<日程>

2014年 6月23日

 

 

<山行目的>

伝説のある地を花を愛でながら歩く。

<ルート>

池ノ又林道終点(夜叉ケ池登山口)〜夜叉ケ池〜三周ケ岳 ピストン

<メンバー>

L 佐枝子M

SL 信雄B

 車 圭音留H

会計 由美K

記録 優子S

   <記録>

5:00  阿久比町役場発 大垣西ICで下りる。

      登山口までに道の駅が2ヶ所あります。

7:20  夜叉ケ池登山口着

7:57 登山口発。

8:58 幽玄の滝。休憩(10分)

        写真撮影などをして、リラックス。

昇龍の滝、夜叉壁、山肌に咲くたくさんのニッコウキスゲが美しい。

 9:55  夜叉ケ池通過。

      岩の上を歩き夜叉ケ池山へ。山頂では休憩せず、引き返す。

10:10  夜叉ケ池のほとりにて休憩(20分)

         池の周りの木々にはモリアオガエルの卵がたくさんぶらさがっていた。

10:28 三周ケ岳へ。ひたすら藪こぎ。背丈以上もあり、道はあるが足元が見えない状態。

11:48  三周ケ岳着(20分休憩)展望なし。

13:14  夜叉ケ池着(15分休憩)

      トラノオ、アザミ、ニッコウキスゲのお花畑の前で…。  

13:55  幽玄の滝(10分休憩)

14:48  登山口着

                     (記録:優子S)

やられちゃったあ

                   佐枝子M

 豊かな自然の残る夜叉が池は、何度来ても裏切らない。ただ昔は無かった監視カメラ?と池はロープで囲まれ岸辺には降りられなくなったこと、祠が基礎部分しか無かったことが気になったが、人気の山だもの仕方ないか。こうして守られているのでモリアオガエルも安心して卵が産めるんだから。今回は登山道でオモチャ?と思わず言ってしまったペッちゃんこになった大きな黄緑色のカエルを見つけた。気絶していただけなのか、するする膨らむと立体的になり木立の中へ転がりながら逃げて行った。モリアオガエルのメスだった。お花も綺麗だったし、藪漕ぎも楽しんで満足、満足で下山したら、あれ?これって!?あ〜あ、やられちゃったよ!視界が狭い!奥美濃名物?虫だあ〜!ヘコむ気持ちに反し目の下は膨らんで最悪だあ。あさってはマダム達?と名古屋でフランス料理なのにぃ〜〜〜。

 

奥深い自然を満喫!

                     信雄B

 一度は登りたかった夜叉ケ池。学生時代奥美濃をホームグラウンドとしていたが、登っていないのが夜叉ケ池と冠山。スサノオ伝説に似た物語を持つ山。当日は晴れの予報も登山口到着時点では霧雨。カッパを着用しようか?と迷ったが着用なしで出発。登山道は大変整備されており、また途中には小アジサイ、クジャクシバ等の草花が多数あり目を楽しませてくれた。幽玄の滝、昇龍の滝を過ぎた頃、夜叉ケ壁側には黄色いニッコウキスゲが一面咲き乱れていた。夜叉ケ池まで500m地点を過ぎると岩場が出てきた。標高は低いのに本格的な岩場で夜叉ケ壁と合わせてみると北アルプスにもひけをとらない景色だ。ようやく三周ケ岳分岐に到着。夜叉ケ池を右手に見ながら一路夜叉ケ池山をめざす。結構急登。そして、藪・笹の中へ。前夜の雨のためたっぷり水を含んでいる笹。また防水処理をしていないズボン。しまった、カッパを着用すべきだった。気づいた時はすでに遅く、ズボンはビタビタ。下山後、夜叉ケ池散策。サンショウウオの子供が沢山泳いでいる。ゲンゴロウだろうか池の川面に淡い波が立っている。自然一杯の池でした。しばらく散策の後、三周ケ岳に向かった。いきなり藪・笹、しかも背が高い。かき分けかき分け、かすかな隙間から見える道を歩む。学生時代、藪漕ぎのために鉈を腰につけて歩いたことを思い出した。途中見晴らしは少ないものの突然本格的な岩稜が現れたり結構楽しめるルートでした。三周ケ岳頂上で白山が見れるとの事前情報も、曇りのため残念ながら見れず、再び藪・笹の中へあゆみ下山した。今回の山行で久しぶりに奥美濃という奥深い自然に触れ、自然の偉大さを改めて感じました。反省は前夜の雨で藪・笹が濡れている、結果どうなるかを想定していなかったこと。今回は気温が高く、風もなかったので濡れても影響がありませんでしたが、もしもっと気温が低く、さらに風が出ていたら、と考えると、もっと慎重に対処しなければと思いました。

 

花・岩・池・滝・笹etc

             圭音留H

登り始めは、ハイキング程度の歩きやすく、道もしっかりしていました。途中、滝があったり、三周ケ岳を見上げると岩肌にニッコウキスゲが、一面に咲いていたりして、楽しく登って行きました。夜叉ケ池近くになると、岩場になり、雨上がりなので岩が滑りやすく、土がベトベトで慎重に登りました。稜線に着くと、ニッコウキスゲ、アザミ、イブキトラノオなどが一面に咲いていました。

夜叉ケ池の周りの木に白くて大きなかたまりがあり、モリアオガエルの卵と教えていただきました。池には、サンショウウオが泳いでいたと喜びましたが、たぶんあれはイモリだと思います。

三周ケ岳に向います。モリアオガエルに出会いました。登山道は、背丈もある笹や、木が斜めになっていて、とても歩きにくかったです。

山頂は、お天気が曇りなので、景色は全然見えなかったのは残念でした。

ササユリも可憐に咲いていました。神社は残念ながら無くなっていましたが、楽しい山行でした。

 

一か月半ぶりの山行!!

                  由美K

何だか忙しい日々が続き、なかなか山行できずにいた。おまけに膝の調子もいまいちだ。そんな中、久しぶりに夜叉ケ池、三周ケ岳の登山に行けることになった。体力的に不安。でも山に入ると緑の木々、土の匂い、鳥のさえずり、沢の音、そうそう、こんな感じ!!一気にテンションが上がる。

初めは登山と言うよりハイキングみたいで私にとっては好都合。コアジサイやヤマボウシが咲く道を進み、幽玄の滝で休憩。ここは夜叉姫が身を清めたとされる滝である。・・・何故か自分も濡れた石で滑り片足を清めてしまった。加藤さんを龍神にお供えするから夜叉ヶ池に置いていこうかとジョークが飛ぶ。

その後、景気が変わり、夜叉壁が出現する。凄い存在感!!荒々しい岩肌にニッコウキスゲの黄色が映える。ロープありの急斜面の岩登りとなる。楽しくなってきたぞー!!岩肌が濡れていて滑りやすいので注意して登る。登り終えると、そこにはお花畑のような光景が広がる。ニッコウキスゲの黄色、伊吹トラノオの白色、ノアザミの紫色のコラボに感動!!それのうえ、夜叉ヶ池の周りの木には白い花が咲き乱れていた・・・と思いきやモリアオガエルの卵だって!!初めて見た。この池は干ばつで困っていた村の人々の為に龍神の妻になったという夜叉姫が住むという・・・山々が映し出される池はなんとも神秘的な感じがした。

 次に目指した三周ヶ岳は凄い藪の山。背丈ほどある笹を、かき分けて登る。笹に押し戻され体力を使う。登山道も見づらく、しかも笹に付いた水滴で服がベタベタになってしまい山頂では肌寒かった。足もパンパンだ。下山時、さすがにペースダウンしてしまった。もっと体力をつけないと・・・。

今日は天気にも恵まれ、バラエティーに富んだ花々の美しい夜叉ヶ池に山行できたことに大満足!!

皆さんありがとうございました。

 

モウセンゴケを見たっ!

                       優子S

 「夜叉ケ池」の存在を知らなかった私ですが、調べていくうちにとても魅力を感じました。明治から昭和にかけて活躍した泉鏡花が夜叉ケ池伝説を題材にして戯曲「夜叉ケ池」を執筆して、舞台や映画にもなっていること、絶滅危惧種とされているヤシャゲンゴロウが生息しているということ、低山でありながら亜高山植物が豊富であることなど。モリアオガエルの卵もずっと見

てみたいと思っていたし、思いがけず食虫植物のモウセンゴケを見たときには、本当に感激し、山肌一面に咲くニッコウキスゲ目にした時には、ここはアルプス?という感じで心はウキウキでした。

山には、標高が高い山、経験が豊富でないと危険な山、体力勝負の山、100名山、低山…といろいろありますが、偏ることなく様々な山に行ってみたいと思います。そして経験をつんで余裕ができたら、もう少し周りの植物、生物、地形など五感をフル回転させて、じっくりと楽しみたいです。