北飛騨   栗ヶ岳(1728m)

 

<山行期間>2014321(金)

<天候> 雪

<ルート>大谷〜森茂峠〜栗ヶ岳ピストン

<参加者>

        O

良 I

聖 S

三 O

        K

 

<記録>

4:30 半田知多信発

7:05 大谷発・・・広大な敷地の端のゲートの脇に車を停める。雪が降り続ける。

8:42 森茂峠・・・長い林道の終着点。取付き点が不明瞭。なるべく傾斜の緩い斜面を探す。

9:20 第1鉄塔・・・巨大な鉄塔。雪が降り続ける。

9:40 第2鉄塔・・・鉄塔は遠くからもわかりやすくてよい。稜線にでると風が強い。

12:00 1600m辺りで時間切れ・・・頂上まではまだ1時間ほどはかかりそう。撤退を判断。相変わらずの雪。 

13:20 第2鉄塔・・・ここまではよかった。直後に尾根を間違えて下山。

15:00 第1鉄塔・・・登り返してようやく到着。一安心。

15:00 林道

16:20 大谷 帰宅

 

9時間超山行

 O

 栗ヶ岳。インターネットでもすんなり検索できない山。去年行った猪伏山の西側に位置し、ホントに無名(だろう?)の山。

 小雪がチラつく中、まずは、雪の林道歩き。森茂峠まで約1時間半。峠近くの赤いペンキマークのところからワカンをつけ登山道へ入る。ところどころペンキマークやテープがあるが、踏み跡も無いところを行く。

送電線の鉄塔をいくつか通り過ぎ、現在地確認をするが、まわりの景色も見えずなかなか特定できない。そこで持ってきたGPSの活躍。まだまだ目的の栗ヶ岳までは遠い。時折、陽はさすのだが、天候も回復の兆しはない。

 正午。歩きはじめて約5時間。山頂目指すなら、最低でもあと1時間はかかるだろう。そうなると下山はかなり遅くなってしまいそうなため、そこから引き返すことに。しかし、小雪が降っているので、踏み跡はほとんど消され、ところどころで方向を確認しながらの下山。何回か登り返したり、ルートを修正しながら、無事、林道へ出る。このときですでに3時をまわっていた。GPSでの現在地確認ができたことがホントによかった。

 雪山で踏み跡が消えてしまうことのリスクをあらためて実感。林道から1時間ちょっとで、車へたどり着く。車も雪をかぶっているが、何とか出発できる。4WDの威力はすごい。道路にも雪が積もっているが、難なく高速へ乗ることができた。太平洋側は、好天なのに飛騨は小雪。

 久しぶりの9時間超の長時間山行。若いメンバーの雪合宿組に何とか着いて行け、無事に下山できたことに胸をなでおろす自分であった。

 

迷う前に

 S

 朝4時に阿久比町役場を出て、栗ヶ岳を目指しました。林道入り口に車を止めて、雪がしんしんと降る中、森茂峠を目指して林道をあがっていきます。ここの林道が長かった。後で、ここの林道が無ければ、栗ヶ岳まで行けたのでは・・・と思うほどでした。森茂峠からは、わかんを装着して登りますが、全くトレースが無く、雪に阻まれ、ラッセル状態で、進むスピードが上がりません。“とり合えず、稜線まで頑張ろう”と励ましあいながら3つの鉄塔を超えて稜線へ。本来なら、ここから先の景色は絶景のはずなのですが・・・今回は、残念。景色は諦め、とり合えず、目指すは栗ヶ岳!!格好良く出来た立派な雪庇を見ながら、あまり近づき過ぎないように、尾根をひたすら行きます。途中、途中でGPSで位置確認をしながら、栗ヶ岳まで行ける可能性を探りながら行きますが、稜線に出てからも、雪に阻まれ、結局、栗ヶ岳から2つ手前のピーク付近で撤退を判断。後ろ髪を引かれながら下山開始をしますが・・・・なんと、自分たちでつけたトレースが無い!!残っているところもありますが、雪と風で半分以上は跡形も無くなっていました。そして、下りは、登りと違い沢山の尾根が出現します。途中、尾根を間違え、2度上り返すことに・・・・積雪期、しかも雪で視界も悪い。GPSを持っては行きましたが、常に作動はさせていない。こういう時に頼りになるのは、やっぱり地図とコンパスなんだと実感させられた山行となりました。そして、迷う前にコンパスを見る!!まだまだ他人頼りで、癖付けが出来ていないと反省しました。

 

予想外

 O

西高東低冬型の気圧配置、とは言え3月中旬で予報も晴れところが、登山口に着く頃には雪が・・・

この日、一日中振り続けた雪は1時間前に登った我々のトレースすら消し去る程で、視界の悪い中で大変でした。 今年一番のラッセル!ワカンを着けてのラッセルがとても重く9時間の山行時間で久々の疲労感を味わいました。

 本当は乗鞍・御岳・北アルプスを眺め絶景を楽しむ筈でしたが少し計算が狂ってしまいました。

 合宿前の良い体力トレーニングとなりました

 

次こそ!

 I

はぁ。たどり着かなかった。そしてルートを間違えた・・・。雪、降り過ぎ。朝からず〜っと降っている。皆で先頭を交替しながら頑張ったけど、時間切れ。山頂に行くには、まだ1時間ほどかかりそうだ。帰りも下り一辺倒ではないし、引き返すことに。残念だけど仕方ない。そして帰り。私たちが付けた足跡がきれいに消えている。1時間も経っていないのに。そして案の定、ルートを間違えた。雪が降っているのだから、足跡が消えるのは当たり前。天気が悪いのだから、周りの景色が見えないのは当たり前。なのに、何も考えていなかった。@GPSを持ってきているという甘えと、Aこの冬は天候に恵まれ、こういう状況を忘れてしまっていたという失態。元々、御前岳に行きたくて、6年ほど前に1泊で2回行って、全く辿り着けなくて敗退。ならば、と今回は、またまた登山口を変えて、とりあえず、御前岳の手前にある栗ヶ岳に行こうとしたのに、栗ヶ岳にも行けず、まともに帰れず。次は、しっかりやり遂げたいです。皆様、ごめんなさい。

 

ガスの中

孝 K

栗ヶ岳のお誘い。栗ヶ岳ってどこ?ネットで調べるとようやくわかった。山スキーなんかが有名な山みたい。稜線が長く周りの山々が見渡せるみたい。が当日は天気があまり良くないとのこと。太平洋側は晴れだったのでまさかと言う感じ。登山口に着くとやっぱり雪。しかもトレース無し。これは体力トレーニングになりそうだ。その前に腹が痛くなり登山口でトイレに。周りは田んぼ、畑で視界良好。走って、一段降りたところで用を足す。違う意味でも試練の予感。まずは森茂峠まで長い林道歩き。また腹が痛くなりトイレに。これは本気でやばい。その後、腹は安定し森茂峠に到着。ここから尾根に取付くがやっぱりノートレース。撤退かなとちょっと思ったが前進。このメンバーで撤退はないかと気合を入れなおす。とにかくいけるとことまで行こう!急登を登りきると鉄塔。あまりの巨大さに圧倒される。次も鉄塔。がんがん稜線に沿って歩くが12時で撤退を判断。栗ヶ岳山頂の手前のピークで撤退。あとは下山のみなのでトレースをたどっての下山だと思ったがトレースがない!!5人でつけたはずのトレースが小一時間で消えてしまっている。みんなであーだ、こーだと言いながら下山開始。登りは尾根がひとつにまとまっていくが、下山は尾根が増えていく。のぼりの時には気がつかなかったが細かい尾根が多い。視界もガスに包まれほぼない。あれだけ巨大な鉄塔もガスの中。案の定、尾根を間違え下ってしまった。途中で送電線がないのに気付き。引き返す。気付いてよかった。間違いの原因はテープ。間違えた尾根にもテープがついておりそれに引き込まれてしまった。私たちが目指すルートとはテープの色が違う。狙いの尾根とも平行の尾根のためコンパスでも気付かなかった。どうしたら今回の失敗を回避できたか。GPSであるとか目印をつける等あるがまた話し合ってみたい事例だと感じた。私もいけいけどんどんですすんでしまうようにしているので後続者に伝えて方向を確認してもらうなどしっかり事前のコミュニケーションが大事だと感じた。予想外の9時間近い山行であった。春合宿のトレーニングにはふさわしいが、体力トレーニングにはちょっと早かった。帰りは緊張していたのでお腹の痛さも忘れていられたのが有一よかったことでしょうか。次の山行にしっかりいかしていきたい。

長い間皆さんお疲れ様でした。またこりずに一緒に山に行きましょう。