八ヶ岳 蓼科山 2,530m(春合宿トレーニング)
<日程>2014年4月20日
<目的>春合宿トレーニング(雪上歩行)
<ルート> 女神茶屋〜蓼科山往復
<メンバー>L:良I 他 3名
1週後ですけど 良子
最後のトレーニングは残雪の蓼科山。いきなり猛スピードで始まった。先頭を行く某氏は“フツー”と思っていらっしゃるようだが、「オイオイ。ちょっと待てぃ!」のスピードなのだ。で、リーダーの権限を振りかざし、「先頭、代わる!」ということで、事なきを得た、という感じ。
お天気が良くなくて、周りの景色も見えず、山頂に立っても、風に吹かれるだけなので、早々に退散。短時間の山行にも関わらず、こんなもんで許してもらおうと思ったのは、硬めの雪面で足が疲れたためなのか、ボッカもどきが効いたのか、単なる体力不足なのか、それとも気力の問題か・・・。合宿はすぐそこなのに、こんなんで大丈夫か!?
歩荷 聖S
合宿前最後のトレーニングで蓼科山に。今回は、一度も歩荷しなかったので、歩荷でチャレンジ。どんよりとした天気の中、進みます。直近で入った人の情報どおり、登り始めは雪が有ったり無かったり。雪と泥のミックス。そして、雪が滑りやすくて、途中でアイゼンを装着。久しぶりの歩荷に、足取りは重たく、着いて行くのに必死。
展望も全く無く、森林限界手前の長い急登は辛いだけ。“これぞ、トレーニング!!”と思いながら、頑張りました。森林限界を超えると岩稜帯になります。風が強くなり、岩にはほぼ雪がついておらず、他のメンバーがどんどん進む中、足を捻らないように、慎重にアイゼンを置きます。山頂に到着しても、展望はなし、風も強いので、さっさと下山しました。下りも、雪が滑りやすいため、行ける所までアイゼンを着けて歩行しました。今回は、ほぼ直登の長い急登あり。歩荷トレには最適でしたが、皆についていくのが精一杯。体力に不安を残す結果となりました。
いろんな景色を堪能! 裕T
朝からどんよりした天気にメンバーのテンションは上がらないまま、蓼科へ向かいました。途中、半田ではとっくに通り過ぎた桜前線に追いつき、高速道路からも満開の桜並木が見られました。これだけでも来てよかったなと思いました。
蓼科山は雪がしまって歩きやすいですが、ところどころ雪が溶けているし、頂上付近は岩場です。急な雪の斜面や岩場の登り下り、合宿の最後のトレーニングには良かったと思います。山からの景色はさっぱりでしたが、静かな冬山がまだあり、これはこれで気持ちのいいものです。また、たまたま行きに寄ったトイレの近くに蓼科大滝があるというので、帰りに寄ってみると、その近くに原生林と苔の森がありました。狭い範囲ですが、屋久島の雰囲気を感じられる場所です。いい場所を見つけラッキーでした。リーダーに感謝です。
桜、冬景色、苔の世界などいろんな景色を満喫した山行でした。もう少し近いといいのですが・・・。
滑る雪だけは 東洋K
春合宿をあと1週間後に控え今回は最終トレーニング。ほぼ毎週トレーニング山行には参加してきたましたがアイゼンは2月の定例山行以来つけていません。本番では間違いなくアイゼン歩行・岩場歩きがあるはずで少しでも今回で慣れておきたいところです。
当日の蓼科山はそういう意味で非常に助かりました。登り始めてすぐに凍った雪の斜面でアイゼンを装着し、そして山頂直下はひたすら急登で体力・気力共に鍛えられます。山頂付近は岩稜帯でアイゼン歩行での通過の技術のトレーニングになります。ただこの日は天候には恵まれず山頂での景色を楽しむことができず、風も強い為すぐに下山することに。ただ私はこの下山時の滑りやすい融けかけの雪道を降りていくのが非常に苦手で何度か足を滑らせ、尻もちをつきそうな場面も...
合宿本番ではもっとキツイ斜面で滑りやすい雪質を降りなければならないかもしれません。この恐怖心だけはなんとか克服したいところでしたが、もうあとは本番を残すのみ。あとは当日までケガの無いようにすごすだけですね。少し不安の残す結果となってしまいましたが、今回は最終トレーニングとして満足のいくものとなりました。
<記録>
4/20(土) 天候:曇り
4:30 阿久比 発
8:00 女神茶屋P 着
8:10 すずらん峠登山口より出発
8:50 斜面が凍っておりアイゼン着用
9:20 休憩(10分)、ここからは急登の斜面を進む
10:07 休憩(10分)
10:25 森林限界。衣服構成後山頂へ。
10:40 蓼科山山頂、曇っており視界は無い。すぐに下山
11:05 休憩(10分)
12:33 P着
17:00 阿久比着 解散<記録 東洋K>