三 O 

月末の西穂のトレーニング山行で御在所前尾根に行って来ました。

まずは岩場でのアイゼントレーニング。アイゼンでの前尾根。登山学校の時にクライミングシューズなら、難なく登れたはずの所もアイゼンが滑ってなかなか登れず悪戦苦闘。想像以上の辛さでした。

前爪が掛かるポイントを探しては爪を差込み立ち上がる!簡単に言えばこの繰り返しなんですけど・・・

ポイントまで足が上がらないとか、刺せても立ち上がるのに必死とかで全身の筋肉を使うので、とてもハードでした。

 それから下山はコンテの訓練5m置きにザイルで繋がって、張らず緩まず距離を保って歩行するトレーニング。繋がっているから助けて貰える。繋がっているから道連れにしてしまう。壁を登る時に確保して貰うよりも更に、“ザイルで繋がっている“って緊張感がありました

 今回は5:30阿久比出発で帰って来たのが18:30こんなに、みっちりとトレーニング出来て凄く価値ある1日でした。

 ただ超筋肉痛ですけど(笑)

 

冬の岩は冷たい!

裕 T

 アイゼンでの岩登り、それは想像以上に厳しかった。岩は冷たく(当然ですが)、素手だとあっという間に手の感覚が無くなるので、持っていた薄手のインナー手袋をするが、手袋の中で手が滑る。そのため手袋をはめたり、外したりの繰り返し。次回は作業用のぴったりしたゴム手袋を試してみようかな。アイゼンでの登りは前爪の使い方が、思ったより難しい。翌日は全身筋肉痛。今回は4人で、1−2−1体制で登った。そのため上での確保練習もすることが出来ましたが、いろんな組み合わせで登れるよう、これからも頑張っていきたい。しんどかったけど、楽しく、充実した1日を過ごせました。これからも宜しくお願いします。