豊田 南山ゲレンデ(登山学校)
<山行期間> 2014年5月11日(日)
<山行目的> 確保技術の習熟
< ルート > 南山ゲレンデ雄岩・雌岩
<メンバー> コーチ:洞井孝雄・板津彰伸、スタッフ:孝K、研修生:三郎O
受講生:征W・孝T・厚N
<記録>
5月11日(日)晴れ
6:30阿久比町役場出発
7:30南山着
8:00受講生とコーチ 各パーティに別れて実技訓練開始
12:00お昼
13:00実技訓練
15:00終了・後片付け
16:00帰路に付く <記録:征W>
遅い! 洞井 孝雄
5月11日に南山で登山学校の二回目の実技が行われた。当日は受講生14人、コーチ、AC、スタッフ、研修生など13人、計27人の大所帯。半田ファミリーからは、板津彰伸(C)、孝K(スタッフ)、三郎O(研修生)、私(C)、受講生として征W・孝T・厚Nが参加した。
この日は、以週間後に控えた三回目の実技(いよいよ御在所岳の藤内壁へいくのだ)を前に、ロープさばき、確保、バックアップを取っての懸垂下降など、第一回目で学んだことを復習して、ひとつひとつ確実にこなせるようにすることが、大きな狙いだった。
C、あるいはACに受講生を配して二、三名の登攀グループに分かれて、男岩、女岩それぞれの壁にとりついて、登下降を繰り返しながら、ロープの巻き戻し、セルフビレイ、中間支点の回収、終了点での確保、ロープを引き方、巻き方などについて、何度も反復練習をおこなった。天候は晴れ。朝から気温があがり、昼を挟んで上からの太陽の光と、温められた岩の熱で、暑い実技となったが、今回は、南山の岩場はほとんど愛知県連の貸切のような状態だったので、各パーティーとも7〜8本(ピッチ)くらいは登攀の練習ができたのではないかな、と思う。
自分のパーティーのメンバーに指示や注意をしながら、隣り合ったパーティーの受講生の動きなどにも目配りをしていると、まだまだ多くが「指示待ち」である。登ることに神経がいってしまって、自分が今、どのような状況にあるか、何を次にどのようにするかを考えて動くことがなかなかできない。さらに「遅い」。
「こりゃ、渋滞のモトになるかな…」次の藤内の実技を少し心配しながら帰って来た。
3.11からの岩場復帰!! 板津 彰伸
登山学校の南山のクライミングに行ってきました。2ケ月ぶりの岩場の感触を味わってきました。真剣に学ぼうとしている受講生の姿を見てほほえましく感じた。12年前の私の受講生の時よりもうまく登っているように感じるのは、単に私が年寄りになっているだけかも。
3月11日(労災事故)肋骨5本の骨折から医者からは全治2ケ月と言われて運動もせずに毎週土曜日は仕事で日曜日はパチンコ三昧の日々でした。
その間に自転車で知多半島一周を2回、10キロランニングを3回行ってもそれなりに胸の痛みも少なく我慢できたので運動してもいいものと思っていると、医者の説明では骨折は完全に戻るのが1年間かかるようで激しい運動は、自己責任だと脅かされました。運動後の体調は少し不安があるのが現状だ。
岩場は、いざ登ってみると体重も重くなっているがそれなりに登ることは問題なさそうだ。暖かすぎるほどの絶好の天候の中で受講生と一緒にまた昇ることが出来てほっとしています。また一緒に真剣に岩場に向いたいと感じています。
2回目 孝K
登山学校実技2回目は次回の前尾根デビューのために確保の反復練習。前尾根で手順を間違えるとすぐに事故に繋がるため南山で反復練習をくりかえし、動作を身体に覚えさせる。1回目からGWを挟んだため時間がたったが、みんな中々手順を覚えている。ただ、セルフビレイ忘れなどがあり自己安全のためには絶対忘れて欲しくない。次回の前尾根までに練習して確実に覚えてもらいたい。せっかくみんな練習しているので前尾根は雨だけは勘弁して欲しい。
雄より雌が恐し 三郎O
南山2回目の実習
朝一番は、いつもの雄岩へ1回通した後で、コーチから、「雌岩に行く?」の一言、ありがたい 去年の実習中は一度も雌岩には行って無いので、今回が初めて!雄岩よりも確かに難しそうだが・・・実際やってみると、面白かったです周りを見ると半田Fの受講生の人も頑張っていました。
不慣れな手つきながら、しっかりやっている姿に一安心です。去年の私もそうでした何度も何度も滑っていましたいよいよ来週は前尾根ですね頑張りましょうね。
自信持てない一日 厚N
セルフビレーから確保器装着、前回よりは完全ではないが一歩進んだような気持ち。リードがゆっくり上がって行く。右手をしっかりと握り、いざというときに「自分がしっかりと止めるんだ!」という緊張感。わたしなんかよりずっと不安なくやっているセカンドの受講生に教えていただきながらだった。次はわたしの番だ。足の置く位置が定まらず脚が震えてしまう。「膝を伸ばして!」の声にロープで繋がってはいてもひざが伸びない。無我夢中になり喉カラカラにビレイ点にたどり着く。
ザイルを振り分け 脇道から降りるがクライミングシューズでは下りづらく滑りやすい。何度も繰り返し上がるが 足の置く位置が定まらず立ち往生していると 3番手のHさんがわたしに追いつき「足を置く位置が定まってから手を。」と教えていただく。
ちょっとしたへこみが平らに見えるが「ここに足を置いて。」といわれるままに置くと、置けた!でも、まだまだ不十分、不安と恐怖。何回やっても慣れなく自信持てない一日が終わった。
角度とつま先に涙 孝T
実技の第2回目は実際に岩を登りながら手順を確実に覚えるという内容です。
「確実に覚える」です。中途半端な記憶ではなく、何のために、どのように行動するのかをきちんと理解していなければなりません。確保のATCのセット、下降のエイト環のセット、自分自身のハーネスのセットを完璧にしなければ、自分も相手も事故につながります。
先日、会の中でトレーニングの機会を頂けたので、実際の南山の岩を前に慌てることはありませんでした。
しかしながら、岩に取りくと自分のホールドでいっぱいいっぱいになってしまい、回収したヌンチャクを落下させてしまいました。幸い、人のいない辺りに落下しましたが、後続で登っていたら、と思うととても怖くなりました。
また、靴のつま先が時間とともに痛くなってしまい、岩に靴を押し当てると痛くてとても立っていられないほどになってしまいました。これでは次回の前尾根に影響しますので対策をしなければなりません。靴の再購入も考えております。
南山実技二回目 征W
次回からは前尾根です。ケガだけはしないようガンバリます。