八丈島 八丈富士(854m)・三原山 (701m)
日程:2014年7月16日(水)
目的:ヤコウダケ・サクユリを見る
ルート:八丈富士・550P〜三角点往復
三原山・ 役場P〜山頂往復
<メンバー>
L=清子S SL=佐枝子M 記録=きよ子I 会計=さつきI その他1名
<記録>
7月16日(水)
三原山
8:400 役場P発
9:30 1本
9:50 山頂
10:00 山頂発
11:05 役場P
八丈富士
12:35 550P発
13:40 八丈富士
14:47 浅間神社
15:25 550P (きよ子I 記)
八丈島の山は 何時もガスの中
清子S
三原山へは、電波塔管理道だから、尾根まで階段が続く。残念ながら見えるはずの八丈富士や八丈小島は見えない。八丈富士の方は溶岩で出来た階段、ただし歩きづらいので、すぐ横にコンクリートの平らな坂道が作ってあった。お鉢めぐりは中々手ごわく一面にイヌツゲ、所々の亀裂で歩きづらかった。やっぱり、ガスの中で火口の中も周りの景色も見えず、長く感じられた。一瞬の雲の流れで、眼下に広がるきれいな海が見えた時は大歓声。ガクアジサイがいたるところに咲いていて、とてもきれいだった。玉アジサイもあり、カキランがいっぱいあったのも嬉しかった。何より八丈富士が本当の富士山のように、大きく美しく見えて、飛行機から初めて見た時、余りにも大きく立派に見えて、本当にびっくりした。中々登る事が出来ない二つの山に登れたのは幸運だった。
何より、山の記憶が何処かへいってしまうほど、おいしいものをいっぱい食べ、飲み、踊り、観光を楽しんで、これでもかというくらい満喫した山行、旅行でした。満足、満足。(*^。^*) 二つの山の間に空港があって、山はいつもガスの中なので、羽田を発つ時、一回は欠航で、あとは島から引き返す事もあります。の注釈付きというくらい。ちなみに、快晴は年間9日という事。実際晴れているのにね。面白いハナシ満載の旅でした。
島の山へ
佐枝子M
遥か昔、むかしの40年近く前に八丈島に行った事があった。記憶はおぼろで黒い海岸と裾野を引く八丈富士がきれいな島という印象だった。時が流れ興味の対象が変われば山もある、光るキノコのグリーンペペ、カサブランカの親のサクユリも咲く島と知れば、行くしかないでしょ!が、なんせ遠い。その昔は、名古屋から八丈島行の飛行機が飛んでいて1泊2日でお手軽に行くことができた。
今は東京からしか飛行機が飛んで無いのだ。
目一杯楽しもうと思って、早朝発の便の為に夜行バスに乗って出かけた。天気は良いし何の疑いも無く羽田空港に着いたら、ガーン!欠航ですって!・・・最終便に振り替えたがこれもまだ飛ぶか確定してないとのこと。空港で待っていても仕方ないので、築地でお寿司を食べ映画を観に行くことにした。
最終便は無事飛び、やっと島に到着できた。八丈富士も三原山も頭はすっぽり雲の中。標高以上にでかく見える。宿に入る前にまずは温泉、温泉。そして、グリーンペペ!同じく探していた親子とそれらしき所を探したが見つからなかった。がっかりしたが、その後行った島料理屋さんが美味しかったので慰められた。翌日は天気はいいのにやっぱり、山は頭は雲の中だ。まずは三原山に登る。あまり人が入ってないようで、一部は背丈以上の藪漕ぎで山頂へ。露払いのトップだったので全身ずぶぬれになってしまった。展望はきかなかったが、ハチジョウサンキライの青い実がいっぱいあった。下山して島寿司を買い、次は八丈富士へ。標高550mから登って行く。標高は低いのに高山の雰囲気で、ハチジョウショウマ、カキランの花が群生して綺麗だ。そして虫もリュウキュウツヤハナムグリ、ハチジョウルリボシカミキリとてんこ盛り!お鉢めぐりルートは草原を歩いているようで気持ちがいいが、ところどころ裂け目があったり穴が開いていたりで神経を使う。ガスが一瞬切れ、覗いて見えた景色は見た事の無い青の世界で思わず歓声があがった。遮るものが無い山なので、暑さでバテテしまう事を考えればこれで良かったとも思えた。
サクユリも沢山ではないが見られたし、グリーンペペも植物園だが見たし、美味しい島料理に山と温泉、観光と笑い声の絶えない楽しい山旅だった。次はどこの島へ行こうか?
東京の山に登って
さつきI
初めての夜行バス、初めての東京、天気良いのに不思議な欠航、でもこれは島について良く解った。夕方の便に変えて八丈到着、亜熱帯湿度が体にこたえる。山がきれいな形をしているが雲がかかっている。頂上や中程や、雲がいつもある。頂上が見えないが、頂上に自分を立せて絵にしてみた、顔がほころぶ。
次の日、三原山から登る。 東電の手がはいて道が整備されているが、草はそのまま、ずぶぬれになってしまった。頂上何も見えないエンド、次は八丈富士へ。これもコンクリートで足に優しく登りやすい。途中色々な植物を見ながら、やがてお鉢めぐり、これは又草の中足元には時々穴があり、足元注意、見えない分長い長いまして人一人いない、気持ちわるいくらいいるのは固有種のリュウキュウツヤハナムグリ。
時々少々見える火口は、樹木におおわれ、入ったら出られないくらいだ、火口の年月をものがったている。一度だけ雲が取れ、カーテンがあいた、素晴らしかった。まあ これでよしとしょう、固有種もいっぱいあり大切にしてほしい。