飛騨山脈 大日ヶ岳(1708m)
目的:冬装備で雪道を歩く・ロープワーク練習
日程:2014年4月6日
メンバー:L 良I 他 3名
パックリ 良I
この時期の大日岳には桧峠から何度か登っているけれど、初めて途中撤退となった。時間的には山頂まで充分行けたと思うのだが、雪が恐ろしげな状態だったのだ。パックリ口を開けていて、稜線通しには行けないし、下方から渡って進もうとすると、うんと下まで行かないと渡れないし、そこから登り返すのも難しい。というわけで、撤退となった。戻る途中で、少しロープワークをやったものの、消化不良の感じは否めない。先週は大雨で戻ってきているし、2週続けてトレーニング不足となってしまった。
経験が深まりました 東洋K
前夜には麓まで雪が降ったらしい。大日ヶ岳は駐車場からもう雪景色だ。
朝はかなり冷え込んで寒かったがゴンドラ終点までは結構な急坂を上がり早くも汗が噴き出す。ここからは1枚脱いで尾根道を進むが、初めて体験するような見事な雪庇!近寄らないようになるべく真ん中を進むように気を遣い、細い尾根ではかなり注意して進む。さらに水後山を越えてからはところどころ深いラッセルも強いられることに!雪庇の怖さと足のはまりで思った以上に疲労する。
鎌ヶ峰を越えて少し進んだところで雪庇がパックリと落ちておりこれ以上進むのは危険と判断し引き返すことに。途中水後山を越えて戻ったところではロープワークの練習。全員でピッケルでのスタンディングアックスビレイを実践できました。
吹雪には勝てない 聖S
春合宿のトレーニングで大日ヶ岳へ。
満点の湯に車を停めて、ウイングヒルズのスキー場を登って行きます。滑走禁止になっているだけあり、積雪も少なめです。ゴンドラ終点で被服調整と休憩をして、まずは、水後山を目指します。所々、ズボッとはまるところはありますが、アイゼンは全く必要なし。稜線に出ると、右側に大きな雪庇が続きます。場所によっては、雪庇と夏道の左側に大きな裂け目がある所や、状態が悪く夏道が通れない場所等があり、大きくまいたり、足場に気をつけながら進みました。だんだん風が強くなる中、鎌ヶ峰まで行き、大日ヶ岳まで後3/1位の所で、進行方向に大きな穴と、左側の斜面にも亀裂が・・・・まくのも難しいとの判断で、下山する事に。途中、適当な場所を見つけて、スタンディングアックスビレーの練習を順番に行ました。雪上での支点の作り方と、確保の仕方を一通り確認して、実践をする予定でしたが、午後から天気が悪くなる予報だったので、実践は割愛して、予報通り、稜線上を横殴りの風と雪で、吹雪の中、下山となりました。春山の雪の状態の中、冬山並みの吹雪を体感でき、色々勉強になった山行でした。
朝、山は輝いていた! 裕T
予報では、「真冬並みの強い寒気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、標高の高いところでは雪となる所もある。」となっていました。目的地に近づく頃、空は晴天。朝日を浴びた山は、前夜降った雪でキラキラ輝き、とても綺麗でした。登り始めると、予報通り天候は目まぐるしく変わり、下山時には横殴りの吹雪となり、冷たかった。でも春です。ゲレンデに積もった昨夜の雪は下山時にはすっかり溶けてしまい、朝とは様相が一変。山の化粧も落ちてしまい、朝の輝きはありません。朝方にほんのひと時の輝きを見ることが出来ただけでも良かったです。こんなところにも春を感じることができました。途中撤退にはなりましたが、雪稜歩きにロープワークの練習もでき、有意義な山行でした。
記録
天候:くもり時々晴れ、雪
05:00 半田発
07:00 満天の湯駐車場着
07:15 準備、出発
08:15 ゴンドラ終点、衣服調節
09:00 水後山
09:30 風のない所で一本
09:45 発
10:00 鎌ヶ峰
10:10 ザイル準備し下方に降りてみるが、ここで撤退することに。
10:45 下山開始
10:55 鎌ヶ峰
11:25 水後山
11:30 途中でロープワーク練習
12:45 ゴンドラ終点
13:15 駐車場着
16:30 半田着