よろいだけ かぶとだけ こごやま
室生 鎧岳、 兜岳、 古行山
(893.9m) (920m) (952.7m)
<急登の上、後古光山頂上>
<古光山から鎧・兜を望む>
<背丈程のササの道>
「山行目的」岩峰、奇峰の山に登る。
「ルート」金強神社⇒峰坂峠⇒鎧岳⇒兜岳⇒金強神社
大峠⇒古光山⇒後古光山⇒長尾峠⇒大峠
「山行日」2014年4月14日(月)晴れ
「メンバー」 L:哲S SL:良I 他 3名
「記録」
5:00 阿久比町役場発
7:15 名張経て、金強神社林道終点着
7:40 峰坂峠(むねさかとうげ)
7:57−8:05 鎧岳、休憩
8:17 峰坂峠、兜岳に近づいていくと、フィックスロープがいっぱい付いている急登。
8:57−9:05 兜岳、休憩。目無地蔵の方から登って来た中年女性一人がのんびりと休憩している。曽爾の集落や山並みが良く見える。
9:35 金強神社林道終点着
*車にて移動する。
10:11 登山口(大峠、ふきあげ斎場)30分くらいは直登、半端でない急勾配をひたすら登る。その後、両側のきれた尾根を登る。
10:45 南峰着、アップダウンを繰り返す。
11:08−18 古光山々頂着、休憩。この後、フィックスロープの付いたすごい急勾配の下りとなる。
11:40 鞍部、フカタワ着。今度はすごい急勾配の登り。
11:58−12:05 後古光山(あとこごやま)山頂着、休憩
12:50 林道に下る。あとはのんびりと、
つくしを採りながら、みつえ高原牧場の中を歩く。(あの牛のソフトクリームが食べたいよー。)
13:50 大峠着
16:40 阿久比町役場着(清S記)
めちゃ ハードな山行 由K
今日の山行は、3つの山を登山するという私にとっては初めての山行だ。体力的にどうなのかと少し不安。
まずは、鎧岳に登る。体を慣らすのに良い感じだ。山頂から少し下った分岐から兜岳に向かう。ここからの急登が半端じゃない。結構足にくる。やっとの思いで山頂到着。展望が開けていて良い景色が望める。少し休憩をとり下山。
次は古光山に登る為、大峠まで車で移動する。直ぐに登山開始。しかし、登山を終了したと勘違いしたかのように足が重くて思うように上がらない。苦しいのに、滑りやすい登りが続いた。踏ん張れない!!調子を取り戻すのに時間がかかった。細い尾根を登っていく。結構な登りだ。展望が開け岩の上に出た。登山を終えたばかりの鎧岳と兜岳の姿が目の前に姿を現す。さっきまで、そこの山頂に自分が立っていたのだと思うと少し不思議な気持ちになる。
古光山山頂に到着。展望は良くない。かなり体が疲れていたが、Sさんからの差し入れのオレンジで生き返った。
今度は、後古光山に向かう。急坂が続きストックが邪魔になる。手で木につかまりながらの下りだ。それが終わると目の前に大きな岩壁の出現。思わず見上げた。上からは何本もロープが垂れ下がっている。木の根っこもロープのように露出していた。体力もかなり消耗していたが、それを見て何だか楽しくなってきた。「よーし、いくぞー!!!」必死に木の根っこをつかみ、よじ登った。さすがに、登りきった時には歩くのもおぼつかないぐらいフラフラだった。
ここで、楽しみにしていた清Sさん、お手製の桜餅をいただいた。凄く美味しい。元気が出る。
そこから一気に下り林道に出る。しだれ桜が満開だ。とても美しい。林道の脇には、つくしが出ていたので、皆でつくし取りを楽しんだ。春を満喫した良い山行だった。
皆さん、ありがとうございました。
きつかったアップダウン 哲S
古光山は、昨年12月中旬少し早い雪に見舞われ頂上直前で撤退となった山、この時は念願の曽爾高原、倶留尊山側の尾根から登った、今日は逆の尾根端、南峯側から登る事になる。
鎧岳・兜岳は曽爾村の集落と青蓮字川をはさんで古光山の北側に対峙する山、周辺は全て植林が進んでいるがこの二つの山だけが植林されず潅木の山として残っている、地形図に屏風岩・兜岩および鎧岩と書かれているとおり岩石の山だ。今回はこの二つの山に登り古光山に向かう、これで倶留尊山シリーズの終わりと言うのが計画の意図のようだ。
最初の鎧岳・兜岳、ひんやりして心地よい空気の中を出発したが朝一の仕事としては結構きつかった、短い急登を登り切って尾根に出て鎧岳へここまで45分位、そのあと尾根を登ったり下ったり、最後の急登を詰めて兜岳へ1時間、野焼きされたのだろう少し黒くなっている曽爾高原の茅場が遠くに見える、次に登る古光山を確認して駐車場へと急いだ。
古光山は、大峠680mから尾根(山腹)を直登して960mの南峰に向かう、この上りが半端ではなかった、雑木もササも無い、茅も枯れて手がかりにならない、丸裸の地肌は滑る、登山口には”ハイキングコース入口”の案内板があったが、これはハイキングコースじゃないだろうと思う程だった、ここから何回かのアップダウンを繰り返して古光山へ、さっき登った鎧岳・兜岳の姿、曽爾高原、倶留尊山を確認しながら一息入れた。古光山からの下り、12月ここまできたんだよなと撤退場所を確認、後古光山に向かった、後古光山から振り返って古光山を見返るこんなに急峻だったのだとさっきの上り返しの辛さがわかった。
後は長尾峠に向けてルンルンの下り、上りの苦労はすっかり吹き飛び久しぶり古光山から眺めた背丈程のササの径を歩いて林道へとたどり着いた。一コマ目、鎧岳・兜岳:2時間30分、二コマ目、古光山:3時間30分、厳しいアップダウンもあったが寒くもなし、熱くもなし、時に心地よい風に吹かれ楽しい雰囲気の中歩けたことを感謝したい。
綱頼みです 良I
ウヒョォ〜!固定ロープを頼るなって言われてもですね、頼らないとどうにもこうにもならない訳ですよ・・・。朝一で、鎧岳と兜岳に、ササッと登って下って、次に秋のリベンジで古光山に登るという計画。まず、「ササッと」という鎧と兜ですが、確かに時間は短いです。が、かなり「グイ〜ン」と登って下る山でした。そして車に乗って移動して、古光山の登山口へ。いきなり、一直線の登りです。どうやら私の体は、一山、登ったことで、「終わったぜぃ」と思ったらしく、「え〜っ!?これ、登るのか!!」と全身で拒否感いっぱいに表してきました。が、甘えは許されません。とは言え、この坂を自力で登るのは無理。神頼みならぬ、綱頼みです。分かっています、頼ってはいけないことは。でも、頼らないことには、一歩も上がれないほど、何の取っ掛かりもない、砂地のような急登なんです。許してください。古光山からは急激な下りの始まり。前回、後古光山から古光山を目指したので、ここの急斜面の具合は経験済みです。またもや、ちょいと綱頼み・・・。後古光山から先は、ちょっと冒険して楽しく藪漕ぎをし、桜、辛夷、ツツジに白いショウジョウバカマに、ヤマルリソウに、最後は土筆も採って、春山満喫の一日でした。
春らんまん♪ 佐枝M
古光山は去年の晩秋に凍った雪のために山頂直下で下山した山だった。十数年前に山頂に登っているのに、山頂を踏めなかったのが残念で春になったらまだ歩いた事の無い南峰からぐるりと周回しょうと決めていた。それが、この冬はいろいろあって、そして春になっても、なかなか自由にならず、やっと重い腰をあげて計画書を作り始めると、ついでにあの山この山もとてんこ盛り状態に。暫く山を休んでいたので、すっかり体力も筋肉も弱り、加齢の膝も痛いし大丈夫か?
心配は頭の隅をかすめるが、久しぶりの山は嬉しい。天気も良いし曽爾の山里は満開の桜や花桃で春爛漫!まずは鎧に兜をキューと登りキャーと下る。激登りに激下りの山は下りて眺めた方がいい山みたいだ。次は車で移動して大峠から古光山へと向かう。取り付きはここも激登り。粘土質の地面の登りなので、滑る〜滑る〜。雨でなくて良かったぁ。その後はちょっと岩登りで眺めの良いピークへ到着。
そして展望はイマイチで残念だがリベンジの山頂へ。あとは復習の激下りを堪能し、ショートカットで林道をてくてく歩く春の散歩道♪牧場の横で今年食べ損ねたツクシを摘みながら、のどかな、のどかな春を満喫した楽しい一日だった。