阿弥陀岳・赤岳・硫黄岳
7月19日(土)・20日(日)
山域 南八ヶ岳
目的 夏合宿トレーニング
天候 曇りのち雨
ルート
美濃戸山荘P〜南沢〜行者小屋〜阿弥陀岳〜行者小屋(泊) 行者小屋〜赤岳鉱泉〜硫黄岳〜横岳〜赤岳〜行者小屋〜北沢〜美濃戸山荘P
メンバー(9名)
CL:一則O L:良子I SL:志貴子I SL:聖子S 記録:孝枝T
会計:伸子S 医療:洋介S 食坦:裕子S 食坦:幸江N
1日目
4:00 半田アイプラザ発
7:43 美濃戸 やまのこP着
8:00 登山口発(のち2回休憩)
11:10 行者小屋テント場着、テント設営実習
11:40 阿弥陀岳に向かい出発
12:18 分岐(コル)
12:55 阿弥陀岳山頂(休憩)
13:40 分岐(コル)雨が降り出す
14:30 行者小屋着(泊)
2日目
4:30 行者小屋出発
4:50 赤岳鉱泉通過(のち1回休憩)
6:30 赤岩の頭
6:52 硫黄岳山頂
8:20 横岳山頂 (休憩)
9:30 地蔵の頭
9:35 展望荘 (休憩)
10:00 赤岳山頂
12:00 行者小屋着、テント撤収
13:00 赤岳鉱泉通過(のち休憩)雨が降り出す
14:40 やまのこP美濃戸着 帰路
10数年ぶりのテント泊
一則O
夏合宿のTRとしてのテント泊山行。
テント泊山行としては、おそらく10数年ぶりだろう。当然、日帰り山行より荷物は多くなるし、重くなる。ザックも50L以上のものは必要だ。久しぶりに55Lのザックを出して、パッキング。共同食は入ってないが、余裕でパッキングができた。
行先もこれまた10数年ぶりの南八ヶ岳。
CLとして、天候によっては1日予定をずらすことも視野に入れ、R子ちゃんやY子さんから情報や助言をもらい、最終的に予定どおりの日程にした。
美濃戸口から舗装されてないオフロード的な道を4WDの威力を存分に発揮して、赤岳山荘の駐車場まで入る。南沢を行者小屋まで3時間弱。
夏休みに入ってはじめの連休。テン場はすでに半分くらい埋まっている。テントを設営して早速阿弥陀へ。天気は曇りで展望は開けないが、雨はまだ降らない。1時間ほどでコルに到着。梯子や鎖場を登り阿弥陀山頂まで約30分。山頂ではIさんが丸ごと担ぎあげたスイカを切って食べる。水分補給にグッド。いつ降り出してもおかしくないので早々に下山しテン場へ。テン場へ着いてまもなくすると雨が降り出す。雨脚が強くなり、夕食は各テントでとることに。明日の出発は4時半とする。テント生活も10数年ぶりだったが、イビキが大きかったことを除いて、みなさんに迷惑をかけずにすんだようだ。
2日目。雨はあがり、何とかもちそうな天気だ。予定通り4時半に出発。赤岳鉱泉まで一旦下り、硫黄へ。Bパーティーとの間隔が少しずつ広がり、硫黄山頂にて八ヶ岳の大パノラマを満喫しながら約15分待つことになる。次の待合わせを確認して、先に出発することに。横岳周辺は、岩場の連続で鎖場や梯子を慎重につたって赤岳天望荘を目指す。天望荘からは主峰赤岳を一気に登る。約30分で山頂に到着。あいにくガスがかかっていて、展望はひらけなかったが、雨に降られなくてよしとせねば。
山頂でBパーティーと合流し、文三郎道をテン場へ。正午ちょっと前、テン場到着。少し休憩後、テント撤収。北沢をまわって駐車場へ。最後の40分ばかりの林道歩きは堪えたが、14時半過ぎ無事到着。赤岳鉱泉を過ぎた頃、雨が降ってきたので、カッパを着たが、それも途中で止んで、何とか天候には恵まれた2日間だった。
初日、高度順応がうまくできないメンバー、2日目、体力的にたいへんだったメンバーもいたようだが、おおむね初期の目的、テント泊TRは達成できたのではないだろうか。あとは、本番を待つのみ。
合宿メンバーで
志貴子I
合宿メンバーでお互いを理解しながら歩きたいなと思い組んでくださった山行。天気がいまいちだったが八ヶ岳の縦走に出発。
美濃戸から南沢を行者小屋(本日のテント場)に向けて合宿と同じほどの荷を背負って歩く3時間程度だが久しぶりの負荷で肩に堪える行者小屋に着いてテント設営の時はここでゆっくりしたいと思ったがテント分だけ軽くして阿弥陀岳へ、空を気にしながら
山頂に着いたときは歩けたと思った。水分補給(スイカ)をして下山。テント場に着くと雷、雨の襲来ラッキーだった皆さんの行い良なり翌日も天気の予報があまり良くないのでベーシックで硫黄岳から赤岳までの縦走。
赤岳鉱泉から赤岩の頭までが長く感じられきつかった、後は岩、花に癒されつつ赤岳の山頂へ着いてしまった。文三郎からの階段をイヤダイヤダと思いながら下りテント場に到着。
テント撤収後又重い荷物を背負って北沢を下り駐車場へ林道の長いのがイヤでした。
合宿メンバーのいろんな面を知ることが出来今回の山行は有意義でした。又自分は3日間重い荷物を背負って歩き通せるか不安が起きてしまいましたが・・・
良い訓練ができました
洋介S
八ヶ岳に行ってきました。目的は夏合宿のトレーニングです。岩稜帯での行動、テント生活の習得、パーティ行動の確認です。天候は冷たい寒気が入り込み不安定、雨・雷を心配しながらの山行でした。
1日目は美濃戸山荘−南沢―行者小屋(テント張り)−阿弥陀ピストン、行者小屋でテント泊。2日目は行者小屋−赤石鉱泉−硫黄岳−横岳−赤岳−行者小屋−赤石鉱泉−北沢−美濃戸山荘のルートでした。阿弥陀岳、横岳、赤岳ともに山頂への最後の登りは岩稜で、久しぶりの岩の登下降に緊張しました。足場や手がかりを探し慌てずにゆっくりと進みました。テントは冬合宿以来で張り方、テント内での生活・行動など再確認することができました。パーティ行動については、他パーティやツアーの方達も多くすれ違い時の声掛けなど良い訓練となりました。
一時雨で合羽を着けることはありましたが、総じて涼しく行動しやすかった。梅雨もあけ、合宿本番は暑いかな。
お花畑
聖子S
夏合宿の最終トレーニングで南八ヶ岳でテント泊をしてきました。当初、天候が心配されましたが、メンバー皆の日ごろの心がけが良いおかげでしょう。何とか、2日間の行程を予定通り終えることが出来ました。
1日目は、まず行者小屋まで目指します。久しぶりのテント泊で、共同装備はスイカ。収まりが悪いスイカと重い荷物で、足取りは重く、休憩が終わる度に持ち上げるザックの重さにタメ息が出ました。行者小屋でテントを張り、スイカをデポしたら、阿弥陀岳を目指します。中岳のコルから阿弥陀岳までは岩稜帯が続きますが、南八ヶ岳特有のもろい岩の為、一歩一歩、一手一手が慎重になります。何とか阿弥陀岳山頂にたどり着き、石黒さんが背負ってきてくれたスイカを食べました。やっぱり、山で食べるスイカは絶品です!!雲行きも怪しいので、早々に切り上げで下山。中岳のコルから樹林帯に向けて下る時に、ゴロゴロと雷が・・・パラパラと雨も降り出したので、カッパの上を着て、いっきに行者まで下山しました。行者に着く頃には雨もやみ、テン場でまたまたスイカを頬張りました。
2日目は、硫黄岳〜赤岳までお花畑を満喫しながら、横岳〜赤岳までのルートは危険箇所も多く、緊張しながら進みました。2日目は、ほとんど先頭を歩かせてもらいましたが、他事に気をとられると、ルートを見誤りそうになり、裕子さんに指摘してもらいました。まだまだルート探しが苦手で、“あっちにすればよかった”という事もしばしば・・・まだまだ勉強が必要だと実感させられました。
色々ありましたが、とり合えず、2日間歩き徹せたので、夏合宿に向けて、少し自信に繋がったかな。と思いました。
最終トレーニング
良子I
7月は定例山行も中止となり、個人山行も天候不順で中止になったりで、ここ数年、毎回、「合宿前のトレーニングが不足しているなあ」と思っていましたが、今回ほどではなかったような・・・。なので、この最終トレーニングは、とても貴重なものになりました。天気が不安定でヤキモキしましたが、すべての行程をこなすことができ、テント生活も含め、充実したトレーニングになったと思います。参加者は合宿メンバーの半分の9名でしたが、9名がまとまってトレーニングでき、お互いに他のメンバーの事を知り得たことが、大きな収穫でした。良い合宿にしたいと思います。
初めての八ヶ岳
幸江N
夏合宿テント泊トレーニングで八ヶ岳に行きました。八ヶ岳はよく聞く名前でしたが、行くのは初めて、とても楽しみでした。
美濃戸山荘Pに到着し、車から降りたら、じんわりと頭が痛い。これが高度障害なのかと少し不安になりましたが、瑞々しい緑の中を歩いていると、それを忘れさせてくれます。行者小屋でテントを張り、荷物を軽くして阿弥陀岳へ。急な岩場は思ったほど怖くはなく、むしろドキドキ、ワクワクしながら登ったり、下ったり、「岩稜歩きは面白い!」と思えたのは収穫でした。
テント生活は、春合宿以来だったので、中々要領よくできず、食坦も先輩方に助けられながら行いました。夕食の献立は、野菜炒め、焼肉、焼きそばととても豪華。楽しくおしゃべりして、早々に就寝しました。
2日目早々、目覚ましを間違えて1時間も早くセットしてけたたましく鳴り出し、同じテントのみなさまの貴重な睡眠時間を邪魔してしまい、ご迷惑をおかけしました。
前日の頭痛も治って、体調は万全となり、荷物を軽くして、硫黄岳〜横岳〜赤岳を目指します。くさり、梯子がたくさんあり、緊張感を持って、慎重に1歩ずつ確実に進んでいたつもりでしたが、1〜2回ずり落ちそうになり、自分の力を過信してはいけないと思いました。行者小屋からの下山途中も、雨で濡れた岩で滑って転んで、こめかみあたりを強打して、大したことはありませんでしたが、気を引き締めないと大けがをしかねないと肝に銘じました。
出発前から天気が心配でしたが、2日間雨に降られそうで殆ど降られることもなく、計画通り全行程を歩くことができ、目的だった高所順応と岩稜歩きも果たせました。この山行を本番の合宿に繋げたいです。
違って見えた
孝枝T
会に入るずっと前、8年程前にツアー登山で赤岳に登った事があります。すべてお膳立てされた「お客様」な登山で、その時は赤岳鉱泉で晩御飯にビーフシチューと秋刀魚を食べ、鉱泉で汗を流して、個室のふかふかの布団で寝てから赤岳に登りました。今となっては懐かしく思いながら、なんと自主性のない、ぞろぞろ付いていくだけの登山だったのだろうと思います。
今回は合宿前トレーニング、久振りの高度のある山でしたので、しっかり歩く事を目標にしました。硫黄岳の稜線に出て、久しぶりの尾根を越える風の気持ち良さを感じながら、横岳、赤岳を目指して楽しく歩けました。たくさんの登山者と行きかいながら、この稜線の細い登山道の中で雷にあったらどうなるのだろうかと考えて、自分では想像できないことに気が付きました。
今回の合宿は気象班でしたので、梅雨明けからの天気と雷について調べていました。当日の予報でも雷との記載。
遠雷が聞こえたら、雷の手中にいるも同じとのこと。上空からどこにたまった電気を放出できるか狙っている。雲に空に、自然のエネルギーに畏敬の念を感じました。