鈴鹿 御在所岳(1212m)
<日程> 2014年4月6日(日)
<目的> 合宿トレーニング・共通の体験で意思疎通・10〜12kgの負荷で歩く
<ルート> 一の谷駐車場〜国見尾根〜御在所~中道〜一の谷駐車場
<メンバー> L:哲S 他 9名
中身の薄い計画書・・・ 哲S
当日の天気予報は次の通り「6日は晴れるが、寒気を伴った気圧の谷の影響で時々雲が拡がり、雨が降るところがある・・・・」まさか雪になるとは思っても見なかった。
鈴鹿に近づくに連れ雨模様、菰野の道の駅では小雨、湯の山に近づくにつれ雨足は強くなってくる、一の谷駐車場、見上げる山腹は、ナンジャモンジャの満開の時のように白い、「鈴鹿は夕べ雪だったんだ」とびっくり、車中で朝食をとりながら待機するうちに雨足は弱くなった、覚悟を決め雨具を着用して出発。
歩くうち雨足は弱くなり時々陽射しも出る、うまくいけば藤内小屋で雨具が外せるかと期待したが小屋に着く頃には本格的に雪が降りだした、小屋の親父さんも「4月にこの雪は珍しい・・・・」と絶句、「中道の下りは大丈夫でしょうか・・」「どうだろう・・」「最悪、裏道を降りるしかないでしょうか・・」「・・・・」こんな会話を交わし、ここまで来て戻ることもあるまいと小屋を出発した。
まるで冬のはじまりのように雪の降る中、国見尾根の急登を歩く、高度をかせぐ程、足元に積もる雪の量も序々に増える、踏み跡のない道、ルートを見つけながら歩く先頭はきっと大変だろうと思いつつ後ろをついて行った。ゆるぎ岩・天狗岩への分岐、先頭が立ち寄るのかと振り向くが景観は望めない、真っ直ぐ進むことにした。登りきって国見への分岐に着く頃は最悪、時々強風もあり、降る雪の勢いも弱くならない、足元の雪は15cm位になる、ホットする暇もない、休憩も取らず、とにかく国見峠に向かう事にした。
国見峠で1本、一息入れて次を考えようと思っていたがパーティの足は自然に裏道に向かっている、無理する事はあるまい、計画書にエスケープルートを書くべきだったと思いつつ、裏道を降りた。
途中ピッケルを持った登山者に出合った、オーバー手袋の登山者にも出合った、うららかな春の山しか考えずに計画書を書いた軽率さに背筋が寒くなった。個人装備・手袋(ウール・軍手の大切も身をもって確認した。
合宿に参加する機会もそんなに残っていない、新海さんに「オンブにダッコ」の春合宿はまずい、自分で出来ることを少しでもやらないと参加の意味が無いと思いトレーニング山行に手を挙げた、参加メンバーを募り、昨年の春合宿の記録を読み直して、当初の「長時間歩行」を撤回、「見合った負荷を持ち、皆で協力して歩き通す」事を課題にすることにした。これで合宿に参加できると自信を持った参加者もきっといたはずだ、皆さんの協力のお陰で無事下山出来た、結果オーライだが実に中身の薄い計画書だった、この余白を埋める力をつけなければと実感させられたトレーニング山行だった。
試練山行
雪の花咲く国見尾根 伸S
以前、国見尾根を降りてきたことがある。
その時思ったのは、こんなルートの登りイヤだな。しかし今回の試練登山は正にこの国見尾根、しかもボッカ。おまけに雪も降ってきた。懸念したとおり、足の長さにハンディのある私は荷物の重さも有ってなかなか足が上に乗せられない。たびたび後ろの方の協力を得て、何とか登りきった。
風の通る稜線は寒く、まるで真冬のよう。でも、荒削りの珊瑚細工の中に満開のさくら?と見粉うような木もあり、時ならぬ雪景色を楽しめた。
雪が降るとはー。 清S
確かに夕べは冷えたけれど、まさかね。山が白い。標高をあげると、どんどん白くなっていく。遂には樹氷の世界だ。鈴鹿の4月に、こんなきれいな景色を眺められるとはラッキーなのかもしれない。
私自身は、例年なら軽い荷物で出かけて、徐々に長距離歩行、負荷を少しずつかけて行くみたいなやり方で行くのだけれど、今回は10s以上持とうというので、めずらしく合宿用ザックに寝袋から全て持って行ってみた。気持ちよく歩けたし、本番で迷惑かけないように、これから合宿に向けて整えて行こう。
まさかの雪 紀久S
トレーニング山行10s以上の負荷で歩けるかどうか不安で今回は少し減らしてみて、除々に増やすことにした。
天気もまた心配で、ザックの上のほうに雨具を用意した。だんだん鈴鹿に近づいて来ると雨が降ったり、虹が見えたり、晴れ間が除いたりと‥ 駐車場に着いて見上げたら山々は雪!びっくり
雨具を着て雨の中を歩き出した。春だと言うのに本格的な雪になり、樹氷もありです。すばらしい雪景色を楽しんだ。足元に積もる雪も深くなり裏道から下山。お疲れ様でした。
鈴鹿の春は? 佐枝M
トレーニングだけど、久しぶりの山でまったり鈴鹿の春を満喫しようと思ったのに、ナンテコッタ!雨は雪に変わり雪、雪、雪のまるで真冬の様な1日だった。濡れた手袋も凍り、シロヤシオは樹氷で真っ白。4月の鈴鹿で雪に降られたことはあるがこんなに積もるほど降られたのは初めてだ。下山する頃には雪も止み湯の山温泉の満開の桜がとても綺麗だった。朝もこんなに咲いていたとは気付かなかった。今年の冬はいろいろあって、雪の山に登ることなく春になってしまったので、ちょっぴり冬の山を味わった不思議な日だった。
冬に逆戻り 志貴I
春合宿のトレーニング山行で御在所へ。
一ノ谷の駐車場に着いたら雨が降っている、返ろうかと言いながら装備を調えていて上を見ると御在所は雪で真っ白、びっくり
藤内小屋から国見尾根の急登を登るにつれて雪が増えてきた木の根っこ、石は滑りやすいので要注意しながら歩くが寒い。特に風が冷たいし手の先がじんじんする。何とか国見から峠へみんな雪の多さと寒さで降りようかと言うことで裏道を下山。藤内小屋で一息入れて一ノ谷の駐車場へこの頃から雪はやんできた。4月だよ・・・こんな寒さはいやだよ・・季節外れは?
『4月御在所岳の雪』と掛けて… 伯S
『Mさん』と解く『そのこころは…とってもきれい』などと8時半前に藤内小屋で百円トイレを使い見上げた御在所あたりの雪景色を謎掛け問答で喜んでいました。一向に止まぬ雪は国見尾根揺るぎ岩辺りでは吹き溜まりで20センチも積もり時折強風で吹雪く状況。攀じ登る足元、木の根、掴む岩も冷たく滑り右足ふくらはぎの痛みも増し慎重な一歩一歩の雪山トレーニング山行の体となる。
10時40分国見岳、国見峠の標示には「国見峠」から裏道へ12時10分兎の耳の鎖も冷たく光る中、かつて四ノ渡し近くのの岩の上でカモシカに出会った事を思い出しました。
12時25分藤内小屋に戻り山を振り返ると山は白い靄の中のように煙って見えた。
国見岳 卯月にきたる 杉に雪
岩陰や ショウジョウバカマ 雪かこい
春合宿トレーニング山行 U 一S
春合宿に向けてのトレーニング山行第2段、国見峠。一の谷駐車場ではパラパラと雨模様。
山頂は雪景色。10〜12キロの負荷で歩くというプランだが準備していた水入りペットボトルは置いてゆく事にする。雨具をつけ
あるきはじめる。みぞれが藤内小屋辺りから雪に変わる。国見尾根は積雪10センチを超すか…。ゆっくり登った為か汗もかかず、寒くもなく体感的には快適。国見峠から中道下山を変更し裏道を帰路とする。数組の登山者たちと出会い雪道を譲り合いながらの下山となる。ウールの手袋を持参せず失敗。季節の変わり目、天候チェック、装備の万全を期するようにしなければと反省する。雪道の山行にもかかわらず、負荷をかけたまま歩かれた方には頭の下がる思いです。歩きなれた登山道でも雪の中の道選びは大変だったと思いL、SLの方お疲れ様でした。有難うございました。
合宿トレーニング 梅N
7時30分駐車場でカッパを着て登山開始、登山口でイワカガミが目に入ってきた。花組のトレーニングとわかっているみたいです。11キロの負荷での登山は、初めてでした。先ずは、藤内小屋まで頑張ってと教えていただく。小屋を過ぎ急登になってくると背中の荷物がとても重く足が前に出ませんでした。雪も降ってきて足元も大変でしたが、トレーニング山行としては良かったです。お世話になりました。
<記録>
5:55 阿久比町役場出発
6:47〜6」:52 菰野道の駅
7:07 一の谷駐車場着 雨具着用
7:30 出発
7:45 登山道
8:18〜8:25 藤内小屋休息 みぞれ
9:25 休息、雪になる
10:48 国見峠
11:05〜11:12 休息
12:15 うさぎ岩通過
12:23〜12:30 藤内小屋
13:00 登山道
13:18 一の谷駐車場着
13:30 出発
14:50 阿久比町役場着、帰宅 <記録:紀久S>