六甲 麻耶山(702m)六甲山(931m)

 


 

<日程>

2014年 5月 17日

 

<山行目的>

六甲全山縦走

 

<ルート>

須磨浦公園P-菊水山-摩耶山-六甲山-

岩倉山-宝塚荘

 

<メンバー>

L 一則O

SL 東洋太郎K

 車 洋介S

記録 優子S

 

<記録>

2:00知多信図書館前支店発

4:45須磨公園P着

5:00須磨公園発 

5:25旗振山通過

6:12栂尾山着(10分休憩)

6:35須磨アルプス、馬の背通過

7:54荒熊神社着(10分休憩)

8:55高取山を過ぎ、ヒヨドリゴエへ

(10分休憩)

9:35菊水山手前、ベンチで休憩。(10分)

10:03 5分休憩

      天王吊り橋通過、少し揺れる

10:52 鍋蓋山

11:38  一ケ原、桜茶屋(10分休憩)

    自動販売機で水分補充

    稲妻坂、天狗坂に備える

12:30天狗坂途中(8分休憩)

13:20 麻耶山着 

     残念ながらSさんがロープウェー

     で下山

14:30YMCA通過、15分休憩

      売店で氷菓子を食べる

15:45  ゴルフ場通過、8分休憩

16:53  船坂峠 10分休憩

18:15  塩尾寺 10分休憩

18:55  宝塚着。ゴール!!

 

目標達成!

       一則O

 昨秋11月に2日間で、全山縦走した六甲山。その直後に、「次回は、2日で往復」という話しになった。「2日で往復」はともかく、自分としては1日で縦走を目標とした。当初、3月末の予定であったが、参加予定のみなさんの都合や体調の関係で、5月17日となった。

 約13時間半の行動で、日が明るいうちにゴールすることを考えると遅くとも朝5時にはスタート地点の須磨公園を出発しなければならない。そうなると半田を出るのは真夜中の2時だ。

 当日の天気は晴れ。予定どおり須磨公園を5時前に出発。前半はアップダウンが続く道を行く。2時間弱歩くと「須磨アルプス」といわれる花崗岩の岩尾根が出てくる。ここが前半のメインかも?ただ、通過するのに約15分と短い。あとは、おもしろ味の少ない整備された登山道と街中の舗装路をひたすら歩く。高取山〜菊水山〜鍋蓋山〜摩耶山へと前半のキツいアップダウンが続く。やっと、中間点である摩耶山・掬星台(須磨公園から約28km)に着いたのが、13時過ぎ。そこまで8時間以上も要している。ここで、鈴木さんが体調不良のため、リタイヤすることとなる。六甲山ではバスやロープウエイを利用すれば神戸市内まですぐに降りられるので、エスケープするのには都合がよい。

 ここから Kくん、Sさん、わたしの3人でゴールの宝塚を目指す。

 摩耶山からのルートは、登りが少しあるだけで下りが多く、前半よりも楽ではある。ただ、疲労がかなりたまってくるので、少しの登りが結構キツくなってくる。

 日本初のゴルフ場、神戸ゴルフクラブの脇を通り、六甲ガーデンテラスで神戸の街を見下ろす余裕もなくただひたすら歩く。

 六甲の最高峰は時間がないのでパスして、ゴールへむかう。船坂峠着16時50分、休憩。残りあと10km。なんとか明るいうちに塩尾寺まで一気に下りたい。そこまで行けばあとは舗装路になるので、暗くなっても心配はいらない。1時間15分で塩尾寺へ着。ここからゴールまでは3km。ゆっくり行っても40分でゴールできる。ゴールはホテル若水の前の公園。18時55分到着。

 歩行距離約54km、行動時間14時間。なんとか目標達成できた。留守宅には事前に、下山が20時近くになるかもと連絡してはあったが心配しているといけないので、早速下山報告を済ませる。鈴木さんも15時半頃無事ホテルに着いて、先にくつろいでいるとのこと。

 今夜のホテル、三宮まで電車で移動。汗を流し、宿のすぐ隣の居酒屋でカンパイ。翌日は、六甲山に車で登って、昨日飛ばした六甲最高峰へ寄り、有馬温泉街を散策、「金の湯」で日帰り入浴をし、半田へ。

 宿の予約、会計など渉外全般をまかせっきりにした小井戸くんはじめ、みなさんにはお世話になりました。ありがとうございました。次は、何にチャレンジしましょうか。

 

念願の1日での縦走

東洋太郎K

 どうしても晴れて欲しい山はみごとに晴れた!去年11月に続いて2回目の六甲全山縦走。前回は2日に分けましたが今回は1日での縦走を目指し出発は5時としました。特徴的なのは前半の市街地を歩くところ。すれ違う人たちに「縦走ですか?頑張って!」と声を掛けられたり普段の山では味わえないものです。

 鵯越の駅を過ぎると市街地とはお別れで急登の菊水山を始めアップダウンの連続で一気に疲労します。摩耶山へ着いたところで鈴木さんが残念ながらリタイヤとなってしまいましたが(ケーブルで下山)なんとか残りの3人で最後まで歩き、宝塚の駅が見えたときは「やっと着いた」と感動しました!とくに塩尾寺までは山の中を歩くことになりますので「ここまでは明るいうちに到達したい」と後半はハイペースで下山し着いたところでみんな一安心。宝塚から電車に乗るころには真っ暗になってたので本当にギリギリだったようです...

 今回で六甲全縦はクリアできました。ロングトレイルはまだまだ色々なコースがあり次はどこに行こうかと考えてしまいます。まずは体力・経験を積んで行ける山の幅を広げていくことですかね。

 最後になりますが、メンバーの皆さま今回は楽しい山行をありがとうございました。本当に充実した1日でした。

 

残念ながら

洋介S

 六甲全縦走に小栗さん、小井戸さん、菅沼さんの4名で行ってきました。昨年は2日かけてでしたが、今年は1日で歩き通すという計画でした。残念ながら鈴木ひとりだけ須磨山で断念し、バスにて下山しました。同行の皆様、ご心配とご迷惑をお掛けしました。昨年はそれほどきついと思わなかった稲妻・天狗坂が本当につらかった。胃液が戻るほどの状態でした。ここで思い出したのが、昨年の登山学校の講義「体力トレーニング論」での講師の一言、体力の低下は釣瓶落としのごとくでした。体力の維持向上を目指すことと、無理せず自分のペースを維持することなど今後への反省点としたい。

皆様今後もよろしくお願いします。

 

余分に必要なのは気力!

優子S

参加の決め手は掛川マラソンの完走でした。このコースは、勾配が結構きつく途中で歩いてしまい「なんで私はこんなつらいことを自分から選んでしまったんだろう」と思いました。でも充実感、満足感、達成

感を充分に味わうことができました。一緒に掛川マラソンを走った六甲経験者Оさん、Tさんに「六甲と掛川とどっちが大変ですか」と聞くと「ん〜、同じくらいかなぁ。六甲は長時間だから最後は気力で歩くという感じ」という回答をいただき、六甲全縦走に参加表明したのです。

 それからは意識的にトレーニングをしました。前日はかなり興奮していたようで、寝つきも悪く、熱っぽく、冷えピタをして布団に入りました。

 そして当日、睡眠時間は少なかったにもかかわらず、体調はすごくよかったです。朝5時にスタートし、メインイベントの須磨アルプスはあっという間に終わってしまい、頂上をカットした山もあり…。団地の中も歩き、もちろん上り下りを繰り返し、ぶら下がっている毛虫を避けながら…。

夜7時まで歩き続けました。でも今回は私の苦手な下りが、とっても楽しかったのです。Kさんがすごく軽やかに楽しそうに下るので、後ろについていた私はそれを見本に跳びはねるように走りました。久しぶりにストックも始終使いました。おかげで疲れも軽減されたと思います。14時間行動しましたが、思えばあっという間で、ラスト2時間は日暮れが気にかかっており、ホントに頑張りました。「前に前に前に…」進み続け、今も楽しかったことだけが思いおこされます。メンバーのみなさまのおかげで歩き通すことができました。計画から準備、山行、翌日の行動、帰宅まで、あわせて感謝いたします。

翌日、山行中には踏まなかった六甲山の頂上に徒歩5分で到達しました。観光気分の服装で4人揃って記念写真を撮りました。妙な写真になったので残念ながら山行記録には載せられないようです。